森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

今年の4月1日は水曜日。

2015-04-04 18:18:09 | 梢は歌う(日記)
 
4月1日、火曜日

 4月1日、月曜日。今朝実家にて「今日は4月1日だ。」と私が言うと、父はそれには返事もしないで「みんなに1千万ほど配りたいと思っているんだが、そん...
 

 

ちょっとだけ、失敗したなと思いました。そう申しましても大したことではありません。

4月2日の日に、私は「4月1日、水曜日」と言う記事を書くべきだったなあと思っただけです。

gooがメールで送ってくれる過去の記事。今年の2日に送ってくれた昨年の記事。そこを開くと、また1年前の記事が貼ってありました。

そこにあったのはエイプリールフールと新年度の決意、そして父の話です。

 

今年のエイプリールフールは、auの三太郎のハリウッド進出の嘘に燃えて、エキストラに応募しました。って、もちろん嘘の話ですよ。楽しかったです。

そして流れてきた2016年前期の朝ドラ決定のニュース。それは拓郎さん半生をクドカンシナリオでやる「たくちゃん」。もちろん嘘ですよ。でも折しも同じ日幸拓のラジオ収録が近々あるようで緊急にメール募集のお知らせも流れてきたのです。それは嘘ではありません。

送りましたよ、私。このウソのお話を本当にしてってお願いしました。

このような事はお願いしたからって叶うわけではありませんが、「動く」と言う事に自己満足的な意味があると思います。楽しかったです。

そしていつも遊んでいるアメーバーピグの世界では、エイプリールフールのお祭りでした。ユーモアたっぷり。

その記事は→「#エイプリールフール は楽しいね♪」

 

因みにですが、上記のような事ばかり書いていると、1日中ヘラヘラとパソコンの前を占拠してその日を楽しんでいたようですが、ひとつ前の記事にも書きましたが、1日から始めようと思っていた新しい仕事が一気に始まって、お昼からはずっと内職のような事をチマチマチマチマとやっていて夕方からはいそいそ出掛けてニコニコとお仕事をしてまいりました。仕事を終えて、外に出たら小雨が降っていて、急激に体が冷えて、家に帰って「今日はラーメンとか取ろうかな。」と言ったら「それじゃバイトの意味がないじゃん。」と夫に言われ、ブスーーーーーっとしながらご飯を作り、だけれど表向きはごく普通にしていましたが、寝るまで心の中では夫に対してブス―――――――としていました。

もしかしたら、それが究極の私のエイプリールフールの嘘だったかもしれません。

バラシなしの嘘でユーモアなし。ある意味怖いですね、そういう嘘は。

 

新年度の目標のようなものは、過ぎてきた3か月の反省点を考えながらひとつ前の記事に書きました。その時私は昨年の4月1日に何を思ったのかなんてすっかり忘れていました。ましてやその前の年、父と言いあった嘘合戦の想い出の事を、思い出しもしませんでした。だけれど不思議です。私はこの日、なんとなくチマチマとした内職仕事に疲れ、久しぶりにスマホに残っている父の留守電の声をなんとなく聴いていたのです。そんな事は、いつもはめったにしません。悲しくなるのでほとんどやらないことなのに、何故か4月1日は父を思い出す日なのかもしれません

 

そして2日の日。

町中を歩いていて、桜の花を見ながら、やはり私は父の事を思い出していました。

それはきっと、今皆さんがちらりと想像したような事ではありません。いや、何を想像したかは分かりませんが、きっと想像の範疇ではないと思ったのです。

父は最後の年、私にこう言ったのです。

「みんなは桜の花が咲いたとかまだ咲かないとか騒いだり、咲けば『ああ、綺麗だ。』と言うけれど僕はもう何にも感じないよ。綺麗だと感激もしないし、はっきり言ってどうでも良い。」

そんなことを言いながら、父はその年の町会の花見の会である挨拶をし、みんなの涙を誘ったのです。

その事は→「今年の桜を・・・

父のその言葉にこうだああだと言うつもりはありません。

 

ただ私は、桜の花の美しさはいつだって変わりはなくても、それをいつも同じように綺麗に感じるかどうかは別の問題だと思うのです。

そして親はどんな時だっていつでも子の前を生きて、いろいろな姿を見せて導き続ける存在なのだと思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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