森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒20 第18話「詩集を売る女」 

2022-03-12 12:26:25 | ドラマ(相棒)

なんか感想が遅れると、宿題を忘れている人のような気持ちになる・・・(笑)

だけど今回は日にちがなくてとかではなくて、けっこう感想を書くことが厳しいなと思えて、スルーしようかと悩みました。

(今、この程度の事で『悩む』などと書くと、大陸で起きていることが頭にちらつき、なにげに微妙な罪悪感を感じますね。)

なぜなら、私は今回のゲストヒロインに全くと言っていいほど共鳴できず、寧ろ嫌悪感さえ感じたからです。

特に電話ボックスでの

「分かってる、分かってるけど・・・・・ !!」のシーンは、女優さんは(太田莉菜)熱演だったと思います。だけどそれが私には災いして、「いやな人だな。」と言う想いが跳ね上がってしまいました。

このシーンは、寧ろ「分かるわ~。」となる共鳴シーンなのかも知れませんね。私には逆でしたが。

このお話、何かの道徳テストのような感じがしました。

あなたは誰を許せなくて誰を許せますかのような。

 

確かに戸籍を売るのも買うのも犯罪だと思います。

それでも分かって売ったからには、そこには「仁義」のようなものがあってしかるべきだと思います。

「会いたい。」と言う気持ちは分かるけれども、もうそこにナイフを買って持って行っているのですものね。

戸籍を買った女性が成功してるからって、脅迫するヤーさんは論外。これって、仲間内でも許してもらえない案件じゃないのかしら。だって今後の貧困ビジネスに影響するじゃないの。って、今時は、そういう枠外の人を締める人もいないのかな ?

 

それにこれは、事件を未然に防ぐと言う事からも失敗案件よね。

なんか、デザイナーの女性に、同情してしまいます。

追いつめられてしまったのよね。この戸籍を売った女性からの電話で。

それにあの時亘が右を向くか左を向くかで、この女性たちの運命は別れてしまったようにも思えてならないんです。

 

亘が言ったじゃないですか。

君たちはコインの裏表のようだと。

だけどこのマキと言う女性は、本名と戸籍を取り戻し、世話になっていたおばさんのお店を引き継いで、特命係のふたりにも激励されて、なんか表にひっくり返った感じ。

でももうひとりの女性は、よほど上手くやらないと、今まで苦労に苦労を重ねて培ってきたものを土台から崩されるかもしれないんですよ。

何かいいお話風に作られていたけれど、私にはそうは思えなかったです。

 

注:あくまでも私個人の感想で、たぶん、私とこのライターさんとは相性が合わないのだと思います。読み返してみたら他の作品でも文句ばっかり言ってましたから。

この作品が好きだな~と思われていた方々、すみませんでした。m(__)m

 

あっ、大事な事を書き忘れました。

私、これを見ていて、大昔に見たマカロニウエスタンの「荒野の一ドル銀貨」のアイデアって凄かったんだなと、またしみじみと思ったんですよ~。

「マカロニウエスタン」って、若いやつらは知るまいて(笑)

 

右を向くかひだを向くかって、亘の事を書きましたが、彼がマキの方を向いていたら、彼女は下からナイフを向けていたし、刺されたことに気がつかないでデザイナーの女性が上から刺していたら背中からグサリで、きっと大変な事になっていて、最終回待たずに彼とはお別れになっていたと思います。

右か左かって、いざという時の選択って大事で、いつも私はそれを思うと怖くなってドキドキします。


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