先に「ゴールデンカムイ」の感想というか、お話をしますね。
「ちょっと気になるあれやこれや」という記事の中で、「陰陽師0」の事や、「キングダム」の情報を載せても、この「ゴールデンカムイ」の事は完全にスルーしてしまいました。爪の垢ほどの興味もなかったからでした。だから映画館に行って見るなどとは思ってもいませんでした。むしろ、「キングダム」をどんどん撮影しないとまずいんじゃないのなどと、余計な心配をしていた私(笑)
ただ、きっとこの映画公開の記念かもしくは宣伝の為か、その原作が全話無料で1月31日まで配信されていました。(「ピッコマ」2月14日まで延びていました。)
おばさんは無料という言葉に弱い人なので、ちょろちょろと読み始めてみたところ・・・・・
映画館に行って映画を見るぞ~ !!
となった私。
誰かの仕掛けた罠にはまりやすいのかも(笑)
嬉しいことにルート君と、久しぶりに一緒に行くことになりました。もうおじさん世代に入ってしまった息子君と出掛けるのは、実はひそかな楽しみの一つです。
夫殿はというと
「アニメを見ていても残酷な殺し合いばっかりなような気がして・・・いいや。」
「あらっ、そうなの ?
私は『ヒンナヒンナ』と、狩った肉を感謝しながら美味しそうに食べていることの方が印象的で、パッと思いだすと、そのシーンばっかりだわ。」
だけど夫殿の言っていることも間違いのないことで、それでも私の言っていることも正しいと思います。
原作漫画は、ところどころに(下品な?)笑いがぶち込まれていますが、かなり奥の深い物語だなと思いました。
そしてこの映画は、私が大好きな「キングダム」の山﨑賢人が主演で脚本をはじめ多くのキングダムスタッフが作り上げている作品なのですから、信頼度も高いのです。
私はアニメもチラ見したことがあるのですが、あまり嵌れなくて、つまり原作から実写の人なのですが、アニメから実写の人にはない感覚かもしれませんが、
「あー、絵が動いてる~ !!」と、そこから嬉しくなってしまいました。
しかも北海道の大雪原と森。横に降る雪。スターダスト。
美しかったです。
最近すっかり老化の道をたどっている私は、徐々に長い映画が苦手になって来て、
そこを巻いて、くだくだとヒロインを泣かして説明してんじゃないよ~などと心の中で暴言を吐いている時も、ほとんどないけれど、ごくごく稀にあります(笑)
だけどこれ、
「えー、うそっ、終わっちゃうの。もっとやって~ 」という気持ちになりました。
原作の3巻分だそうです。
またも余計な心配をする私。
「キングダム」もやって、「ゴールデンカムイ」もやって、両方とも半端ないアクションの連続です。山﨑賢人、こりゃ永遠に太れないな。
だから言ったでしょ。余計な心配って。
シーンのネタバレになってしまいますが、アクションって馬が引く荷車の上でも、あんなに見せ場を作れるんだなぁと、手に汗を握ると言うより感心してしまい、そしてその見せ場を楽しみました。
キャストは全員嵌りまくっています。
アシリパさんの山田杏奈、すっきりとした清々しい美しさを見せて、もうアシリパさんにしか見えませんでした。
白石はこの物語では、とっても重要な人。あんなおちゃらけキャラですが。矢本悠馬はもともと好きな俳優さんですが、ピッタリだと思いました。
あっ、そうそう。
ヒグマ怖いね。
凄く実感できました !!!
詳しい情報は→ゴールデンカムイ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
ついでながら、この記事に1月の映画のまとめをしてしまおうと思います。
あまり本数を見ていないので・・・・。
2022年から☆なども付け始めました。
☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品
☆☆☆ は普通に面白く見る事が出来る。
☆☆ は、私には合わなかった。(他の人は分からない事です。)または見なくても良かったかも・・。
☆ はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?
★ 0.2 ちょい上と言う意味です。
またリンクは「映画 .com」に飛びます。諸々の情報はそこからどうぞ。
1.「1秒先の彼」☆☆☆☆
→1秒先の彼 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
この映画、公開日が2023年の7月。まだまだ新しい映画です。台湾映画のリメイクだそうで脚本がクドカン。
どうりで饒舌に語る岡田君のセリフがそれっぽいなと感じていました。
細かいことを言うと、いろいろ無理があるだろうと思うのですが、映画なんだから物語なんだから細かいこと言いっこ無しにしようよと思える作品でした。
思っていたより面白かったです。
2.「わたしの幸せな結婚」☆☆☆★
→わたしの幸せな結婚 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
時代劇ファンタジー。タイトルからは思い浮かばないようなお話だけれども、楽しめました。
目黒蓮は目が優しい人なので、きついセリフの時に、ちょっと厳しいものがあるなと思いました。
「私が出て行けと言ったら出ていけ。私が死ねと言ったら死ね。」なんてセリフはなかったかもしれませんが、こういう言葉を言っても、全体的に優しさが漂っていて甘い展開が予想されたような気がします。決して批判ではないのですが、今、人気のある彼に何を言っても、不快に思われる方がいらっしゃるかもしれませんので止めておきますね。
少女漫画のような娯楽作品で楽しめました。それは女性ばかりにではなくて、我が家の夫も楽しんでいたようでした。ヒロインの今田美桜の可愛らしさから、この物語は男性ファンも多いのかもしれませんね。
3.「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」☆☆☆☆★★★
→劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
ずっと見たいと思っていた劇場版を見ることが出来ました。この感想はネタバレしています。
たぶんギルバルトは生きていると分かっていても(たぶんルート君から聞いていた。)それでも二人がその後どうなったのか知りたいじゃないですか。
二人の話は予想通りでも、この話を回す少女の祖母のエピソードは、何となく覚えていて、胸を打ちます。
そしてこの劇場版の中での自動手記ドールとしてのユリス少年のエピソードにも、滂沱の涙が流れました。
もうこのお話は、枯れた瞳を潤して差し上げますと言うコンセプトで作られているので、我慢する必要などないのです。
手紙って良いなぁと、この物語を見るとしみじみと思います。
少女がヴァイオレット終焉の地にやって来て、その後を辿り、そしてその島から両親に手紙を書くシーンは良かったですね。
もう廃墟のようになってしまった灯台の郵便局跡地。もう次の世代が生き生きと活動する学校。
人は生きて、そしてその生きた息遣いは残っても、やがてみな過ぎ去るのみ・・・・・。
それでも私は、少女がその島で二人が幸せに生きて、そして静かに眠っている場所まで訪れて欲しかったです。
4.「ゴールデンカムイ」☆☆☆☆★★★★
1月はちゃんと見たのはこの4作品だったと思います。
やっぱりドラマ視聴が多かったからですが、実は「20世紀少年」なんかをまた見ちゃったりして・・・・
あれはいったい何回目かしら(笑)