〈バンクーバー、旅の記録2〉
海外旅行に不慣れな者には、いろいろな事がその不慣れだったりするわけですが、だんだん歳を取ってくると、その事にちゃんと向き合えなくて鈍感になってしまう部分も私の場合は多々あったと思います。
これは何を言っているのかと言うと、その一つは時差について。
成田を17時5分に出発しました。バンクーバーまでは約8時間45分なんです。
普通に時を刻めば、17時から8時間後は午前1時で、いつもならバリバリ起きている時間です。
もちろん普通に時は刻まないし、「いつもなら」を持ち込んではいけないのだとは分かっていたのです。
それなのにあまり何も考えなくて「眠る」と言う努力を怠ってしまいました。
ワタクシ、はっきり言って映画バカ。
「バンクーバーの朝日」と言う映画の後に、「バードマン」を見始めてしまったら最後まで見ないわけにはいかないじゃないですか。
8時間あると言っても、2回の食事やお友達とのおしゃべりなどであっという間です。
さすがに少し寝ようとウトウトしかかっても、通路側にいたので隣の席の人のご用のたびに席を立ち〈これはお互い様〉、映画の「バンクーバーの朝日」の時に意識が相当飛んだと前の記事で書きましたが、その転寝タイムがその日の睡眠タイムになってしまいました。
映画バカのみならず、相当のバカだなと自分でも思いましたが、非日常の旅のシーンでは、そう言うこともあるなとB型人間はお気楽です。
バンクーバーには出発した日の午前9時50分に着きました。
ふと私は映画の「スーパーマン」で彼が時間を戻すために光よりも早く地球をぐるぐる回ると言うシーンを思い出してしまいました。
また繰り返す同じ日の時間。
ちょっと不思議な感覚です。
そして長い一日の始まりでもあったのです。
バンクーバーは街も綺麗。〈トップ画像〉
以下は車窓から写した街並みや中華街。