「風に吹かれて歩く、レインボーブリッジを」
まあ、こう言うのを倒置法と言い、詩の表現技法を説明する時など、今度からこれを例に使う事にしようっと。
「テクテクとレインボーブリッジまで♪」の続きです。
※
30分以上、ずっと風にさらされていました。思わず頬をスリスリと手で触ってみました。きっとカサカサしてしまったに違いないと思ったものですから。
そんな事を思いつつ、やはりこの風景には心が洗われるような気持ちになりました。
テクテク
ビュンビュンと車が私たちの横をひっきりなしに走り去っていきます。
思わず私も仕舞ってあったマスクを装備しました。
だけど
誰も居ない・・・・・。
一瞬だけのブリッジ独占だ!!!
すると向こうから
愉快な方々がやって来たのです。
この車はレンタルらしいです。
こんな人たちは渡っている間に3回もやって来ました。一回目は写真を撮るので精いっぱいだったし、二回目はなんとなくスルー。三回目になってようやく全力で心を込めて手を振りました。
日本で素敵な想い出が出来ますように♡
だけど私、思いました。
私が全力で手を振れば、相手の方々もそれに応えるわけで、
片手運転を無意識に強要しているようなものなんだなと。
良かれと思ってしたことも、その裏は実はある。
物事は表裏一体。
正義は常ならむ。
また車が途絶えたのは一瞬で、平日の昼間ですから、
レインボーブリッジの上は働く車たちが
絶えず行きかっていたのです。
ただ歩く。
それを遊びとしてその傍らを行く私。
だけど不思議な事に、
そんな車の傍らを歩いている私の心の中に沸々と
湧き上がって来たものは
ほんの微かな仕事への情熱だったのです。
「お仕事、私もガンバロ―。」
と言いながら、この記事はまだ続くのでした。