いつもながらの盛りだくさん・・・・のように感じました。
大庭景親が上総に言いました。
「あの時頼朝を殺しておけば良かったなと、いつか貴様にも思う日がくるだろう。」
上総広常・・・・いつかそう思う日が来るのでしょうか。
亀、嫌な女だ。
やたら義時に親切にされる八重の素性を聞き出して、今の自分を見せつけるとは。
「だから自分だって思い知らされる時が来るんだ。」と夫殿が言いました。
この大河の中は、表と裏が、いつひっくり返されて見せてくれるのかという世界のような気がして、ザワザワします。
佐竹の誅殺。
漫画だけど「吾妻鏡」で読んだから、知ってるー。
義経、戦の天才の片りんを見せるも、実践には及ばず。
その話を聞いてもらうのに、政子に膝枕ってどういう事 ?!
膝枕で甘えるのは、まだ良いとして(良いのか?)、ずっと政子の膝をスリスリ。
ダメでしょう、それ。
でもそこまでも、母無くして育ったが故の彼の渇きだったのでしょうか。
政子に話を聞いてもらうと、元気になって
「兄上に会って来る !」となる義経。
藤原秀衡は義経からの手紙を受け取って、源氏にも平家にも同じような返事をすると言う。つまり様子見。だけど彼は義経の才能を信じている。
だけどこの時、彼が源氏側をはっきりと選択していたら、もしかしたら奥州藤原の未来も変わっていたかも。
いつも人は右か左か選択を迫られている。上手い事やっているつもりになってほくそ笑んでいても、実はちっともうまい事をやってなかったという事は、この世にはたくさんある。
あなたの周りにも、そんな人は一人ぐらいは、思い当たる人もいるのではないでしょうか。
こんな物語の中で、義時のコメディパートはホッとします。