森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「孤道」

2018-08-23 03:10:30 | ユーモレスクを聴きながら(book)

少々読んだ本の感想を続けて書こうかと思います。

夏休みもあとわずかで、読書感想文などが残っている人もいるかもしれませんが、それには全く役に立ちませんのであしからず。

未完のまま、その結末を他者に委ねた「孤道完結プロジェクト」の記事は→浅見光彦、未完小説「孤道」の刊行は!

4月30日にそれの締め切りを迎え、最優秀作品は今秋発表なのですよね。

やはりその前に読んでおきたいと思ったものですから、6月頃読みました。

 

これ、本当に惜しい。

内田康夫氏が書いてくださっていたら、本当にこれが氏の代表作になったような気がするのです。

熊野古道を舞台に、これ、本当に面白いです。

ただ氏がどこで、これの残りをバトンに託そうと思ったのかと言う所にも興味が沸きました。

お話が滅茶苦茶広がっていると言う印象を受けたからです。

このバトンを引き継ぐ人は大変でしたよね。

なんたって、何一つ矢印の先が見えてきていないのではと思うのですよね。

 

ああ、これがきっと義麿のちの奥さん(千尋)になるのかなぐらいは推理できますが、それは後書きにも、そうしようかなと思ったと書いてあり、誰でもわかることなのでした(あまり重要でもないし)

人気の浅見光彦シリーズはドラマ化はお約束のようなもの。

だけどこれはいつも思っていたのだけれど、原作は面白いのに、ドラマになると二段階ぐらい落ちちゃう感じがするものもありますよね。…もちろん私個人の感覚です。

かといって、「もう原作では読む必要はないかも」などと失礼な感想を書いた「「ユタが愛した探偵」」など、ロケ的に見栄えがするものも多いのではと思います。

ドラマでちょっと落ちちゃうように感じるやつは、ヒロインの何がしの悲しさみたいなのをネチネチ描かれたりすると、ちょっとなあと思う時があったり、登場人物が出そろった段階で犯人が分かってしまったりするからだと思うのです。

この作品は、今の段階ではさっぱり分かりません。当たり前ですが。

だけど内田氏が完成させていたら、あの女性は結構怪しいよなって言う人はいますよね。(根拠なく、雰囲気で)

 

孤道
内田 康夫
毎日新聞出版

解決編を読むころには、かなり記憶も抜けてしまうと思うので、軽いメモを作っておきました。(自分用です^^;)メモだけれど、メモなので、ネタバレしています。

解かれてない謎

・牛馬童子の謎

・鈴木氏は言った「いまさら」は何を指すのか。

・鈴木氏はなぜ殺されたのか。

気になる点

・鳥羽の竹内三千恵への想いは伝わるのか。ドラマ的に言うと、この女性はね・・・・。

・牛馬童子の二回の窃盗は ?

・有間皇子・大津皇子について(これは、偶然にも他の漫画で知識補完中)

・「八紘昭建」の八紘の由来→日本書紀・神武天皇詔勅
              「六合を重ねて持って都を開き 八紘をおほひて宇にせむ」

              世界統一原理

              ↑

             神童と言われた義麿が付けた。

・京大  地震学から考古学へ

・松江は殺される。

・阿武山古墳は藤原鎌足の墓

その他の登場人物

竹さん、森高先生・山村教授など

鈴木氏の奥さんだって、なんだか怪しいよね      ^^;

 

 


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