今日の「相棒」、なんだかお話が「大きいのに小さい」または「小さいのに大きい」、そんな感じがしてしまいました。
例えば∞と簡単な記号で書ける無限大のようなと言えば良いのでしょうか。
一つの殺人が起きた。
ただ、その殺害の理由にはとんでもない秘密があったのでした。世界が崩壊してしまうような・・・
たった一人の頭の中で導かれた素数の真実。それを明かせば現存する世界のシステムは崩壊してしまうという、ちょっと捉えようによってはSFチックなお話にも感じましたが少々ピンとこなかったというのは本音。
それは脳という小さな世界の中の果てしない大きな宇宙を感じることが出来るか否かに依るものなのかもしれません。
そして物語は比較的単純で簡単な話、だって彼以外に犯人は考えられないし、なのに難解にも感じるという錯覚が起きたのは、あれやこれやの数学の専門用語。右京さんが早口で説明をしてくれたアレヤコレヤはわかります。だけどもう一度それをブログに書き写すなんてことはやりたくないし出来ない。だってそれやったら、ドラマ鑑賞じゃなくてお勉強ですよね。
しかし私思っちゃたので書きますが、数学博士ってみな
「これほど美しい数式を見たことがない。」とか
「なんて美しい数式だと思わないか。」のようなことをうっとりした感じで言うのでしょうか。
確か「博士が愛した数式」と言う映画の中にもそんなセリフがあったような気がするのですよね。
それは詩を愛する人が他の人の詩であっても、美しい言葉に打ち震えるような感動を覚えるのと同じってことでしょうか。
ただ私、素数にはそんな奥深いものがあったのかと、すこぶる感心してしまいました。
以前から私は「素数」が好きで、2,3,5なんていうのには何も感じないのですが、7,11,13,19辺りからワクワクしてくるのですね。
素数は小学校5年生でも習うけれど、素因数分解をやるので、中3でもまたやり直します。
中3だと100以下ぐらいの素数は書き出します。
参考までに
2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47, 53, 59, 61, 67, 71, 73, 79, 83, 89, 97
意味もなく素数にテンション上がるのは、私には全く関係のないような深い深い奥底に隠された謎が存在するからなのかもしれません。
あっ、そうそう。
この素数、もうちょっと知りたくて検索しました。
そこを読むと右京さんの言ったアレヤコレヤが復習出来ますよ。→「素数 wikipedia」
そこを下の方まで読まれる方は頭痛薬を用意した方がいいですよって、それあちきのことか。
ところでドラマの感想です、はい。
肥後教授が解き明かした素数の数式を燃やしてしまった事を知って、カイトが庭に飛び出しました。
私も思わず「あああ」と思ってしまいました。
燃やした方がいい。
それは分かります。物語の流れとしてはそうでしょう。
でも裁判の時、それいるんじゃないかな~って、思うのですよ。
でなければこの稀代の天才は、妄想の末の殺人を犯したと言われ兼ねないと思うからです。
100年解けなかったファーガスの定理を解いた天才。その彼の妄想と暴走に依る殺人と思う人だってたくさんいるんじゃないかなと・・。。
証拠がないわけで、しかもこの真実を彼は法廷で語らないのではないかとも思うのです。
もしも語ったならば、彼は堀の中に居たほうが、この先安心ですよね。
肥後教授はなんだか悟っちゃった人のような雰囲気がありました。そんな雰囲気を岡田義徳君、かなりの好演。
トリオを解散したイタミンたちは捜一コンビとして健在。だけど芹沢くんも若手という感じではなく、良い感じの貫禄がついてきましたよね。
最後に「 a drink」のダイイングメッセージのことですが、ちゃっかし肥後教授自信に解かせるなんて、右京さんは怖いですね、やっぱり。
How I want a drink, alcoholic of course, after the heavy lectures involving quantum mechanics!
3. 1 4 1 5 9 2 6 5 3 5 8 9 7 9 (14桁)
a drinkのところを日本語の覚え方と照らし合わせると
産医師異国に向う産後厄無く産婦御社に虫散々闇に鳴く後礼には早よ行くな
(さんいしいこくにむこうさんごやくなくさんぷみやしろにむしさんざんやみになくごれいにははよいくな)
うっ??
あっ、これじゃなかった。
妻子肥後の国=「3141592」
この「15」とはすなわち「肥後」のことを指していたというもの。
凄く面白いと思いました。
円周率の覚え方はたくさん在るみたいで、「産医師・・」と言うのが結構有名らしいです。
そっちを思いついてしまったら、この推理アウトなわけで、
ライターさんも刑事さんもいろんなことを知っていなければならないというお話だったなと思いました。
視聴率は17.0
まさに「素数の魔力」なんでしょうか?
すっかりと、この回のストーリーを忘れていました。
確かに「危険なビーナス」と、同じなように感じてしまいますね。
私も「危険なビーナス」で、燃やしてしまった事を残念に思ったのは、もしかしたらこの「相棒」を、無意識に覚えていたからかも知れません。
>一番の骨格が酷似していましたね。
まさに「素数の魔力」なんでしょうか?
多くの人がとりつかれる、素数の魅力。
本当にそこには魔力が存在しているのかもしれませんね。