森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

《2020年の》主婦の日常日記 その3

2020-04-24 02:03:41 | 梢は歌う(日記)

別に遠くに行きたいわけじゃないんだよね。

扉を開けて、

ここじゃないどこかに、

もっと先の

閉ざされていない自由な未来に

行ってみたいだけなんだ、きっとね。

4月19日日曜日

お昼ご飯の記憶って、数日たつと本当に怪しくなると思いませんか。スパゲティを(夫殿が)作って食べたのが土曜日で、日曜日はみんなでレトルトのハヤシライスを頂いたのだっけなぁ。まあ、それはどうでも良いや。日曜日はお昼に親子丼でも作ろうと思っていたけれど、何かチマチマと片づけだすと、その手を止めたくないので、やっぱりお昼は手抜きにすることにしたのです。だけど意外と美味しかったです。

それに非常食も兼ねてとレトルトやカップ麺を買っておいても、いつも食べる事もなく、賞味期限ぎりぎりになって、私がお昼に消費する習慣になっているので、こういうのもみんなでちゃんと食べて回すと言うのも大事な習慣なのではないかと思えてきました。

しかし私のお片づけは、私の楽しみだけでやっているので、豪快に「ここがスッキリ~!!」なーんてことにはなかなかなりません。(まあ、少々は…。)

そこを望んでいるわけではないので。

基本、捨てるのはゴミのみです。

しかしながら、明らかにゴミでしかないものが、勇気を出さないと捨てられないものがあるのです。

例えば

息子たちの子供時代の遊んだ跡。

幼児の頃に鉛筆を使ってノートで遣るバトルゲームを教えてあげました。ひとりで小学生になっても遊んでいたのでしょうか。

別のページにアイテムなどの説明もあって、テレビゲームのアナログ盤のようになっていました。

可愛いなぁ~。

と、しばししみじみとした後に捨てたのです。と言うか、これを今までも取っておいたと言うのも、他の人には理解できないことかもしれませんね。でもこれは私にとってはアルバムのようなものだから。

私は自分以外にはゴミでしかないものは取っておくけれど、誰かの役に立ちそうな服やおもちゃの処分はバンバンとする方です。あちらこちらに差し上げていた時代がありました。

この日は、ゴミ袋一杯に紙ごみを捨てて、他には姉妹とラインし合ったり「仁」を見て泣いたり、そして夕方には「麒麟がくる」を見て、なんだか一日が終わってしまったように思います。

ふと外を見た時に見た雲。

ただの雲ですが、今見ると、ネズミが急いで駆け抜けていくように見える・・・・・。

早く今が過ぎ去って欲しい・・・・。

でもなぜかこの時は、豚さんに見えたのです。深層心理で何かあるのか、私 ?

 

4月20日月曜日

とうとうルート君の会社も一日起きの出社になってしまいました。仕事柄テレワークは不可なのです。だからお休み・・・・・のはずなんだけれど、バンバンと電話がかかって来ていて、これでは休みとは言わないと思いました。

それでも一応お休みなんで、銀行に連れて行ってもらいました。

季節は、ちゃんと次へと移っていました。

町中にハナミズキの花が咲いていました。

帰りにケーキ屋さんによって、そしてマックをお昼にとドライブスルーで買い求めて帰ってきました。

マックも今はほとんど食べないのですが、たまに食べると美味しいですよね。

   夜に頂いたケーキ。 

ケーキ屋さんはいつでも人がいます。こういう時代、人は甘く美しいものを求めてしまうのでしょうか。

 

4月21日火曜日

私は「ドクターX」などを見過ぎているのでしょうか。

蝶子さんがスノウさんから電話を貰ったと電話してきました。連絡網のようなものです。

まだ馴染みのない名前なので、説明いたしますと、姉は蝶子さん、すぐ下の妹はスノウさん、一番下の妹はなっちゃんです。

だけどその内容は「肝臓がんは手術なし」と言うものでした。切ればなんとかなると思い込んでいた私は、かなり動揺しました。すぐにlineで「聞いたよ。」と連絡を入れ、直接話をメールでですが聞きました。

要するに、原発が乳癌なので、そこを徹底的に薬で叩くと言うらしいです。

だけど説明の中に「切らなくても良い癌も切ったから云々」と言うのがあって、妹は驚くとともに怖くてどういう意味かと聞けなかったと言いました。

私もそれはどういうことなのかと気持ちがざわつきましたが、今は主治医の言う事を信じていくしかないのかも知れないと思ったのでした。

コロナのせいで、みんなで6月に温泉に行くと言う案は流れてしまいました。だけど今度の件があって、コロナが無くても行けなかったと思いました。いや、スノウさんのことだから無理をしても行くと言ったかもしれません。

秋になったら行こう・・・・。

いや、秋だって無理じゃないかと思います。来年、来年こそ行こう。

だからね、絶対に生きてなくちゃダメなんだからね。それはみんなもだよ。そう私は心の中で思っているのです。

 

4月22日水曜日

なんと夫殿もルート君もお休みでした。だけど私は午前中はサークルで花の植え替えに参加(ちゃんと熱を測りマスクをしての参加で密にはなってませんので)。

戻って来てからのお昼ご飯を作る気がしなくて、この前のレトルトのハヤシライスを思い出し、その日はカップ麺にしようと言う事になりました。またこれが意外と美味しかったのですよ。

そればかりじゃ、健康的にはどうかと思いますが、たまには良いのではないかと食べながら思ってしまいました。なんたって安上がりだと思うのですよね。

午後からルート君とヤマダ電機に出掛けました。ちょっとマウスが限界に近づいてきているので便乗です。だけど今は食品も売っているので、消費してしまったレトルトとカップ麺の補充もついでにしたいなと思ったのです。またついでにマスクとかもあったら良いかもとは思っていましたよ。そしてマスクはあったのです。でもそのマスクの話はまた今度。

その後、ルート君が江戸川の土手まで連れて行ってくれました。

「別に何処かに行きたいわけじゃなけれど、ただ車に乗って街の風景を眺めて走る事がこんなに幸せに感じるなんて。遠回りして帰りたいわ。土手の菜の花とか見ながら。」と私が月曜日に言ったことを覚えていたのですね。

とっても幸せな時間でした。

そして夫殿には、またもケーキ。

 そして 

ルート君が前に行った結婚式の引き出物の一つの蟹が届いたので、その日の夕食に頂いたのでした。

 

4月23日木曜日

何も無い一日ではなかったけれど、すべてが岡江久美子さんの訃報で吹っ飛んだような気がしました。大好きな人が亡くなったショックもありますが、3日に発熱して3日間も様子見で、6日に急変。そして23日に死に至るとは。

ほぼ3週間、苦しかったし寂しかったのではないかと思ってしまいました。元気印のような人だった人が、そのような目にあって、本当に可愛そうで、そしてまたコロナが本当に恐ろしく感じたのでした。

多くの人が、あなたの死を悼み、あなたの事を思っています。

どうか安らかにお眠りください。

 

 

 


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