【ネタバレしています。】
ヤだわ~。亀山夫婦ったら、バカップル~ !!
妻にラブレター。二人でイチャイチャ。
なんか恥ずかしくなるぞって、にやにやしてたら、最後の右京さんの一人で手紙を書いているシーンに、胸がきゅんとして今回のドラマのあれやこれやが、みんな持っていかれたように感じました。
「宮部たまき様」とそこには美しい文字でそう書かれていました。
右京は、そこで手を止めて想いを馳せているようでした。
しみじみと何を思うと言う感じで、ちょっといいラストシーンでしたね。
ところで世界放浪の旅に出たたまきさん、お元気なのかしら。(引退してしまった中の人も。)
さて今回のお話の感想ですが、ちょっと殺人の動機に嫌なものを感じました。
確かに殺人の動機などに、共鳴できるものがあるはずもないことですが、安直すぎますよね。
遺体が出たら、自分の微かな夢も終わってしまう。ただそれだけで若い人の命を奪うなんて、絶対に許せないことで、もうこの時点でこの男に爪の垢ほどの同情も出来ませんよね。押したら倒れて死んでしまったと言うのも好きではないけれど、意思を持って凶器で殺しているんですものね。
青年が証拠を見つけて男を責めた時も、事の重大さに気がつかないで、家宅侵入罪だとか窃盗罪だとかわめき散らしていました。
嫌な男だな。妻が出ていきたくなるのも無理ないや。
私はそう思いました。
青年が言ってることが真実だったと思い込んで。
だけど真実は違いました。
男が語る真実。
妻は自殺。
だけど男は、その理由を妻の恋が一因をなしていると思っていたのだと思います。
「行く道はたぶん間違えていると思う。
だけど私の気持ちはずっと変わらない・・・・」←不正確
恋の想いを語っているようです。
(でもそれでもこの男が嫌い。止められたでしょう。この時点でいくらでも。)
ところがさらに右京はもっと本当の真実を語りました。
妻の生きがいは夫を支え続けることだったのです。
そのために画商(実態は闇金)の言いなりになってしまった。
爪の垢ほどの恋の想いなどなかったのでした。
「行く道はたぶん間違っていると思う。」それは死の選択をしたこと。
「だけど私の気持ちはずっと変わらない。」
それはあなたをずっと想っていますと言うことで、このキャンバスに書かれた遺書は、妻からの最高の最後の恋文だったと言う物語でしたね。
この男は不器用な男だった。そう思えば、嫌い度も薄まるかもしれませんが、やっぱり青年を殺した段階で、それは無理と言うものですね。
だけど、「キャンバスに書かれた恋文」には、ちょっと胸がキューンとなりました。
でも右京さんの手紙には負けた・・・・・・・(笑)