「ももち~、そこで何しているの?」
「ママチの代わりにブログ書いてるにゃ。」
「じゃあ、任せたよ。」
「あいにゃ!
ええと、あたしのおやつはにぼしとじゃーきーです。」
「ええと、あたしは、なぜられたりだっこされたりするのはきらいなの。」
「ええと、だけどさいきん、パパチにだっこされるのはなれてきたの。」
「ももち~、そこで待っていてもももちのご飯は出てこないよ。」
「にゃんですって。それよりにゃ、あたしのうしろのピンクのもやもやはなあに。」
「ああ、そこはちょっと見られたくなくて。」
「ふん、だめにゃ、そんなことでは。いつひとがきてもいいようにへやをかたづけるのにゃ。」
「はい、ニャンコ先生。」
なんだか偉そうにしているももち。
でも、
「ママチ~、そこでなにしてるのにゃ~。」
「わっ、何、その巨大顔は!・・・お茶、飲んでいるんだよ。来る?」
「うーん、うーん。ちょっぴり行きたいけれど、やっぱり行かない。そこ、ちょっぴりこわいにゃ。」
「お友達に貰ったんだよ、この薔薇。綺麗でしょ。」
「桃ってピンクのことなんだよ。ももちゃん色の薔薇。」
「しーらない、あたし。」
ももって、時には何でも知っているような顔をしている。でも何にも分からないような顔もしているね。
だってあたし、猫だもん。