森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

トゥモロー・ワールド

2006-11-28 11:04:03 | 映画

トゥモロー・ワールド - goo 映画

 2009年、未知のウィルスによって異常な出生率の低下の末、人類はついに生殖能力を失った。それから18年経った2027年の近未来の話。

子供の生まれなくなった絶望の世界と言うと、なぜかショーンコネリーの何かの映画で、やたら白い服を着て生き残った人で仲良しごっこをしながら、虚構の生活をする未来映画や、近未来の映画というと、これもまた生き残った人たちでが廃物利用をしながら、小汚い格好でサバイバル生活をしていくと言う、ケビンコスナーの映画なんかのイメージが強い。

それらの映画に比べたら、雲泥の差で面白かったと言えるのかもしれない。

 イギリス以外の国が崩壊しても、難民移民を受け入れずにかろうじて都市生活を維持している描写は、逆に真実っぽい。

―イギリス以外の国は、きっとケビンの映画のような生活をしているに違いない。

 私はこの映画の主役のセオ役のクライヴ・オーウェンが「キング・アーサー」の時から、どうしても俳優の宇梶剛士と重なってしまって、今回も全編宇梶剛士が頑張っていたような錯覚がしてしまう。

   クライヴと       宇梶、 

やっぱり似ているように思うのは私だけかしら。

 

最初は近未来の状況説明のためか、テンポものろくてストーリーの展開が見えてこない。が、後半へ進めば進むほど、テンポも展開も加速していく。特にラスト15分は、この映画の全てだといってもいいと思う。

 そして、ラストシーンには静かな感動が存在する。

 

この映画は全体的に「なぜ」又は「どうして」の部分が著しく欠如しているか、分かりづらい。冒頭に書いた、「未知のウィルスによって・・・」と言うのもプログラムのストーリーを読んだから分かっただけで、私には映画のなかの会話では理解できなかった。少女キー(Kee)の身の上に起きた事も、「なぜ」と言う事はまったく述べられていない。

それは、このストーリーの世界では必要はないということかもしれない。でも、考えてみれば、現実の世界でも言える事なのかもしれない。なぜ、こんな世界になってしまったのか。今の時代の「どうして」を語れる人はあまりいないとも思うから。

ただ、不思議に感じたのは、明日の命を絶たれた世界では、今ある命を大切にしようとは思わないのだろうかということだ。あまりにも命の軽い世界だった。

崩壊した世界でなくても、マイケル・ケイン演じるジャスパーのロハスな生活には心惹かれるものがあった。

 

人々が自分の命を投げ出しても守りたいもの
それは、「明日への希望」かもしれない。世界はパンドラの箱だ。少女のお腹の中から声がする。
―私をここから出して。私の名前は「希望」・・・

 

 

 

 

 

コメント (5)
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