森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

何処かに行った気分 ♪

2020-04-29 23:09:25 | お散歩&写真日記

昨日、マンションのサークルで草むしりをしていた時に

「思った通り、あそこは穴場だったわ。ほとんど誰もいなかった。」と私が言いましたら、

「この前、車がいっぱい止まっていたよ。」とそのお仲間が言ったのでした。

「ええっ?

じゃあ、平日のしかもお天気がイマイチの時にお散歩に行ったから良かったのかしら。」と私は言いました。

 

「ここが良かったよ。」と書いて、人がたくさん来たら困る事なので、今回は敢えてどこどこと名前は書かない事にしますね。

だけどこの場所は私の大好きな空間で、たびたびこのブログ内にも登場してきている場所で、同じ地域の知っている方には分かる場所だと思います。

 

ほとんど仕事にも行かなくなって、家に引きこもって自粛生活をしていましたら、本当に体力がドドドと落ちてしまった事に自覚が出てきました。毎日体操をしなければとも思いますが、やはりご近所をこっそりとウロウロしたいなと思ったりもしています。

Googleのフォトが「昨年の思い出」というアルバムをスマホに送ってくれたりしたのを観ましたら、25日にはその周辺をウロウロしていたことが分かりました。

そして閃いたと言うわけなんです。

「そうだわ。そこがあったじゃない!」と。

その街の中の森は、あまりにも人がいない場所で、姉の蝶子さんに「一人で行かない事 !」と釘を刺されていた場所だったのです。

 

そしてお久しぶりに会ったお友達の星子さんと、ご一緒にお散歩をしてきました。

しかし、なんて言う美しい季節なのでしょうか。

しばしの間、すべてを忘れて森の緑を楽しみました。

 

 

この橋の向こうに男の人が立っていました。私たちが渡るのを待っていてくれたみたいです。

でもその人は、ここの管理の人で、私たちが橋を渡ると

「キンランの花が咲いているよ。」

と、教えてくれたのです。

なんて可愛い黄色でしょう。

キンランの花の写真を撮っていたら、また向こうから男の人がやって来て

「向こうの十二単はもう見たかい ?」と聞きました。

「ううん、まだです。」と答えると、

たくさん咲いているよと教えてくれたのです。

 

行ってみると、本当にたくさん咲いていました。

今マンションでも、十二単がたくさん咲いているのですが、白い野生の十二単は、また少し趣が違います。

 

また歩みを進めていたら、遠雷が・・・・。

森に居てはダメなんじゃないと、いそいそとそこから脱出しました。

だけどその時、歩きながら白馬でも同じ事があったねと、星子さんと二人で思い出を語り合ってしまいました。

あの時は森ではなく原っぱで雷が鳴りはじめ・・・・・

愛子さんは凄く背の高い人で、私はこの人の傍にはこんな時には居たくないなぁと超薄情な事を考えていたりして・・・・

あの人はもう居ないんだなぁ・・・・・・

 

 

街の中の街路樹も可愛らしい。

本当は歩いているだけで楽しい季節なのです。

街路の傍にある池も、いつの間にやら初夏色に染まっていました。

雷とポチポチの雨はすぐに立ち去ってしまいました。

だけどそのせいでお散歩時間は2時間そこそこ。

それでも私は、どこかに行ったような満足感を得ていたのでした。

そして12200歩、歩きました。

 

ここはやっぱりお散歩の穴場だと思いました。

入口辺りで若いお母さんと幼児がブランコで遊んでいました。

沼の所で二人の方が絵を描いていました。

橋を渡ったところで、キンランを教えてくれた管理のオジサン。

十二単を教えてくれたお散歩のオジサン。

その十二単の写真を撮っていたら、後ろを過ぎて行ったご夫婦。

出会ったのはその方たちだけ。

それだって、ここでは今までで一番多くの人に出会いました。

そしてきっと皆、ここは昔からその人たちのお気に入りの空間だったのではないかしら。

じゃなかったら、ここを思い出すわけがないもの。

 

 

 

コメント (2)
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麒麟がくる 第十五回「道三、わが父に非ず」

2020-04-29 01:12:38 | ドラマ (大河)

蝶子さん(姉)とは、月曜日には定期的に用が無くても電話し合うのが習慣です。

その時に「麒麟がくる」の感想などを言い合ったりもするのですが、

「あの暗殺のシーン、怖かったね。」と彼女が言いました。

「うんうん。怖かったね。」

ー 「兄上、」と声をかけると、襖がバーンと閉まって、そしてあっと言う間に孫四郎も喜平次も・・・・・

だけど

「木下ほうかさんが、凄く手ごたえがあったとツイッターで言っていたね。」と続けて言ったので、ああ、あっちだったのかと分かりました。

「うんうん。怖かった。」と私はまた言い直しました。

 

まるで合わせ鏡のように、物語が進んでいくような気がしてしまいました。

あっちの暗殺、こっちの暗殺・・・・・。

 

尾張では、信長の叔父の信光が守護代の清州城城主織田彦五郎を殺害します。

ここまで書いてから、実はずっとずっと織田家家系図を見ていました。

えーと、えーと、えーと ??????

応仁の乱以降織田家では・・・・・・・って、とても人様には説明できません。要するに信長の家は分家なんですね。信光は叔父さんだけど、彦五郎は遠い遠い親戚みたいなものと考えたら良いのかしら。

 

叔父さんと言えども、家督を継いだ信長に気を使っている様子の信光は、彦五郎に碁を打ちに来いと誘われている。行ったら信長はどう思うだろうかと言うのです。

ところが帰蝶はその時微笑んで、「何たる好機ではありませんか。こちらも手詰まりだった故、是非打ちに行きなされ。」と信光を促すのでした。

打ちに→討ちに

なんと恐ろしいかけ言葉なのでしょうか。

けっこう緊迫した暗殺のシーンでしたね。

まあ、ドラマですから、この後信光はどのように脱出をしたのか、またはどのように信長が来るまで持ちこたえたのか、更にまたは・・・・とその先の事は深く考えないのがルールなのかも知れませんね。

しかしやっぱり蝮の娘だったのだと、テレビ前で皆思った事でしょう。

私も信長が帰蝶の前では自分をさらけ出して泣いたり甘えたりするのは、帰蝶が美しくて一目ぼれをしたからだけではなくて、帰蝶の中に同族の自分と同じ何かを感じていたからだったのかと思いました。

 

そしてもう一つの暗殺。

高政の兄弟殺し。本当になぜ道三は正室の子供ではない高政に家督を譲ってしまったのでしょうか。

どうもタダでは教えてもらえないらしいので、どなたかお支払いをして聞いて下さらないかしら。

 

確かに家督を奪い取ろうとする動きがあって、孫四郎は危ない存在ではあったのです。だけどキャピキャピはしゃぎながら孫四郎を伴って鷹狩りに出掛ける道三たちを、厳しい顔で見つめる高政からは、それ以上に憎しみがあり、そして寂しさがあったようにも感じました。父に愛されなかった寂しさが。家督を譲ったと言う事が、愛の証とは受け取る事が出来なかったのかも知れません。

「高政よ」「高政よ」と名前を呼び、ことあるごとに酒を飲みかわし、共に野原を駆け回り、そして嘘でも良いから何かしらを褒める・・・・・

彼はそんな程度の事を、もしかしたら望んでいたのかも知れないなんて妄想をしてしまいました。

だけど高政は知らないのです。

信長が生きていた頃の父に何をやっても褒められず、それどころか母にさえも愛されずに育ったことを。

 

息子たちの亡骸を目にした道三。その嘆きは、まるでシェークスピアのお芝居を観ているかのようでした。

「出て来て、この血の匂いを嗅ぐがよい !」

セリフも良いけれど、本木君、素晴らしいです。

そして伊藤さんも。

彼らは自分の演技に拘る演技派ばっかりなので、この演技合戦は果てしなく続き終息を見る事がない。

コロナと違って、こちらのそれは嬉しい限りですね。

 

そして我らが主人公の光秀は、孫四郎からの先頭に立って旗を振って欲しいと言う要望をそつなくお断りしただけのような気がしてしまうのですが、今は仕方がありません !!

 

 

《駒ちゃんに藤吉郎、触れてあげなくてスマヌ。》

 

 

 

 

 


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