画像は記事には関係ないです。花水木の季節が来ましたねっていう写真です^^
木曽義仲
「心残りがあるとしたら・・・」
ああ、心残りがあるとしたら、発した言葉を最後まで言えない事じゃなかったかしら。なんでそういう演出。
いや、インパクトがあるあるだから、良いんだけれどね。
うん、とっても心に残る義仲最後のシーンでした。
だけど前に、えーと、なんだっけ。あの「愛」の兜の人の大河・・・。あっ、「天地人」だったかしら。
あれでも、小栗旬の石田三成は首を切られるところで、何か言いかけて、最後まで言えずに首を切られてしまうシーンがあって、非常にモヤッとした事を思い出してしまったのでした。その時が最後まで言わせてよと思ったものですから。
しかし本来はこのような演出は嫌いではないのです。
中学生のころ読んだ、アレクサンドル・デュマの(もしかしたら「赤い館の騎士」?)何かの小説で革命が起き一日中逃げ回った末、結局市民たちに捕らえられて、裁判も受けられずにギロチンに掛けられてしまう貴族だった主人公と友人と恋人。その友人が最後に主人公の方を向いて
「僕は君が、す・・」でギロチンの露に・・・。
「好きだった。」と言われなかった言葉を読み手が心の中で言い、余韻が残る・・・・・。
ああ、良いなあ・・・と思う。
心残りがあるとすれば・・・・
ああ、息子君の事よね、と同時に思った途端に、パシッって、一矢にフェイドアウト・・・・・・やっぱり、良いよね。この演出。
じゃあ、なぜあの「天××」だけはモヤッとしたのでしょうか。きっと、ドラマ全体にモヤッテいたのでしょう、たぶん。
義仲は孤高の高潔な人でしたね。最後までカッコ良かったです。
後白河法皇への最後の挨拶など、立派でジーンとしました。
そして巴御前との別れも切なかったです。
最後まで着いて行きたかった人と別れ、ひとり歩いていく巴の心中を思うと、その切なさが増しました。
だけどその最後のシーンでは「吾妻鏡」からではなく「源平盛衰記」の、後に和田義盛の妻になり朝比奈義秀を産み、その後は出家して主・親・子の供養をしながら生き永らえ91歳まで生きたと言う後日談に続いて行くかもしれないなと思わせる様な、そんな所で終わったのも良かったと思いました。
だけど本当の真実は分からない事です。
歴史の表舞台から消えて行った人のその後は、誰も知りません。風ばかりがその人生の目撃者なのでしょう。
そして「源平盛衰記」のように、こうだったら良いのになと言うような伝説が生まれて行ったのでしょうね。
伝説と言えば、義経 !
一の谷の逆落しに萌えます、私。
アニメじゃないので、ドドドドと駆け下りるシーンはなかったし、思っていたのといろいろと違っていました。それでもそれなりの面白さがありました。
やはり、その背後から襲ってきた義経勢には、本当に驚いたのでしょうね。
だから、「鹿も四足馬も四足」などと言う伝説が生まれたのでしょう。
これ、前にも書いたことですが、義経がちょっとサイコな人に描かれているような気がしましたが、よくよく考えてみると、俗に言われているこの一の谷の逆落しなど、そのくらいサイコな人じゃなくちゃ無理なんじゃと思ったのです。なんたって2頭馬を落して、一頭は立ち、一頭は骨折して倒れたのですよ。成功率50パーセント。そこを「各々方、手綱をよく捌け !!」とか言ってドドドドと降りていくって、やっぱ、ぎょえ~ってなりますよね。だけどやっぱりカッコいい。萌えます。
本当は、もう少しだけ着実と言うか、馬を先に降ろし、人は後からと言う感じだったのかと思いましたが、たぶんこれを伝えた人も、私が「カッコイイ~!!」と思ったイメージで伝えたかったに違いありません、たぶん。(「違いない」と言いながら、「たぶん」と付け加える迷いと混沌)
畠山が「後々まで語り継がれるかもしれません。」みたいなことを言ったじゃないですか。本当にそうなりましたね。大事な馬を守るために「背負ってでも降りますよ。」と言えば、馬を背負って坂を下りる畠山の姿が、その後に絵や銅像などで表されるなど、後々に伝えられるって面白いけれど、怖いような気もしますね。
義経はイキイキとしていました。
そして景時は、義経の戦のセンスを認める事の出来る、これまたカッコいい男でした。
今回の楽しいその他。
やはり皆さんのお手紙合戦でしょうか。
やはりちょっと心惹かれたのは、和田殿の可愛い絵手紙でした。
あと、「ひとりも二人も同じだろ。」と言って我が子を無理やり八重に預けて行ってしまう藤村も印象的でした。
でもこの娘が、後々の・・・・ってなわけで(どのようなわけ?)、また来週も楽しみです。
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