こんな風に映画とドラマのことを絡ませると、カテゴリーの何処に放り込んだら良いのかとささやかな事で悩んだりもします。
そう言えば、「映画大好き☆☆」なんてカテゴリーも作ってあったのだと思い出しました。という訳で、久しぶりにそのカテゴリーを使いました。
だけど、まずは映画ブログ「近未来二番館」のお知らせです。
「麒麟の翼~劇場版・新参者」を見てきました。その感想は→こちらです。
そのブログの感想には書かなかったことを、此処ではちょっとだけ触れたいと思います。
触れたいことは二つあったのですが、書いてみたら、大した話題でもないのに長くなってしまったのでそのひとつだけ。
そのひとつは二世俳優さんの活躍。(敬称略にて失礼します。)
映画を見ていてふと、「二世さんたちが頑張っているな。」と思ってしまったのでした。でもそちらの感想に敢えて書かなかったのは、その二世さんたちの「たち」の一人は、中井貴一だったからです。彼はデビューした時には名優佐田啓二の息子で、先にデビューしていた姉の貴恵の弟と、かなり宣伝にも使われたと思います。その肩書きは彼に長い間付きまとっていたと思います。
だけど私は佐田啓二は知らないし、姉の貴恵さんと比較しても役者としての実力の差は最初から雲泥の差がありました。(と、私は思っています。ごめんなさい)
今更二世もないかなと思ったわけですが、そこに三浦貴大が出てくると、思わず連想して「二世さんたちが頑張っているな。」と言う事を、ふと思ってしまったと言うわけなのです。
だけどこの三浦貴大を「RAILWAYS」で見たときには、彼が三浦友和の息子だとはまったく気がつかず、「SPACE BATTLESHIPヤマト」に出ていたと言われても、記憶に呼び起こせません。
言うなれば地味なんですよね。
でもそれは、もしかしたら「友和・百恵の息子」と言われずに着実に力をつけていきたいと言う気持ちの表れなのかとも思いました。この作品の中でも、何げに地味。
でも夜「キルトの家」と言うドラマを見ていて、そこにも彼が出ていることを知りました。出ていると言うより主役です。そのドラマの中で走ったり運動をしていた後は髪が乱れて・・・、そこで初めて気がつきました。結構いい顔してるのねって。
彼に小者感を漂わせているのは、あの髪型だと思いました。でもそんなキャラでいっているので、仕事が途絶えることなくあるのかも知れず難しいところだとも思いました。
二世が良いとか悪いとかはまったく関係のない事ですが、やはりスタートが恵まれている事は事実だと思います。その時に誰々の息子、娘と言う肩書きがつこうとも。すべてを武器にして、そのうち「二世なんて言ったら悪いな。」と思わせるぐらいの良い俳優さんに成長してもらいたいものです。
本来は、「ヤー、この俳優、凄い良いよー。誰?へえ、彼の息子なんだ。」と言うのが、見ている側も演じる側にもベストなことなんだろうなと思ったりもみますが、なかなか難しいことなのかも知れませんね。
俳優さんではないですが、宇多田ヒカルなんかが、そんな感じですよね。そして、私にとっては杏なんかもそうです。彼女っていいなあと思ったら、渡辺謙の娘であることを知ったのです。先日、三浦貴大がNHKのトーク番組に出たときに杏とは幼馴染だと知りました。昔遊んだ筒井筒井筒が今ではテレビで夫婦役。なんか面白い。これって、「キルトの家」の話です。
「キルトの家」はタイトルに出したのですが、感想は今の時点では書けない所。後半で見えてくる部分がたくさんあるからです。但し面白かったです。手助けを拒む老人たちの気持ちは。松坂慶子が演じるあの人の家には何か秘密があるのか。杏の夫はDV男らしい・・。来週も楽しみです。
そうそう忘れちゃいけなかった・・。
二世俳優さん、「麒麟の翼~劇場版・新参者」にはもうひとり頑張っている方がいました。
「タケオ~!!」って、それは「おひさま」の中の役名でした。
柄本時生、父は柄本明、母は角替和枝、兄は柄本佑。俳優一家ですね。
映画ブログに敢えて書かなくて触れてみたいと思ったもうひとつのテーマは、実はドラマと映画の違いって何だろうと言うことでした。
映画を見ていて、なんとなくこの映画を見た感想の中には「これ、ドラマの二時間スペシャルで良いじゃん。」と言う人がたくさんいそうだなと思ったのでした。そんな事を思ったのは、私自身も最初の方でほんのちょっとだけ思ってしまったからかもしれません。
ただその言葉はドラマを作る人、映画を作る人、双方にイラッとさせるものがあるんじゃないかなと、いろいろ考えてしまったのでした。
という訳で、そんなことがテーマだったのですが、何げに眠いし(昨日見てしまいましたよ深夜の『黙阿弥オペラ』)、頭も働かないのでいつかまたと言うことで・・・zz
あっ、だけど(パチリ)、「麒麟の翼~劇場版・新参者」は後半に行けば行くほど、これはやっぱり映画館で見て良かったと思いましたし、泣けました。
麒麟の翼 (特別書き下ろし) | |
東野 圭吾 | |
講談社 |
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