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その犯罪の裏には、家庭崩壊によって生じた孤独の心が結びついた友情の物語がありました。
二人で心ときめかせ、自分たちの家庭を崩壊させた基地に報復をする計画を練る事が、彼らの世界。
なんだか、私、「禁じられた遊び」を思い出してしまいました。それは決して許されない事。でも二人でそんな計画を立てていたから、辛い気持ちに目を向けなくてすんでいたのかと思います。ある意味、遊びでありただの夢。だけどこの遊びは、破滅型。時限装置をあえて付けない爆弾を作った二人の気持ちは、あまりにも切ないものがありました。しかも夢想で終わらず、どんどん形になっていったしまった恐怖の遊び・・・
しかし今時は、おばあさんから中学生までネットを参考にして、爆弾が作れてしまうらしいので恐ろしいことです。国語の教科書に爆弾の化学式・・・
まあ、授業を聞いていなかったと言う事でしょうが、恐るべき子供達とも言えるのかもしれませんね。
だけど本音を言えば、大海を知らない池の水鳥のような子供の発想そのもので、稚拙極まりないような気もするのです。そして大人たちを振り回したように見えた二人の子供達は、実は大人たちに振り回された子供達だったかもしれません。
子供が中学生にもなっての離婚で、子供の姓を変えるなんて親が無神経すぎるなんて事もちょっと思ってしまいました。
二人の少年が美少年だったので、余計に切なく感じてしまいました。
土本「ごめん、話してしまって。」
村越「えっ、何が。」
土本「ごめん。」
この時の村越少年の顔は嬉しそうでした。話してくれたからこそ生きていられたと言う嬉しさなのか、たった一人の友達と言われた事の嬉しさだったのか。
最後の尊と右京の会話も良かったです。
良かったと言う尊に、彼らのしたことは決して軽いものではない、乗り越えなくてはならないことは大きい。でもきっと大丈夫だと思う、みたいなセリフだったと思います。決して断定的ではなく、そうあって欲しい的な言い方には、真実味がありました。
最後に流れた曲の情報はHPにありました。
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曲名:秘密
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しかし、暇か課長のパンダカップ、今回も思い切り目立っていました!
なんだかんだと言っても、しっかり後輩を育てようとしている右京さん。なんだかんだと言っても、右京についていく尊。だけど推理はまだまだのよう。今回も右京さんの推理、面白かったですね。
ゲスト:森田直幸 阪本奨悟 仁藤優子
脚本:福田健一
監督:東伸児