森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

物の魂を信じてる? <その1>

2006-02-18 18:07:46 | 思いつくまま
この前子供が、
「電子レンジが火を噴いた夢を見た。」と言ってきた。
ふーん、それって君の願望じゃないの?
「あ~、そうさ。今時、冷凍スパゲティがちゃんと調理出来ない電子レンジってあるか。」
そういう時は途中で向きを変えてあげるのね。
「だからさ、手動ターンテーブルってなんかさ・・」
いいじゃん、今はさあ、ターンテーブルなんて時代遅れなんだから、うちみたいのが新しいのね。
「あのサー、熱も回ってないだろ、うちのは。」
いいじゃん、君も言ってたでしょ。

    静けさに  響き渡る  チンの音

朝のお弁当作りに大活躍でしょ。

だって使えるもの、捨てたくないですよ、君と同い年の電子レンジ。君に手作りのおやつを食べさせたくて買ったんだよ。




1台目の炊飯ジャーは、14年使った。13年目のある日、スイッチが入らないなくなった事があった。私はそれまで、なべでお米を炊いた事がなかったので、憂鬱な気分になり炊飯ジャーに向かって
「お願いよ、今あなたに倒れられたら、私・・困るのよね。」
と、言ってみた。そしてもう一度スイッチを入れてみるとちゃんと炊飯できるじゃない。ヤッター、良かった
 
 そのまま使い続けて1年。今のマンションに引っ越して落ち着いた頃、友達がお祝いを持ってやってきた。お祝いのプレゼントはなんと炊飯ジャー。
「結構古そうなの使ってると思ってさ。」
確かに。よく見ているなあ・・。
でも古くてもー愛着の愛があるのさーなんて言いながら、いつもどおりに夕方ジャーにスイッチを入れた。あれ、入らない。うんでもすんでもない。何回やり直してもだめで、とうとう完全に壊れちゃったわけだ。
 でも、どうして今日壊れたの。このタイミングの良さは何?
その時私は、壊れた炊飯ジャーが
「オクサン、モウダイジョウブデスヨネ。」と言った。・・様な気がした。


ーその炊飯ジャーを捨てる時、辺りに誰もいなかったから、わたし、そっと撫でて「ありがとうございました。」って言っちゃったわ。
ある日の、お食事会のときそんな話をしていたら、
ーだから、あなたのうちの電化製品って長持ちなのねー
と、友達が言った。

 電化製品って当たりはずれがあるから、一概には言えないが、その後みんなの家の電化製品の寿命の話を聞いていると、確かにうちのはそれらの寿命より少し長めのが多いかもしれないなと思った。最初に述べた電子レンジもエアコンも・・

 
 物の魂を信じている?   大切に思っていると、物だって気持ちを返してくれるんだよ

       このお話には、まだ続きがあるんだ・・・・
                       


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