朝ドラが最終回を迎えたら、一応感想を書くことにしています。
毎朝、見続けていたわけですから、感想などもたくさんあるような気がするからです。
以前の朝ドラはどんな感想を書いていたのかと、ちょっと過去記事を読み直してみたのですが
思わず
「ゲゲゲ~ !! 意外とちゃんと書いてる !!」となりました。
いや、「ゲゲゲ~」と言っていますが、別に「ゲゲゲの女房」のことばかりを言っているのではありません。
その過去感想を読み直して思ったのは、15分のドラマをほぼ毎朝見続けることは、感情移入度も高く、そこで自分が感じたことは後から読み直しても、自分を励ます言葉がそこにあるということだなんです。
例えば「ずっと好きだった「おちょやん」には
>「それから
「あの時あなたと別れたから、新しい出会いがあった。」と言うセリフ。
何も夫や恋人ばかりではなく、友だちとか・・・・・私には凄く胸に迫ってくる言葉だったように思います。」
とあり、思わず頷いてしまいました。
なぜこんなことを書いているのかというと、深い感想が・・・・・・この「舞いあがれ !」にあったかどうか と、今首をかしげているからなんです。
最終回、実は感動しました。
人生に無駄な時間はない。確かに。
でもそれ、知ってるよ。そこそこ生きてきましたから。
だけどヒロイン舞は、夢を変えながらいろいろやってきました。
そうなんですよね。彼女はいつだって自分の意志で夢を変えてきたんです。
そしてそこで身につけてきた経験や人脈がみんな「かささぎ」に結びついていったのですね。
多分それについていけなかったんです、その変化に、わたくしが。
途中まで、本当にワクワクし、ときめきながら見ていました。
浪花バードマンの頃、航空学校の頃・・・・。
大河内教官の「岩倉学生、 右を見ろ」には思わず「キャー」となり、それが私の前半のピークだったような気がするのです。
その後、1ミリの容赦もなくお父さんが亡くなってしまい、舞ちゃんがパイロットの夢を捨ててしまったあたりから、あまり面白く感じなくなってしまいました。
一番違和感を感じたのは、夢と同時に恋人とも別れてしまったことでした。
お互いに夢を持っているということが素晴らしいのであって、なにも同じ夢を見なくてもいいのではないかと思います。
むしろ夫婦二人が同じパイロットでは、すれ違いが多く、家庭をうまく築けたかどうかわからないのではと思ったのです。つまり、あれは結ばれるべき人(たかしくん)と結びつけるだけの予定調和だったにすぎず、ヒロインに感情移入して、悲しく思うということすらできませんでした。
その頃のお母さんにも、不愉快に近いものを感じました。大学を中退してまで自分の夢をかなえた舞の足を引っ張り、会社のために頑張るのが当たり前のような顔をしていた(私にはそう感じてしまったんです。)
どうしてこの母は、自分の人生の主役になって、IWAKURAを立て直さないのだろうかと・・・・・って、当たり前。お母さんがヒロインじゃないからです。
でもキャストが永作博美さんだと、何となく期待しちゃいますよね。
悠人兄ちゃん、久留美ちゃん、きっと結ばれると思ってました。姑が出てきてうまくいかなかった医者の恋人の話は、悲しかったですね。
最終回の時、カフェ「ノーサイド」に舞にゆかりがあった人たちが集まります。
最終回だから・・・・・(笑)
いやいや、みんなが集まって、かささぎを応援するわけですが、まるで夢のような世界観でしたね。
現実の世界では、ありえない世界。
リアルっぽいけれど、ある種のユートピアだなと思いました。
このドラマに、悪人とか意地悪な人って出てきたでしょうか。(そういえば、お医者さんのお母さんは、その唯一の人なんじゃなかったかな。)
癖のあるたかしくんの編集者も、ちゃんと彼のことを思っている良い人だったし。
何年たっても、あの時のまま、友情は続いているのです。
通じ合った心はその時のまま。
確かにいろいろなことはあったけれど、やはり一番大事なことは人とのふれあいだと思います。
そしてこんなドラマのような事は無理なことだと思いますが、それでも今日から出会った人たちには心を込めてお付き合いしていきたいと思います。
って、まとめようとしましたが、こちらから心を込めて丁寧にお付き合いしようと思っても、ままならないことは多いわけですよね。
そう思うと、やっぱり「半分、微妙」になってきてしまうのですが、それでもキャストの皆さんが、イケメンパラダイスという感じだったし、女性たちもみな魅力的だったし、おばあちゃんもラストまで生き抜いて、、やっぱり半年(2週間、疲れて離脱)見続けて楽しませていただきました。
次の神木君のドラマも楽しみです。