森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「相棒」ー心優しいストーリー展開

2006-02-16 00:38:41 | ドラマ(相棒)
 前にも書いた事があるが、「相棒」はお勧めのテレビドラマだ。
なぜなら、期待を裏切らないストーリー展開のおもしろさが、そこにはあるからだ。

 人気シリーズとして長いので、登場人物も毎度おなじみで、斬新さに欠けるように一見思えるが、あにはからんや、ストーリー自体は、いつも斬新で面白さを裏切られた事がない。単純に見えるストーリーも決まってそのままでは終わらないと言う嬉しい裏切りが用意されているからだ。

 今日の「告発の行方」もそうだった。
 犯人は1時間ドラマなので登場人物が出揃ったところですぐにわかる。でも、面白いのはそこから。普通、秘書って言ったら、大臣の悪事の隠蔽を図る側でしょ。それで、トラぶってつい、殺しちゃうのが、単純サスペンスの定番。でも「相棒」は違う。秘書は20年仕え、尊敬してきた大臣の悪事を、命がけで、殺されたルポライター堂島に告発していたのだ。堂島も自分自身の起死回生をはかっての渾身の記事だったが、保身にはしった編集長に記事を差し替えられてしまう。事情を知らない秘書は堂島を攻めて争った末・・・
 だが、殺したのは、秘書ではなかった。(彼は怪我をさせただけ)秘書が帰った後、意識を取り戻した堂島は、失意のあまり自殺してしまったのだ。(または、事故)
 右京は、編集長に
「あなたが殺したともいえる。」と伝えるが、彼は、
「記事はつまらないから、差し替えただけ。」と居直る。
「あなたは、ジャーナリストじゃないだけ」と言いつつ、秘書も捕まり大臣も告発される事を伝え、今ならスクープになると教える右京。
手のひらを返す編集長に、堂島を見守ってきた女性編集者は、そこにあった雑誌で顔面パンチを。
 日の目を見た堂島の記事を読みながら
「これで良かったんですよね。」・・・・なんか少し寂しげ。/font>

 華やかさは無いかもしれませんが、完成度が高いと思いませんか?
しかも主役の二人は、人に対してとても優しいのです。(なんか文体変わっちゃうし・・)




思うんだけど、テレ朝って番宣下手じゃない?1月1日の特番、当日の朝まで知らなかったわよ。妹に、もしかしたら古畑より面白いかもなんて、微妙な事言っちゃった。比べるのも変なんだけれど、「人は暗示で殺せるか」という展開の意外性では、こっちの勝ちと思うんだけど・・


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