「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」
マーロウ矢木(高橋克実)が、老舗デパート藏本屋の令嬢・里紗(潤花)に「優しいのですね。」と言われて応えた言葉。
思わず
「ふっ、知ってるわ。」と呟く私。
「あっ、でも」と目の前にいたルート君(my son)に言いました。
「別に本を読んでいたからとか映画から知っていたわけではなくて、この『相棒』で知ったのよ。」と。
初回登場の時から、このマーロウ・八木と言うキャラが大好きでした。
初回登場は2006年の「シーズン5」で、その感想は
そして2012年の再登場の時は
本当にあっという間ですよね。10年なんて。
マーロウ八木、やっぱり良かったですね。
この人の回は、キャラ的に何やら暖かいホッとできるようなお話になっていると思います。
今回のヒロインの潤花さんは、綺麗な方だなと思ったら、元タカラジェンヌで今年の6月に退団後、初めての映像作品だそうですね。
煌めいていて深窓のご令嬢にふさわしい方だと思いました。
ただ美しいけれど、彼女の衣装はちょっと考えて欲しかったです。みんなコート着たりジャケット着たりのこの季節に、ずっと肩だしドレスなんてあり得ないないように感じました。だいたいお嬢様はずっとあの部屋のソファで、きちんと座って何をしていたって言うのしら。
まあアレはしていたわけだから、動いてはいたわけですが、なんだかお人形さんのような描き方で、もう少し細部にこだわって欲しかったです。
お話も過激な発言をする長男さんもいて、怪しく描かれていましたよね。
だけどドラマのサスペンスは、登場人物に限りがあるので、犯人当ては逆の意味で厳しいものがあると思います。
しかし理沙と結婚したがっていた、老舗和菓子屋の息子君は気の毒。結婚はおろか、これでは守るべき伝統のお店も危うくなってしまいそうですね。
やはり今回も面白かったです。
そしてほっこりできるようなお話になっていましたね。
また癖の強いおじいさまにおじさんにお手伝いさんに、運転手から社長後継にと駆け上った義理の父。1時間の使い捨てかと思ったらもったいないようなキャラ達だったと思いました。
だけどこの記事を書き終えるまでに、凄く時間がかかってしまいました。
えっ、たったこれだけの感想にって思われても仕方がないです。
と言うのも、以前の2作品は戸田山雅司さんが書いていたのだなと懐かしく思い、今は何を書いているのかなと思ったらNHKで放送中の「ガラパゴス」のライターさんなんですね。姉に面白いよと言われたのに、見ていなくて、NHKプラスで見られるかなと検索したり、オンデマンドだといくらくらいなのかなと検索したり・・・・・
それに彼がやはり書いた「それが答えだ !」懐かしく思い出していたり・・・・
まあ余計なことを途中でやっているわけなのです。
今回のライターさんは、光益義幸さん。違和感なく上手くつなげられたと思いました。
この方の以前の作品は、かなり私のお気に入りです。
もう一つ時間がかかった理由は、本の検索をしていたからなんです。
やっぱり気になりますよね。