・なつとなかよし2020年(かき氷を食す)の続きです。
夏には、やっぱりこれは外せないなと思う花がありませんか。私にもいくつかあるのですが、朝顔もその中の一つです。
もちろん毎年ベランダで頑張っているわけではありません。
ちょっと頑張ってベランダで栽培した時もあります。
2015年の画像です。
やはり自分で選んだ色なので、このブルーは綺麗だと思います。
宿根の朝顔を栽培したこともありますが、肥料の上げ方も悪かったのか、ワンシーズンに2輪ぐらいしか咲かなかったりと、緑の指を持っていない私は失敗ばかりだったかもしれません。
だから2018年には、マンションの咲き乱れる朝顔で満足していたのです。
昨年の2019年には、このマンションの花咲かおじさんから苗を貰って(適当に)植え直して育てたように思います。その小父さんは、この花の色はあまり良くないと言っていましたが、それでも我が家の花も咲き乱れて、私は満足していました。
その記事は「夏の暮らし《花と猫》」です。
2020年の今年は、とにかくも「今」を乗り越えていく事で精一杯な私。
「夏が来るぞ !!
さあ、朝顔を植えるのだ。」
などと言う気分では全くなく、すっかり朝顔君の存在も忘れていたのです。
ところが今年、6月の前は雨の日にはセッセとベランダの片づけをし、土を振るったりなどして、新しく買った花の植え替えなんかをしていましたら、昨年の朝顔の零れ種から双葉が、あちらこちらのプランタから三つ出てきたのです。
嬉しかったけれど、ちょっと面倒にも感じたのか(たぶん元々の性格)、それをまた雑にひとつのプランタに植え替えたのでした。今回はフェンスに巻き付けると言うのは止めました。花はフェンスの向こう側に咲いて、部屋の中からあまり楽しめないし、枯れた時に、階下に落とさないように片付けるのが大変だったからです。
何でも「買っておく」と言うのが好きなのか、家に未使用の朝顔の弦を巻き付けるものがあったので、それを使用したのですが、あれは最初に丁寧に巻き付けないと、朝顔に「ヤーだよ」と言われてしまうらしく、もう好き勝手に伸び放題の我が家の朝顔。
言うなればB型人間の朝顔。
しかもこの花たち、最初は葉っぱばっかり。
それで肥料もしっかりあげて、毎朝観察すると言う日課になってしまいました。
最初は「暑いしダルイしツマラナイ、そして寂しい 《その3》」に載せた程度。開花する時間も早いし、なかなかきれいに咲き乱れている花たちに出会えなかったのです。
ところが、
毎朝、たくさんの花を咲かすようになったのです。
思うに、この画像を見て、ベテランのガーデナーの皆さんはイラッとするかもしれません。
朝顔はこうやってやるのに・・・・、と思われることでしょう。
そうなんですよね。
来年はもっとちゃんとやろうと思いつつも、実は私、このベランダを侵略してやるみたいな好き勝手に乱れて蔓を伸ばしている、この朝顔が今までで一番好きなような気がするのです。
蔓が蔓に巻き付いている様などを見ると、「君は偉いね。」と思えるからなんです。
私は時々、そんな言葉で花たちを褒めているような気がします。
だけどそれで励まされているのは、いつも私です。
今年も私のベランダで咲いてくれて、ありがとう。