森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

鎌倉殿の13人 第13回「幼なじみの絆」

2022-04-05 00:23:58 | ドラマ (大河)

印象深さから言うと、木曽義仲はやっぱりカッコいいなという事でしょうか。

この人を教科書で学んだ時から何故か魅かれる人のひとりです。この人を田舎者の荒くれ武者のようなイメージを持っている人も多いかも知れませんが、

「俺だって源氏じゃん。」みたいな勢いで京の都に上ってくる事など出来るわけもありません。

今回の話の中でも頼朝に兵糧の事を尋ねられた義時が、京に着くまでの兵糧は蓄えましたが、着いてからはどうなるか分かりませんのような事を言っていたと思います。義仲が京に入った頃は酷い飢饉の年で、兵糧の確保などに苦労し、それが兵たちの狼藉に繋がっていったのかもしれないとか・・・・・真実は今は分からない事ですが、グッドなタイミングではなかったような気がします。

やはり勝ち残っていく者には何かが味方をし、また力はあるのに敗れ去っていく者には、何か思いがけないものがその足をすくうのかもしれません。

にしても、キャスティングが青木崇高。

きっと三谷さんは、木曽義仲が好きなのねと思ってしまいました。

知的で人に対しても義に熱い義仲はとってもに魅力的に見えました。

この義仲を支え尽くすと決めていた愛妾、巴御前は、義仲とは幼なじみだと語りました。

このドラマでは、サブタイトルの意味が、いつも重なっていることが多いですよね。今回もそう思いました。ひとつめの「幼なじみ」は、この義仲と巴かと思います。もちろん巴の兄で側近である今井兼平もそうと言えると思いますが。(源義高、美しかったです。)

 

そしてもう一組の幼馴染たちは、義時と八重ですね。

ずっと報われない貢君をやっていたけれど、それは何かの下心合ってではなく、純粋に八重が笑っていてくれさえすればいいと言う想いからという気持ちが伝わって、ようやく少しの歩み寄りがあって良かったですね。こういうふうに絡んできて、ようやくヒロインっぽくなってきたなと、私には感じました。

この先八重はどんな立ち位置の人として描かれるのだろうと、いまだに私には分かっていませんでしたが、紀行で「妻の八重」という言葉が出て来て、今更ですが、ああ、このドラマはそれで行くんだなと確認したのでした。

 

しかしこのドラマ、本当に女性陣が、皆魅力的ですね。

亀に手を引けとわざわざ言いに来た政子に、驚くべきことに、元漁師の妻に過ぎなかった亀が説教するシーン。

なぜこの人がと思いつつ、すべてが「まさにまさに」という事ばかりで、

しかも思わず政子が「とりあえず何から読めばいいのでしょうか。」と尋ねてしまうなど、かなり面白いシーンになりましたよね。

 

魅力的な女性と言えば、りくも負けてはいませんでしたよね。

夫の短気のせいで思いがけずの田舎暮らしになってしまっても、一言も文句も言わず、自分を庇ってくれたことに感謝しカッコ良かったと言うりく、牧の方もカッコ良かったと思いました。

それに義村から亀の居所を聞き出そうとしての仕草も可愛らしくて、恐るべしと思っていたら、どうも畑の飼料の匂いが染みついていたらしく・・・・・っていうのも可笑しい・・・

あっ、だけど、ここでしっかり聞き出したから、結局、政子が亀の家を訪ねたのかもしれないですよね。やっぱり恐るべしですよね。

あっ、もう一つ。亀も言うじゃないですか。牧の方が本を持って来なかったかと。という事は、彼女も牧の方に何かを言われたから努力したって事かしら。このドラマ、描かれてない部分もセリフで描くようで、ボーっとしてると何かを見逃しそうです。

 

細かい事が多いので、全部拾って感想は書かないと決めたのに、捨てるものを決めるのが難しいような気がします。

義経はこんな所でさとと出会うのかと思いましたが、何で朝、寝坊した場所が、あんな海辺の掘っ立て小屋 ?

昨夜のいろいろあったであろう部分は、ドラマの方でも省略なんですね。

だから私も、この辺でと思いつつ、全成と文覚の調伏合戦、もうこれ本当に笑っちゃった。

 

という事で、次回もまた楽しみですね。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする