※ 最終回なので花を添えました。
最終回に相応しい、2時間スペシャルでありながら、まったく飽きない展開で面白かったです。
でもこんなディープフェイクの技術が進んでしまっては、何が本当で何がそうでないのか、ますます真実の行方が分からなくなってしまいますね。
あなおそろしや。
こうなってくると、一番信用が出来るのは、アナログな「物証」と言うものになって来るのかも知れません。
いややっぱり、元々それが一番大事ですよねと脳内で再確認しました。
このフェイク画像は、このドラマ内のようなクオリティの高いものでなくても、これからの時代は、ネットの窓を開けてその外に触れる者は、目に入ったものが真実とは信じ切ってはいけないというのは、心のどこかに止めておかなくてはならないことかもしれませんね。
ドラマ内でも、青木がドラマ上の進行で作りだしたフェイク画像がありました。
「それぐらいだったら、僕にだって作れるんです。」と言っていたけれど、「そのぐらい」にも幅があって、「それぐらい」であったとしても、それさえもそれを見抜く技をほとんどの人は持たないわけですから。
だから今回の内容は、結局は政府の思惑はともかく、いっけん専門バカの狂った発想の女が起こした殺人事件のように見えるけれど、かなり恐ろしい今の時代を、私たちに見せつけてくれたような気がしたのです。
また、この女の・・・・えっと、この女では失礼ですね・・・・鬼石美奈代の動機は「嫉妬」とかなっていましたが、やはり本当の動機は「日陰の女は嫌なの。」だと思うのです。それは男女間のと言うのではなく、この研究が成果を見せても、政府の重要機密案件としてその研究が守られたら(または取り上げられたら)、まさに「日陰の女」。
「私の大好物は拍手喝采なの。」
動機はやはりそこに有ったのかもと思ったら、鬼石はそうとうのクレイジーな人で、そこも怖かったです。
しかし今回は、なにげにオールキャストでしたね。出演しない人は名前だけの登場とか。気配り& 最終話を意識したシナリオだと思いました。
「推理力減退症候群」でしたっけ。右京の噂は神戸から出てあっという間に広まってしまいました。なんと理由は「花の里」が無くなったから。以前もあったそのロス状態。だけど右京は「もう免疫が出来ているから、同じ事は起こらない !!」と豪語するのでしたが、
最終的には「こでまり」が出来て、本当に良かったと思いました。
右京にとって、そう言う場所はホームズのパイプのような存在なのですって。
この場所は右京にも必要だけど、これは視聴者にも、いやもしかしたライターさんたちにも必要だったのではないかしら。
ささやかな見どころはたくさんありましたね。暇か課長と冠城のお弁当交換シーンとかも、何の説明もないけれど、その前の会話も見えるようで良かったし、青木の「特命一派」も凄く面白かったです。
彼の場合は既に「嫌い嫌いは好きのうち」ってやつですよね~♪
仲良くチェスなんかしちゃってね。
ところで私、このシーズンが始まった頃、「相棒ロケ地」を歩くって言うのも、楽しいオマケの楽しみ方だなと思ったのです。いくつかメモをしましたが、結局は今シーズンでは一か所しか行けなかったのでした。
その場所に行った記事は→「相棒」のロケ地、Anchor point に。
です。最終回ではこの場所が、内外で場所を変えつつ複数使われていました。ちょっとだけオマケの嬉しさがありました。
ただ、前にも言いましたが、このように遅れて感想を書くと視聴率が分かるのですよね。
なんとこの最終話の視聴率は、
13.8 ???????
低くて、吃驚しました。
え~、何でかな ?
なにげにショックです。
うーんうーんうーん・・・・・・考え中・・・・・・・考える必要なんかないけれど・・・・・・
思うに(考えたわけ)、「エクスペリメント」を日本語にしたら良かったんじゃないかと。
「ディープフェイクの実験法」「ディープフェイクの実験」「ディープフェイクの検証」ただの「検証」
「ディープフェイク☆真実の行方」
なんとなく、見えないどなたかに叱られそうな気がしてきたので引っ込みますね。
低いと水谷さんが傷ついて「もう止める。」とか言い出しそうな気がして、嫌だなって思ってしまうのです。
視聴率なんか、このような程度でも変わってくるものだと思います。
確かに始まりがあれば終わりもあるもの。だけど出来たら、「19」と言う数字よりは「20」ぐらいは行って欲しいと願っています。
あっそうそう。すこぶるインパクトのあったセリフ・・・。
内閣官房長官の鶴田。
「権力とはかくありたい。」ね。
鶴田役の相島さんの悪人顔~!!
もう本当に憎らしかった~!! ←褒めています。
それから冠城が指摘した
「『僕としたことが・・』『私としたことが』って、自分が優秀な事が前提になっていてすこぶる感じが悪いですよ。」
これ、以前からそう思っていたのですが、右京の優秀さを愛しているので逆にちょっと好きな言葉なんです。それでも指摘してくれて、なんかすっきりしました。冠城、ありがとう~。あっ、輿水さんに言うべきか。
とりとめが無くなって来て、しかもキリがないので終了~ !!
「相棒」の記事をいつもたくさん読んで下さっている皆さま、ありがとうございました。
またシーズン19でお会いしましょう♡♡♡