またもWOWOWさんのHPからあらすじをお借りしてきました。
【桜井が仕掛ける最後の工作は、都市博建設代替地となった湾岸地区の施設を再び爆破し土壌汚染させることだった。これにより中尊寺や周にはカジノ利権の誘導地がなくなる。果たしてその現場で対峙する鷹野と桜井、追いついた田岡。そしてチーヨウとの死闘の末についに桜井の復帰理由が明かされる。諜報戦の真の勝者は誰だったのか?巨大利権はどの勢力の手に落ちるのか?永島、桐野、そして落合にも訪れる衝撃の結末とは!?】
ドラマが終わって、映画公開の情報がやっと出てきました。
夏ぐらいなのかしらと思っていたら、来春、つまり2021年春の公開なんですって。
「そうか、考えてみたらそれがベストよね。」と思いつつ、「あー、だいぶ先ねぇ。」とがっかりしてみたり・・・。
昨日、友人たちとランチしました。私の友人たちはどなたさまも、このドラマや映画、また藤原竜也殿にはまったく興味もないわけですが、それでも思わず私は嘆いてしまったのでした。それでも
「本当にいろいろな所の予定が、メチャクチャになってしまったよね。」と言う至極まともな感想などを頂けて、私も他の人にとってはどうでも良い嘆きの言葉を聞いてもらったので、満足したのでした。
と、言う事はさておいて、このドラマは映画の雰囲気も醸し出し、ストーリーも面白く、また映像も綺麗で見応えがありましたね。
2021年がどういう年になっているのか、今はまったく想い描く事も出来ない事なのですが、今まで普通に出来ていたことがまた再び出来るような世界に戻っていますようにと祈りつつ、来春の公開を楽しみに待つことにします♡♡♡
《以下はネタバレしています。最終回なので、いつもより心を込めて書いてます。》
もしも永島の役を酒向芳さんが演じていたら、私は普通に「ああ、そうか。」みたいな反応だったかもしれません。
酒向芳さんは何気に売れていますよね。憎たらしい時は徹底的に憎たらしいので、あの末路でも「ああ、そうか。」になる・・・・(^_^;)
だけどなんたって吉田鋼太郎さんだったので、ちょっと感情移入もしていて、心の底から哀れに感じてしまいました。皆それぞれの終わりがあったのに、この人の最後だけが一番悲惨に感じたからです。
海の底にゆっくりと沈んでいくドラム缶。恐ろしいシーンでしたね。結局誰かが「おとしまえ」と言うのか、責任を取らなくてはならなかったのでしょうか。ずっと磨いてきた牙を抜かれた状態だった永島の、もう一度野心を持ち牙を向けた報いだったと言うのでしょうか。
それもアゴ一つの動きの先に用意されていたドラム缶。それを見て高笑いするしかなかった永島。
私には無敵のチーヨウとの戦いよりも恐ろしいシーンでした。
無敵のチーヨウ、なんか笑えるー。
いや、本当に笑っていたら、私変な人だと思われてしまいそう。本当に笑ってはいませんが、ちょっとニマニマしました。こういうキャラって、このようなアクションドラマには不可欠ですよね。
この方、松本実さんと言うのですね。どんな方なのかしらと検索したら、素顔はかなり優しい面立ちだなあと思いました。ドラマ歴とか見ていたら、驚きました。「相棒」の「怪しい隣人」「悪友」の山崎だったのですよ。つまり穴掘り三人組のひとり。この方はツイッターをやっていらして、そこのところもプロフィールに書き込んでいました。役者さんは、当たり前と言ってはそうかもしれませんが、化けますよねぇ。
と言う事は、このドラマには穴掘り三人組の二人が出ていた事になるのですね。(第二秘書の重森『金井勇太さん』)
落合香(多部未華子)の結末には、なんとなく予想がついていました。
AN通信は恐ろしい世界だと思うのですが、ずっと居場所が無いと思いながら生きて来た子供たちにとっては、自分の生きる場所にさえ感じてしまう場所なのかも知れません。
「良く生きて来たね。」と言う言葉に、今なら「今までの人生は憎しみのためにあったわけじゃないと今なら言えます。」と新しい人生をここで始めようと思った落合。でも結構厳しい選択ではあったと思いますが。しかし髪を切った落合、美人でしたね~♪
桜井の最後には、ちょっとしみじみとしたものがありました。爆発を阻止されたと気が付きながら、
「まじめか。本当につまらないやつだな。」と、自分のルーツであるコインロッカーの前で、その命の灯を消してゆくのでした。
非常の世界ではあっても、なぜだか彼らから伝わってくるのは優しさだったと言うのは、あながち間違えているとは言えない感じ方なのではないかと思いました。
田岡は意外と大活躍で、鷹野と桜井の危ない所で登場でかっこ良かったです。今まで人間の弱さを前面に出していたキャラだったので、竹内さんのファンの方々も気分が良かったのではないかしら。
鷹野と田岡の相棒っぷりを見ていたら、ますます映画が楽しみになってきましたね。
桐野って研次郎と言う名前なんですね。桐野研次郎。元総理の息子で、エリート二世議員。 さわやかな笑顔で人気がある・・・・。なーんかね、私はふとあの人の事を連想してしまったのですが、、まあ、彼はエリートじゃぜんぜんないし、言わない方が良いですね。
ただ柿澤さんを舞台「シャーロック・ホームズ」の時から好きになったので、このドラマの中で悲劇が訪れなくて、本当に良かったと思いました。
ついついなんだかひとりひとりの方の感想っぽくなってしまいました。それだと風間をスルーするわけにはいかないのかなと思ってしまいました。えっ、じゃあ中尊寺も ? って事になるのだと思いますが、まあ彼は消したい今回の情報は「復讐したい時に好きに使え。」と落合の手にも委ねられ、見えない場所に爆弾を仕掛けられていると言うようなものですね。
そしてAN通信の司令塔である風間の佐藤浩市さん、最近「ファブル」と言う映画をテレビで見たのですが、なんだか子供をエージェントや殺し屋に育てる役が多くないかしらって思ってしまいました。非情の世界のエージェントの物語に優しさを感じるのは、この司令塔から優しさを感じてしまうからなのかも知れませんね。
しかし風間の森の中の家は、凄く素敵でしたね。うっとりしちゃいました。
あっ、そう言えば、昨日は「鍵のかかった部屋」の特別版の最終回でした。全然違うちょっと情けない佐藤さんが居て、やっぱり役者さんは化けるなぁ…って、またも同じ事を言ってしまう私なのでした。
さてさて、やっぱり私は一番好きなものは最後に食べる人なのですね、たぶん。
と言っても長々と書くつもりはありません。
「この情報は高額になります。」なんていうセリフに「うふふ」と思うのもどうかと思いますが、もちろん一番心に残ったのはそこではありません。
桜井との思い出の時計を、今まさに撤去前と言う桜井のルーツであるコインロッカーの中にそっと置く鷹野ー。
「ロマンチックじゃないですか。」と言いながら、微かに微笑んでそのロッカーは閉められるのでした。
鷹野の作られていないその微笑みを、桜井はきっとどこかで見ていたとしたら、「まじめか。」って言ったかもしれませんね。
この連続ドラマは8月9日に一挙放送があります。
1か月は無料です。WOWOWは良いお芝居もたくさん見られますし、新作映画の放送も早いです。ぜひいかがですか。
とさながらWOWOWの回し者になって終りです。