森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

たまたまですからね !

2022-10-16 15:07:14 | 梢は歌う(日記)

「約8年」と言う記事が止まったままになっていて、毎日の事に追われてないでちゃんと書こうと思うと、なんとなく現実逃避したくなり、PCでゲームなどにはまってしまったりしています。

ブログ更新も書いておきたいエンタメの記事などがあるので、そんなにはお休みはしていないのですが、何とはなしに気持ち的迷子になってしまいそうな気もしないでもない・・・・・・・。

とりあえずもう10月も半ばが過ぎたので、日記などを書いておこうかと手帳を開いたら、思わず「イッ !!」ってなりました。

あっ、そうそう。トップとこの下の彼岸花はマンションのもので、10月6日に撮りました。この頃がピークだったような気がします。数も少ないのですが、数年前からやってきたこの花も、ようやくここまで増えたのです。また来年、再来年が楽しみです。

ある視点で書いていますが、本当に「イッ」となって「ウッ」となりました。やり過ぎじゃん !?

 

日記なので、少々長めです。

1日、スマホ買い替えで半日つぶし、2日おばば様(姑)の買い物でやはり数時間が潰れて、3日の日は新しく始めた事の2回目の講習会であったにもかかわらず、疲れていて元気が出なくてお休みしました。

 

4日の日はお友達とランチ。

8月のある日、9月になったらランチしましょうと約束してあったのですが、なかなか9月は日にちが取れず、10月のその日になってしまいました。お友達が、そのお店を予約してくれました。(お店情報は後から追記しておきますね。)

皆美味しくて、満足しました。

地域のお話になってしまいますが、「おおたかの森」や「柏の葉キャンパス」のららぽーとが出来てから、ほとんど柏には行かなくなってしまいました。たまには行って、探検してくるのも楽しいかなと思っています。

 

 

5日の日は、「シュガーレディ」の試食会。

お節と中華の回で、はっきり言ってゴージャス&デリシャス。あとでちゃんと詰められている見本も見ました。今年は、我が家は喪中なのでお節注文はないのですが、これからはこういうのもイイナと思いました。

 

 

他の所でも、こんなに豪華なのかは分からない事です。せっかく時間を作って来てくださるので、喜んで帰って貰いたいからと、シュガーの彼女は言っていました。彼女は30年近く、このお仕事をやっているんですよ。

他の人との触れ合いも感じが良くて、楽しい時間でした。

 

6日の日は、お花の講習会。

来月はクリスマスのリースだと言うので、一回休んで次のお正月の飾りから、また復活しようと決めて出掛けて行ったら、なんとなんと担当者のいきなりの転勤で、今回で終わりになってしまいました。

先月、お向かいに座った方たちは、旅行に行くために今回はお休みで、クリスマスリースが楽しみだと言っていたのですよ。私も吃驚しましたが、その日にお休みした方たちも、後から知ってさぞやがっかりするだろうなと思いました。

なんだかんだとこの講習には6回行って、毎回楽しかったのです。

ただ他の人たちはもっと長くやっていて、他の人との交流も既にあるみたいで、毎回近くの人とお話はするものの、「友達」と呼べるような人は、まだまだできる前だったので、会終了後に皆が残って雑談しているさなかにポツンと帰るのは、ほんの少々の寂しさはありました。

ところが自転車で通り過ぎる人が、「お疲れさま~」と声を掛けて言ってくれたのです。

その日にお向かいに座った人かと思ったら、初回と二回目に隣に座った若いママさんだったのです。

覚えていてくれたんだなと思うと、ほんのちょっぴり嬉しかった私です。

しかし唐突に終わってしまって、「あ~あ」と言う気持ちになりました。

今回は「ハロウィンの寄せ植え」。

「ハロウィン」は、まあ気にしないでってところですね。

実は右の出来上がりの画像は、先生の作品です。

私のは、家に持って帰るまでにピンクのマムが元気がなくなってしまったので、まだ写真を撮ってないんです。

 

この日の午後は「大河女子会」。

それってなんだと言う所ですね(笑)。実はこの会には違う別の名前があるのですが、私が勝手にネーミングしてしまった !

これは期間限定の名前ですね。今の大河「鎌倉殿の13人」のお話を熱く普通に語る事が出来るのは、リアルには姉とこのグループの人たちしか私には居ないのです。

「畠山、良かったよねぇ。」「この前、政子の土下座に泣いちゃった~ !」「りくはさ~」とか、そんなお話で盛り上がります。

フカフカパンケーキって、あまり好きではないなと思っているのですが、久しぶりに頂いたら、凄く美味しくて、これからは「大河女子会」はここでやれば良いのではないかと思いました。(むさしのカフェにて。)

 

お友達からお土産を頂きました。ドキドキ。手作りのケーキでした。とっても美味しくて幸せ♪

 

7日、図書館に予約してあった本を取りに行きました。ちょっと遠くて、面倒くさいなと思うけれど、街路樹の花水木の変化を楽しむと思えば、それも楽しくはなくはない散歩道なのでした。

分かり辛いのですが、今は赤い実がたくさん生っていました。

その後、星子さんと柏で待ち合わせをしました。またも柏探検に行こうと思ったのですが、待ち合わせ時間が、ちょうど雨のピークと天気予報が伝えていましたので、駅から濡れないまま移動という事で、高島屋の新館で済ますことにしました。8月に「おおたかの森」のショッピングモールで美味しいなと思った中華のお店の柏店に行きました。チャーハンを食べてみたかったので。(鼎泰豐にて)

 

 

8日の日は、夫とお気軽にランチ。久しぶりに「くら寿司」に行きました。

既に空になってしまっていましたが、シークレットになっているお寿司が流れて来て、「わぁ、何かしら。」と思ったら、「桃太郎からの贈り物」なんですって。面白そうとよく見てみたら「お子様限定」でした。

ああ、がっかり・・・・・って、脳内はお子様な私(^_^;)(^_^;)

この日は姑も、お昼に誘ったのですが、彼女は次兄の病気の事ですっかり疲れてしまっていて、お買い物と病院への送りにだけをお付き合いしました。

 

9日の日は、お取り寄せしていた家の電話機が届いたと言うので、取りに行きました。

ランチはモラージュの珈琲館で。

ケーキも買ってきました。今の季節限定のハロウィンケーキ。これ、モンブランではなかったのですが、美味しかったです。我が家のお気に入り、シャトレーゼで。

 

 

私は基本、おうち大好き人間なのに、その週のお出掛け率が高く私はすっかり疲れてしまいました。本音を言えば、疲れたのは前日のおばば様のご用事だったと思うのですが、家のゴミ捨ての続きも気になっていたので、夜も外食にしました。でも理由は私の疲れのみではなくて、「三連休なんかどこの国の話ですか」的なルート君の為であったような気もします。ほんのちょっとの非日常に外食って当てはまると思うからです。

 

そして10日は買い物には行きましたが、普通の家事に専念し(実は記憶もあいまいで)、11日も家でじっと録画消化と家事をやっていました。夕食はカレーを作り、久しぶりのほんのちょっと長い夕方からのバイトに緊張しました。お仕事は思っていた以上に楽しくて、「辞めたい辞めたい」と言いながら、私はまだズルズルとやっていくような気がします。

12日の午前中はサークルの活動に参加。午後からはやはり引き籠って、家事や片付け。

13日は肉じゃがを作り、やっぱり夜のバイトにイソイソと出掛けました。

しかしお片付けと家事のやった事こそメモでもしなければ、数日経つと、何をやったのか分からなくなりますね。通常の家事は、賽の河原の石を積み上げるが如く、積んだかと思うと(片付けたかと思うと)鬼がやって来て、その石を崩す(また生活して元に戻る)・・・・あな恐ろしや。

 

14日またも別の図書館の本が準備できたと分かったので、その本の受け取りと銀行周りを兼ねて「おおたかの森」に行きました。待ち合わせをしてた星子さんとランチ。3時間ぐらいで帰るかと思ったら、まったくそれは甘い考えで、先週も会ったと言うのに、ずっとおしゃべりしていて、夕方に帰宅しました。

星子さんとしか話せないような話題もあるので楽しかったからですね。

おおたかの森のモールも入った事のないお店が、実はたくさんあるのです。また後程追記で、お店情報を書き込んでおきますね。サラダうどんと、モンブランのケーキセット。珈琲が美味しかったです。もちろんケーキも。

 

15日は、映画に行った夫が帰って来てから、バーミアンに行きました。

レタスチャーハンです。この日に出掛けたのは、そこだけでお買い物にも行けませんでした。

この日記書こうと手帳見て、また写真を並べてみたら、「やり過ぎじゃん。」と感じて「イッ !」っとなったわけですが、間に文を挟んでみると、大したことが無いように感じ始めました。(笑)

確かにお出掛けとランチ、やり過ぎじゃんと言う感じがしたのですが、これはたまたまですよ。

事実、先週も月曜日から木曜日は静かに暮らしていたわけですし、来週も4日間は静かにしていようと思います。・・・・・・・あっ、インフルエンザの注射とか美容院とかは行きたいかな。

あとはやっぱりお片付けとお仕事です。

 

でも本当は、一日一回は用を作って出掛けて行くのがイイらしいですよね。

薔薇園の薔薇はどうなっているかしら。

街の中の森、こんぶくろ池の秋の様子は如何かしら。

街路樹の紅葉の進み具合はどうなってるのかしら。

まあ、そうだけれど、とりあえずは溜まっている本を読まなくちゃ。

公園に持って行って、外で読むと言うのはどうかしら。

束の間の秋を楽しめたらいいですね。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

近頃ランキングを楽しみに見ています。よろしかったらポチリと押していただけると、嬉しく思います。

 


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たまには指を折って文字を数えてみた その3 《十三夜》

2022-10-14 20:52:57 | 詩、小説

 

十三夜

君の時計が止まっても

私の時間(とき)は

たゆまず刻む

 

 

時々、スノウさんとメチャクチャ話がしたくなる。

だけど叶わぬ夢なんだ。

だから私は、過去の彼女と対話する。

そして時々笑ってる。

あの時、こんな事があったよね。こんな事を言っていたよね。

「ふふふ」と笑って、そして涙ぐむ。

もう、共に新しい時間を共に過ごすことはないんだな。

君の時間は、今生では終わってしまったから。

それでもお姉ちゃんはさ、何やかんやと忙しく、毎日を過ごしているんだよ。

賑やかに音を立てて進む秒針のような毎日さ。

だけどね、或る日、突然、その秒針も止まる日が来るんだね。

だからと言って、その時に、君と再会できるなんて思ってもいないんだよ。

だって私はね、あの世なんて信じていないから。

それでもさ、ちょっとだけそんな夢を見てもいいかしら。

 

あの時、ずっとコロナと体の調子が悪くて会えなかったけれど、ようやく君の家に行き、1年と数か月ぶりにやっと会えたあの時、

「やっと会えた~。」と君は言ったでしょ。

あの時と同じようにさ、

お互いに抱き合って、背中をポンポンと叩きあうんだよ。

「やっと会えたね。」って。

 

あっ、だけどさ、スノウさん。

それ今じゃないかね、悪しからず・・・。

「来たよ~。」とニコニコしながら来られても、ちょっと困るよ~、私。

 

そんな事を考えながら、歩く夜の道。

ちょっと涙ぐんだりクスリと笑ってみたりして・・・。

 

 

 

 

 

 

 

たまには指を折って文字を数えてみた

たまには指を折って文字を数えてみた その2


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相棒21 第1話「ペルソナ・ノン・グラータ~殺人招待状」

2022-10-13 11:42:21 | ドラマ(相棒)

無知であるワタクシは、まずはここから。

「ペルソナ・ノン・グラータ」とは、

『外交官のうち、接受国からの要求に基づき、その国に駐在する外交官として入国できない者や、外交使節団から離任する義務を負った者を指す外交用語である。

原義は「好ましからざる人物」「厭わしい人物」「受け入れ難い人物」を意味する。』

 

この物語、警察を辞めている亀山薫がどうやって戻ってくるのかも、ある種の見どころのような気がします。

もしかしたらこのタイトル・・・・・、ちょっと気になりますね。

 

と、如何にも真面目な(?)私らしい書きだしで・・・・(^_^;)

もっと、「わーいわーい、薫ちゃんだ~ !!  おかえり~!!」みたいに、はしゃいでも良いような気もするのですが、なんたってお話自体が、あまりはしゃげないような悲劇チックなものでしたね。

反政府運動のリーダーのアイシャと言う女性は、本当に心の清らかな女性だったのですね。また血が飛び散って周りを汚さないような配慮までして、出来過ぎた美しい人だったと思います。

このドラマを見ていて、私は脳内で、かつて一世風靡した「24」というアメリカのドラマを思い出したり、または「指さし殺人」と言う言葉を思い出したりしました。

「指さし殺人」とは確かに違うのかとは思います。だけど私には同じようなものに感じてしまったのです。

飛行機の中の人は、皆お気楽な顔をしてあとわずかの飛行を楽しんでいました。だけど命の重さを測っていたのは、あの6人ばかりではなくアイシャもでした。アイシャにとって、目の前にいる6人だけではなく、何も知らない150人の乗客からも、彼女の中の正義を迫られているような気持ちになってしまったのではないでしょうか。

「24」を思い出したと言うのは、あのドラマ、一日の出来事を描くと言う目まぐるしいものですから、犯人からの非情な要求が、(犯人にとって不都合な事を調べている)上司の射殺だったりすると、それが正義か否かの論議も無ければ悩むことなく、犯人の目の前で、その要求を実行してしまうのです。いろいろとツッコミどころのあったドラマでしたが、私的には、そのシーンは忘れられないモヤモヤシーンでした。

誰も、その一人の人の命の重さを考えないからでした。

その時私は、さすがに大量殺人兵器を持つ国のドラマねなんて思ったものですよ。

ところが、同じような内容じゃないですか、これ。

一個の命と多くの命の天秤・・・・・・・なんか難しい問題なので、深くは語らない方がベストなような気もしますが、何かモヤリますよね。

 

それにこれ、杉下右京の大失態だと思うんです。

「僕としたことが !」って言わなかったなぁ・・・?

飛行機墜落はハッタリと彼には分かっていたわけです。だったら、既に一人はパニクッて実行しようとしてしまってるし、他の人たちがこの先何を思うかもわからない事じゃないですか。ましてや、正義の人であるアイシャもどう行動に出るかもです。何のフォローもなく放置。

かつての亀山薫が相棒だった頃、こういう気遣いは彼がやっていたんですよね。そして命の重さの天秤を語る人が居れば、一番悩み、怒っていたと思うんです。ところが今は、彼が「いざとなったら」と言い、かつての愛おしい教え子を彼が殺しかねない雰囲気・・・・。

そしてまたこの亀山薫の発言を聞いて、更に他の人の気持ちも考えてみても良かったのではと思ってしまうんですよね。(理詰めの彼には無理な事なのか?)

 

それにたった1時間強のドラマの中の登場人物の温度差が、凄く感じられましたよね。

薫の妻は飛行機の中。右京は、この事件を知った第三者。だからゆえに冷静で分析できるけれども、その分析した結果を訊いても、「万が一」と言う呪縛からは薫は逃れられません。

他の人も、最初は「なんじゃこりゃ ?」と言う気持ち(かなり不安だけれど)だったと思うんです。ところが、本当にそのメールで実行した人が現れて(こいつ、怪しい(^_^;))、そこからやたら真実味を帯びてきたと言うか・・・。

そうそう、温度差の事ですが、この短時間で、必要だからですが、右京は美彌子の所に行き飛行機搭乗者リストに引っかかる人物はいるかと頼むのです。ところが美彌子は、わざわざ甲斐峯秋を呼び出して、右京の態度についての苦情を言うのですよ。なんか暇なのかって思ってしまいました。(笑)

国務大臣の鑓鞍だって、右京からいきさつを聞かされたと思うのですが、顔色一つ変わってなかったですよね。

「使いッパシリに使いやがって・・・」みたいな事を言っていたでしょう。

本当は、この辺の美彌子&鑓鞍あたりは、今回の物語の息抜きタイムかなと思いますので、単純にアハハと笑っていればいいシーンだと思います。

しかし第三者と言うのにも、近い遠いがあるなと、なんとなく思わせるようなシーンでもありましたね。

 

だけどこのドラマの本当の怖さは、たった一件のメールで、こんな事になってしまった事なんだと思います。

あのメールを読んで、遠い第三者の視聴者は「こんなの悪質ないたずらだよね。」と感じた方も多かったと思います。なぜなら絶対に飛行機を墜落させると言う根拠が書かれていないからです。普通は「単なる脅しではない」と言う証に、他のどこかを爆発させたりするじゃないですか。メールの信ぴょう性が皆無なんですよね。

「国税庁の方からのメール」に近い匂いがプンプンでしたよ~。

それにですよ。飛行機を墜落させる力があるのでしたら、いくらでも隙を狙って自分でやれよって思いますものね。なんで失敗するリスクがメチャクチャ高い素人を脅かしてやらせようとするのかって、さっぱり分かりませんよね。

だから犯人の狙いは、本当にいたずらだったかもしれませんが、もしくは彼女を自殺させることだったのかも。

真相は次週にと言う所で、楽しみですね。

イタミンとの、ちょっと暗い再会も出来て、次の絡みも楽しみ^^

 

飛行機も無事について、美和子の顔を見て、思わず泣き崩れる薫ちゃん←敢えて。

「当事者」の気持ちと言うものは、「第三者」には分かりきる事が出来ないものなのかも知れません。

(だからオレオレ詐欺、なかなか撲滅できないのかもね。)

 

何とはなしに、文句を言っていたかのような気がしてきましたが、そうではなく思った事を書いておいただけです。かなり楽しんで見ていました。

私は今までの「相棒」の相棒たち、皆大好きです。スタイリッシュだったりフレッシュだったりクールだったり、皆良かったです。

そして亀山薫の、あの土臭さ、凄く良かったです。なんかホッとしました。

「おかえり~、亀山~。また、楽しませてくださいね♪」

 


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マンガ日本の古典「雨月物語」

2022-10-10 02:56:19 | 漫画・マンガ・まんが

10月最初に読み終わったのは、この1冊でした。

 

「雨月物語」の9編の中から

「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の淫」の4つの物語が描かれています。

 

「雨月物語」は高校生の頃に読みました。もちろん原文のままではありません。(^_^;)

登校途中で友人に会い

「昨日『雨月物語』を読んだんだけれど、思っていたような怪談話ばっかりじゃなくて、けっこう良かったよ。なんか泣いちゃったやつもあった。」と言ったら、

「感情豊かなんだね。」と言われたました。

 

あのころと比べたら、感性もかなり衰えたと思いますが、それでも今回もまた泣きました。

いやむしろ、若き日に文章を脳内再生させた映像よりも、木原敏江さんの丁寧で情感たっぷりな描かれ方に、昔よりも心に迫ってくるものがありました。

「雨月物語」で有名なお話は、究極の同性愛の物語と言われている「菊花の約」だと思います。

とっても大好きな物語で、それを読みたいがために、その昔もその本を手に取ったのだと思います。

だけど高校生の私が、思わずハラハラと涙を流したのは、「浅茅が宿」です。

妻の宮木は、本当に健気で心から美しい女性だなと思いました。

秋には帰ると言った夫の言葉を信じて待ち続け、そしてその夫が7年も経った後に帰って来ると、妻はやつれ果ててはいたものの、夫を暖かく迎え入れるのでした。

だけど翌朝、夫が目覚めると、そこはカモガヤなどが生い茂る荒れ果てた家で・・・・・。

日本人は、こういう「怨み」のない、しっとりした怪奇なお話が好きなんだと思います。

 

「吉備津の釜」は、本当にちょっと怖いお話。

だけど何やらいろいろなホラーの原点のような気さえするのです。「耳なし法一」も「牡丹灯籠」も、どちらが先かは、ちゃんと調べなくては分からない事ですが、これを読んでいて、私はこの2つの物語をちょっとだけ思い出しました。

 

「蛇性の淫」は木原さんの脚色がラストに入ります。

あんまりだと思ったからと彼女も言っていますが、私も封印されてしまった大蛇と小蛇が可愛そうに思ってしまいました。

「私だったら封印した蛇を助け出し3人で逃げてハッピーエンドにしてしまう」と言う、木原さんのあとがきに惹かれました。

どんなに愛した過去があっても、異なる者を切り捨ててしまう感覚は、今と昔は違うのかもしれません。

だけど「萩の葉」のような狐の物語もあるので、蛇だったからダメだったのかもしれないなと思いました。

情愛たっぷりの美しい大蛇、真名子と可愛らしい小蛇のまろや。同情を禁じ得ません。

 

 

木原敏江さんが、この「雨月」を手掛けるのは、私には当然のように感じました。何しろ「大江山花伝」の「花伝ツァ」は「菊花の約」がベース。

私にはそちらの方が、原作のような気にさえなってしまっています。

「泣いた」「泣いた」と書いていますが、私は泣き虫なので良作・名作の基準にはならない場合も多々あります。

でもこの私が大泣きした「大江山花伝」の「花伝ツァ」は、本当にお勧めできる名作だと思います。

「雨月物語」の「菊花の約」はかなり真面目に描かれているように感じましたが、それでもジンワリきました。

 

年々、確かに感性は衰えているかも知れません。

だから時々は、このように素晴らしい作家様の手を借りて、自分のそれを高めるのも良いような気がします。

 

 

 

 

・・・


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「百鬼夜行抄 30」の次回発売日は !

2022-10-09 13:07:57 | 漫画・マンガ・まんが

10月7日の金曜日にアマゾンさんから、「出るよ~」とお知らせが来ていました。

あまりメールチェックしないからなぁ(^_^;)

10月22日発売だそうで、早速予約しました。

ささやかな事であっても、楽しみな事はたくさんある方が良いですよね♪

 

 

////

 


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9月の暮らし☆2022

2022-10-08 18:32:25 | 梢は歌う(日記)

この時代は、本当に「こうであらねばならぬ」と言う真面目すぎる思考は、時には仇になると言いますか、「ケ・セラ・セラ」というような柔らかい気持ちは大事な事だと思います。

夏中かけて、英検の勉強のお手伝いをしてきました。その少年は検定日前日にコロナであることが分かりました。もちろん検定試験は受けられず、翌週に控えた中間テストも今回は受けられませんでした。

連絡を受けてから、その少年にはまだ会っていませんが、さぞかしがっかりしたことと思います。

私自身も、ほんのちょっとだけコロナの危機 !?
その「危機」がないとは言い切れない状況でしたが、セーフでした。

「ご迷惑をおかけしました。」とラインが入りました。
だけど私は、こんな時代なのだから、一切気にしなくて良いと伝えました。
熱があるのが分かっていて、咳が出るのを我慢してやって来たわけではないのです。何の責任があると言うのでしょう。
やった勉強は、決して無駄にはなりません。
頑張った事はいつかどこかで花が咲くのです。

「こんな時代なのですから、心を柔らかくして生きましょう。」
そんな言葉を返信していた私は、たぶん私に向けて言っていたのだと思います。



下の囲みは、昨年の10月8日に投稿したものです。
その囲みの下は、いつものお気楽な1か月のまとめです。


しかしその囲みの文を読んだだけでも分かるのは、やはり今頃は何かを焦りだすという事でした。
ブログには書きませんでしたが、6月頃アナログのノートに書き込んでいた後半の目標などを読むと、焦ると言うか呆れている今日この頃です。



 

 
晩夏か初秋、今年の9月はどっち?
毎月やっている1か月のおまとめ日記。☆         ☆これ、本当に思っています。何をかって言うと、残りの3か月で、私のやりたい事は何だったけなって事をですよ。......
 



 映画

別の記事

・「9月に観た映画」にまとめました。

 ドラマやその他のテレビ

プレミアムカフェにて見た番組は

天才画家の肖像☆異能の絵師「曾我蕭白」

偉大なミステリー作家たち「アガサ・クリスティー」

 

あとまた2回見て、まだ感想も書いていないのが藤原竜也さんの「プロフェッショナル仕事の流儀」なのですが、彼が可愛らしいだけではなくて(オバサン目線)、何やら学ぶところがたくさんあって、時々繰り返して見たいかなと思うのです。

3回目を見たら、感想は簡単になってしまうと思いますが書くと思います。

 

そしてドラマで一番嵌ってるのは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」です。いつもはこのドラマの感想のリンクは貼った事はなかったのですが、最近はワクワク度もあがっていますので、今後は貼って行こうと思います。

鎌倉殿13人 第34回「理想の結婚」35回「苦い杯」

鎌倉殿の13人 第36回「武士の鑑」

鎌倉殿の13人 第37回「オンベレブンビンバ」

9月に終わってしまったものの、地上波ドラマで楽しみにしていたのは「初恋の悪魔」「六本木クラス」「オールドルーキー」でした。

 お芝居

「蒼の乱」をwowowで

足跡姫~時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)〜

感想の記事をリンクしました。

 ラジオ

9月の「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」

何となく、カウントダウンが始まったような気がして、少々寂しい気分になっています。

 

 BOOK

舞台脚本「ハリーポッターと呪いの子」

ハリー・ポッターの本編の底辺にはとっても暗い秘密があったけれど、それは最終話で解決していたと思うのです。それでも話の展開の途中では、驚くような悲劇があって、その悲劇はハリーの心の奥底から消える事のない悲しみになっていました。19年後の物語は、父と息子、または友情、そして過去と向き合う深いお話になっています。

 

 

   漫画

先に項目を作ってしまったのですが、ふと気がついたら、ここに書き込むものがありませんでした。

強いてあげれば、ごく稀にネットで「見える子ちゃん」などを読んでいます。この話を知人に話したら、以前引っ越したばかりの頃、夕飯を作っていたら、ドアの所からにゅぅっと、とんでもない顔のようなものが顔を出したが、全く動じないふり見えないふりをしていたら、つまらなそうな顔をして消えていったと言う、トンデモ話を聞かされました。その知人の前後左右の家、やたら引っ越しが多いのは、そのせいかなと言っていました。     怖いね。

そうそう、「月刊フラワーズ11月号」が「ポーの一族」も「ミステリと言う勿れ」も休載なのは、「ふしぎ遊戯」の特集号だからじゃないかなと思います。今ではすっかりコンコンと物語も忘れてしまっていますが、妹たちが教えてくれた漫画で、一時期は姉妹で楽しみに盛り上がっていた、懐かしい作品です。買おうかと思いましたが、後からその昔の楽しかったことなどを思い出して、悲しくなりそうな気がしたので止めたのでした。

 お出掛け

実家に帰ったついでに

「三渓園」に行きました。

横浜の昼と夜

 

ふと思いついて行った「幸手」の彼岸花と「幸手」の駅から権現堤までの散歩道の記事です。

9月の4枚

日光街道「幸手」散歩

 

 その他の日記

9月11日、日曜日。

は、一年の忘れないようにしている定番記事です。

また下の「月より団子」の記事は、だいたい10日辺りまでのおやつ&ランチ日記です。

しかし、黒猫くぅちゃんはゴリラにはならなかったけれど、家にコロナがやって来るかもと言う部分は、正夢だったのかもと思ってしまいました。

月より団子

 

9月になって、また新しい事を始めようかと、その講習会の説明会に行きました。(9/5)

「流山駅」前のトタンの塀に塗られたアート塀。

この町にも、あと数回は訪れる事になりそうです。

9月15日は、お花の講習会。リースを作りました。その帰りの一人ランチも、ガストで頂いて写真に撮ると、なんだか豪華に見えます。

 

9月23日は義母にお使いを頼まれて、重い物ばっかりだったので、ルート君にも助けてもらいました。その帰りに家族三人で行ったランチ。久しぶりに行った義母の家で、病気でやせ細った義兄にも会いました。

なんだか複雑な気持ちがしました。他愛のない楽し気なお喋りを聞いているのは、義兄にとっても楽しい事みたいでした。

 

24日は2か月に一回の定期検診。その時、次回の予約もですが、胃カメラと乳腺外来の予約も入れてきました。ちょっと怖いですが、11月と先の事なので、今は何も考えない事にします。日にちが迫ってきたら震えましょう。

「修善寺」で買ってきたお土産。可愛らしいので喜んでくれるかと思っていたのに、誰も手を出さないので、私がムシャムシャ・・・・。おいし。

 

25日。

朝、「今年は家電とスマホとパソコンの買いなおしがあるから憂鬱だわ~。」と言いましたら、

「電話機くらいなら、今日にだって買いに行けるだろう。」と言うわけで、買に行きました。今お取り寄せ中です。

喉がカラカラ~という事で、帰りに寄ってきたららぽーとのサンマルクカフェ。徐々にハロウィーンの雰囲気に。(でも中には、どこが?  っていうのもありますよね。)

26日は、その新しい事チャレンジの1回目の講習会。

帰りに、夫の誕生日の為のケーキを買って帰りました。もちろん誕生日はとっくに過ぎてしまったのですが、買に行けなかったので、買って帰ったのです。

私的には奮発したつもりでした。だけど夫殿が言うには

「最近、シャトレーゼのケーキばっかり食べていたんで、クリームが重く感じた。」との事。

前にも書いたと思いますが、以前はシャトレーゼ=安いケーキだったと思うのですが、今は安いとは全く思えないくなってしまったのが残念なのです。だけどその代わりに我が家にとっては甘さがちょうどいい、お気に入りブランドになってしまったのです。

そして私の中では、もう彼はシャトレーゼケーキを食べさせておけばいいんだなと言う結論に達したのでした。

珍しく写真を撮らなかったのは、ドトールのモーニングです。

いつもお誘い頂いているのに、なかなか時間が取れなくて、ふと閃いたのは朝のお茶時間。

夜に寝る時間が早くて、朝のスタート時間が早い友達っているでしょう。朝4時くらいに起きて家事をやってる人たち。その人たちって9時半、10時半の待ち合わせ、別にプチ旅行とかじゃなくてもまったく平気なんですよね。

で、27日、病院(近所の内科。こちらも定期的に行ってます。)に行く前に会いました。主に近況報告会なので、時間的にもちょうど良いみたいなんです。その時、ドトールにモーニングがある事を知ったので、30日にも他のお友達と行きました。

お友達の話には、全てに共感と言うわけでもないし、時にはいい意味ではなく心に引っかかるものがある時もあります。それでも嫌いな人と会うわけでもなく、本を読むのと同じような楽しい時間があると思います。

ただそのための時間をそんなに軽くは取れるわけでもなく、モーニングタイムに会うと言うのは、いいアイデアだったなと思いました。

 

一番下の花は帰りに撮った野の花、「アキノノゲシ」ですよね。この花、可愛らしいと思うんです。でもこの花がマンションの花壇に咲いてしまったら、やっぱり私は抜くと思います。

世の中は、単純に見えるけれど、けっこう複雑。

複雑なようで実は単純。それは私の小さな世界でも同じ。そんな自分に疲れ果てながら、毎日を過ごしています。

 


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日光街道「幸手」散歩

2022-10-05 09:12:31 | お出掛け日記

・「9月の4枚」の記事の中に

>『9月29日、ずっと台風の影響による長雨だったのが、先週はずっと晴天続きで、しかも29日は夕方からの予定もなく、なんだかお出掛けの気持ちがうずうずして、ふと思い立って、行った事のない「幸手」に行って見る事にしたのです。』

駅からは1時間に1本ですがバスも出ています。桜の頃には臨時バスも走るようです。

電車のつくタイミングで、ちょっと待つことになりそうだなと思った私は、調べたもののアクセスに「約2キロ徒歩30分」と書いてあったので、権現堂堤まで歩いていく事にしたのです。

もちろん私の足では、倍くらいはかかると思っていました。

なんたって、膝故障中で、以前ならタッタッタッタッタと歩けるところが、トボットボットボッと歩いているわけですから。

「徒歩30分」と書いてあっても、たいがいはプラス10分はみておくと思います。それの2倍と思っていましたが、それでもこんな私の足でも1時間で着きました。

お散歩に来たのですから、ちょうど良かったような気がしましたが、だからと言って往復徒歩は絶対にやめておこうと思いました。 (笑)

 

道は覚えたけれど、次に来て、時間が中途半端になってしまったら、駅前で珈琲を飲んで待つか駅のベンチで時間を潰そうと思いました。暑かったし、やはり遠く感じたからです。

だけど1度は歩いてみたかったのです。

なぜなら

ここは日光街道幸手宿だからです。

と言いましても、あちらこちらによって観光をしてきたわけではありません。

目的地は、あくまでも権現堂堤の曼珠沙華ですから。

とぼとぼと歩いていると、昔を想わせる雰囲気の建物がちらりほらりと残っていました。

途中の小さな公園には、こんな地図が設置されていました。

この方、駅にもいたような。可愛らしいですね。

だけど隣にあるのは、ゴミ箱ではありません。ごめんなさ~い。私、最初そうなのかとちょっと思ってしまいました。目が慣れて住んでいる人には分からないってやつですよね、これ。m(__)m

私、何しろゆっくり歩いているものだから、ちょっと考える時間があったんですよね。

この町は、桜の季節に賭けているのかなって感じました。桜の季節に来てみないと分からない事ですが、たぶん多くの人は車かバスで、この町を素通りしていくと思うんです。そして車の人たちが、何処かのお店に入るとか・・・・。

 

でもね、市はお店マップ、グルメマップとか作って、ネットで検索してみた時にはヤル気を感じていたのですが、そのマップの駅とかでの配布もないし、駅から権現堂堤までの途中の道しるべもないんですよ。

もしかしたら駅にマップはあったかも知れませんが、分かりやすい所にはなかったです。「無い」と判断しました。

一番はあと何キロとか、あと何分とか書いてある矢印ぐらい欲しいなと思いました。それが権現堂堤まで遠く感じさせた一番の理由だったと思いますから。

何となく、街中に微妙な温度差が漂っているような気がしたのです。

但しこれは、あくまでも歩いていた時に、ザワザワと私が感じた個人的感覚です。

駅にネットで調べた地図がなかったので、ずっとスマホを開きっぱなしでした。それもこの後のスマホ死亡に繋がってしまったかと思うと・・・・(/_;)

 

だけどこんな事を書いていますが、私はそれなりに楽しく歩いていました。

ちょっとここにも来てみたかったものですから・・・・。

 

芭蕉さんの句の碑です。

「幸手を行ば 栗橋の関」
 この句は、松尾芭蕉(まつおばしょう)が、奥の細道の旅から4年後にあたる、元禄(げんろく)6年(1693)の句会(くかい)で詠んだものです。
 旅に同行した弟子の河合曾良(かわいそら)が残した「曾良旅日記」の元禄2年(1689)3月28日の記事では、「この日栗橋の関所通る。手形も断りも入らず」と、関所を普通に通れてしまったことに対して、少し驚きをもって記録しています。』(久喜市のHPより)

これを読んで、私は「???」となりました。「七七」だし、これの何がイイのかなってなるでしょう。

でも見つけました。

『1693(元禄6)年、深川芭蕉庵での十三夜連句会で、松尾芭蕉は奥州への旅路を思い起こし幸手を行けば栗橋の関(上の句はきり麦をはや朝かげにうち立ててと詠んだ。なおその時に弟子の曽良が詠んだ句は松杉をはさみ揃ゆる寺の門」で、聖福寺の勅使門を詠んだとされる。』

なるほど~。

これをちょっと調べていて、良い所を見つけました。→こちら

リンクした「こちら」は幸手宿の地図なのですが、やっぱりこういう地図って面白いですよね。あの公園の地図ももっとしみじみと読めばよかったです。

この句碑は、聖福寺の参道の入口にあります。

そこにはこんな地図も掲示してあります。

 

このお寺は、将軍が日光社参の折に休憩所に立ち寄られたところだそうです。

 

なんでこの勅使門を間近で撮らなかったかと言うと、あとどのくらい目的地までかかるか分からなかったからです。いろいろやり残したように感じました。

 

とぼとぼと歩いて、ようやく権現堂堤に辿り着きました。

既に1時になっていたので、茶屋で

こんなお団子を頬張っていたら、三人組の楽しいおばさまたちとお話するチャンスも生まれ、ひとりでいてもなかなか楽しい休憩時間でした。

だけどお団子なんか撮ってないでさ~~・・・・ああ・・・・・

さぁ、お花をと思ったら、スマホがバイバイと言ったのですものね。

 

でも楽しかったです。

やっぱりまた行こうかな~。

そして行きか帰りかは、やはりちょっと歩いて幸手宿をもっと掘り下げたいように思いました。

 

この町、実は将門の首塚もあるんですよ。愛馬が運んだ将門の首。

「これって、あのお芝居みたいじゃない。」→「蒼の乱」をwowowで

お芝居にも大事な愛馬が出てくるんですよ。作品を作る人って、本当にいろいろと勉強してるんだなって思いました。

ワクワクして行って見たいなとなったのですが、バスから降りて徒歩40分とかなったら、そりゃ、簡単には私には行けないような気がしました。

だけどこんなミニ旅であっても、いろいろと検索したりするところに楽しいの一歩があるのかも知れませんね。

   
 
     

 


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偉大なミステリー作家たち「アガサ・クリスティー」

2022-10-04 02:09:52 | テレビ・ラジオ

放送は少し前でしたが、9月21日の水曜日に「プレミアムカフェ」にて見ました。

これは2009年に放送されたもの。

「プレミアムカフェ」って侮れない番組だなって思います。

実はこれ、この前日だったか「エドガー・アラン・ポー」の回だったんです。藤原竜也さんがナビゲーターで、本当に面白い番組だったので、また録画しようとして、そしてこの番組を見つけ、同じく録画したんです。もしかしたら、先日書いた「曾我蕭白」もそうだったかも。

と、言う事は、すべて竜ちゃんのお蔭って事ですか ?       (笑)

因みに、今頃いうのもなんですが、その「エドガーアランポー」の放送時、過去の記事に訪問してくださった方がいらして、嬉しく思っています。

その記事は→偉大なるミステリー作家「エドガー・アラン・ポー 200年目の疑惑」

それと→2009年4月1日の記事「偉大なるミステリー作家『エドガー・アラン・ポー200年目の疑惑』」

今回録画したものは、ちょっと大事に取ってあって、ゆっくり見ようと思っています。

「好きな人✖好きな人」の番組って、やっぱり大切にしたい気持ちが跳ね上がりますよね。

 

そして、このアガサの番組も、かなり心に残りました。

こちらもポー形式でやってくれたら良かったような気がちょっとだけしたのですが、5人のあらゆるジャンルの方がひも解くアガサの秘密は、なかなか面白かったです。

なんとその5人の中に、アンガールズの田中さんも入っていたのですが、ちょっと頑張っていたように思いました。他の人たちはその道のそれぞれのプロなのに、彼はただ好きな人。それで渡り合うのですから大したものよねと思いました。

またその中には、「オリエント急行の殺人」だったか「そして誰もいなくなった」か、ちょっと忘れてしまいましたが、まったく面白くなかったと言う方もいて、私的には逆に好印象な番組に感じました。

推理小説の掟を破って、新しい事にチャレンジしていったアガサ。時には誰でもが受け入れられると言うわけではなかったと思います。

それでちょっと思い出したのですが、「そして誰もいなくなった」は、私も最初に読んだ時、衝撃度も大きく後々、ずっとその強い印象を引きずったように感じています。この作品を知っていると、あまたの後のミステリーが、そのパロディに感じる方も多いと思います。

だけど面白かったかと自分の胸に正直に問うてみると、ひとり死ぬと消えていく人形など雰囲気バッチリだけれど、読後に「あー、面白かったナぁ。」と言う気持ちにはなっていなかったような事を思い出したのでした。後味が悪かったせいでしょうか。

それでも私にとっては、大好きなミステリー作家です。

 

今もなお、人気の衰えないミステリーの女王。

私は紹介された彼女の自伝とか、またミステリーではない「春にして君を離れ」と言う作品を読んでみたくなりました。

 

 

 

 

 

・・・・


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鎌倉殿の13人 第38回「時を継ぐもの」

2022-10-03 11:56:16 | ドラマ (大河)

思わず泣いちゃいましたね、私。

政子がみんなに「父を助けてください。」と土下座するシーンに。

彼女は今や執権の仕事の代わりさえする、トップレディなんですものね。その彼女の土下座には、誰だって後ずさりもし、逆らえなくなると思います。

それに政子は、ポーズじゃなくて、心の底から「娘として命乞いに来ているのです。」となりふり構わずだったと思います。だから思わず涙が零れました。

そしてそれまではクールに、「構うこたない、首跳ねちゃえよ。」みたいな事を言っていた八田殿が、自害しようとしていた時政を危機一髪で助けるのですものね。

「悪かったな、息子じゃなくて。」とか言ってませんでしたっけ。

時政パパさん、やっぱり待っていたと思う・・・・義時を。

ちょっと話は逸れますが、八田殿のセクシーな胸のはだけ方、ワイルドな感じでネットで盛り上がるほどは、私は気にはなって居なかったのですが、今日は思わず目が行ってしまった(笑)

衣装を切る時、こんなかなぁとか鏡を見ながら着てるのかなとか思ってしまって・・・・どういう見方をしてるのじゃ。政子に泣きながらも、目はそっちか(^_^;)

 

で、お話を元に戻して、義時にはそんな政子みたいな事はしたくても出来ない事だと思います。立場的に。

 

それでも伊豆流罪が決まって、時政との別れのシーンに、私はまた涙が零れました。

セリフはいつもながら不正確ですが、

「父上が臨終の時、その手を取って差し上げられない。」

「無念です。お恨みします。ずっと一緒だと思っていたのに。」

「今生の別れです。」

と言う義時の数々の言葉に、息子としての愛を本当に感じました。

この時聞こえてきたのが、

チャチャチャと言う鳥の声。

この物語は、登場の時と退場の時のエピソードが被ります。ちゃんとは覚えていないのですが、二人で野菜を持って歩いていた時か何か、そんな会話があったように思います。

地味でただの気の良いおやじ(ただし家族から尊敬されていた。)だった時政は、りくと言う美しい妻の為に、綺麗な声で鳴いたのでしょう。ホーホケキョと。でももうそう鳴かなくても、やはり鶯は鶯、間違いはないと彼は思ったのでしょうか。

 

そのりくと政子と実衣の別れのシーン。

りくは確かに、必要以上の権力を求め夫をそそのかした悪女だったとは思いますが、一度も夫を裏切る事はありませんでした。京へ逃そうとした時政にも逆らって、身を欺いて逃げ込んだ先は政子の所で、そして夫の命乞いの為だったのです。思えば閑職に追いやられて、義村に臭いと言われながらも、そういう時代には共に田畑を耕し肥料を撒いていたのですものね。

怖い顔をすると男子が生まれると、政子に怖い顔(面白い)させたりく。三人で伊豆の山寺に逃げ込んで、毎日拭き掃除の生活だったけれど、ちっとも真面目にやらないで、可愛らしいお坊さんにはイキイキと話していたりく。

政子と実衣の想い出は、視聴者の想い出でもあるのですよね。豪華な着物を館から持って来させ、二人にはけっしてみすぼらしい姿を見せなかったりく。

そんなりくに、二人は父は若返ってイキイキとしていたとお礼を言います。

 

そして・・・・私、ドキドキしました。

「ああ、助かって良かったな。」と言うと、夫が、

「歴史を変えるような事はしないだろう。」と言うので、

「違うよ。りくは死なないと思っていたけれど、助かって良かったと思ったのは、トゥの方だよ。分かんないからさ、この脚本。」

 

義村の「俺の女になれ。」発言はスルーしまして、その後のりくと義時の会話はある意味ぶっ飛んでいましたね。

「私を殺そうとしたでしょ。」

言える、ふつー?

「安心して。もうたき付けたりしないから。」とか言いながら、「私はこんな所では終わらない。」などと言うりく。

矛盾しているようだけれど、こういう気概があればこそ、この先もしたたかに生きたのかも知れませんね。

時政は、最後の時に子供たちには会えなくても、このりくがずっとそばに居てくれたので、晩年は幸せだったのじゃないかなと思いました。

そしてこのりくの後押しもあって、義時は次の執権になります。着物の色も変わって、巷では「義時最終形態」とか言われているそうですね。(ゴジラか ?)

文句が出る御家人たちの集まり。

三浦義村との連係プレーは見事でしたね。

最初に突っ込んで、反対するかのようで、実は違う。

 

かくして、義時は執権になり、そして京に居る、平賀を討ち取ります。

この人の最後は知っていたけれど、この人がそうなっても1ミリも同情しないわと思っていました。そして、やっぱり何の同情も無しです。確かにこの人が鎌倉殿になろうなどと思った事など無かったと思います。そこは悪女りくを恨みなさい。だけど彼が彼女の大切な息子を殺したのですから、当然の報いです。彼の讒言で畠山は滅んでしまったのですから、それも当然の報いです。

自分は無実だと嘆きながら死んでいくのが相応の罰だと思います。厳しい事を言っていますが、畠山への怨みは相当深いかも、私。(^_^;)

(平賀は嫌いでも、山中崇さんは好きです。)

 

そしてお気に入りの家来を、鎌倉側の指示で殺されてしまった後鳥羽上皇は怒りまくります。

次の大きな事件の布石になってしまったのかも知れませんね。

 

おじいさまの命乞いをする鎌倉殿、実朝君はいい子。

拉致現場から帰還で、千世と初ハグに戸惑う実朝君。なんか、私が照れちゃって^^

のえ、ナイスタイミングで無理やりっぽく登場で、知らないうちにりくを助ける。(でもあの時の質問が、後に関わってくるのかな。)

実朝君から「武衛」の本当の意味を知り、今は「羽林」だと知り、さっそくそれを使う和田義盛。

 

だけど、私笑ってしまいました。大事な時政からの伝言を、忘れちゃった・・・・カレ。

義時の「忘れたのか ?」に。

緊迫感が薄れていい感じですよね。

でもこれを書いていて、ちょっと思った。

あれ、忘れたのではなくて、鎌倉殿の前で自分からは言い辛かったのでは。

セリフの正確さを無視して言えば、あれは、鎌倉のトップは北条だから、鎌倉を引っ張っていけと言ってるようなもの。もちろん実務的にはそうなんだけれど、やはり形のトップの人の前では、言い辛かったとか ?

捉え方の違いかもしれませんが、「鎌倉を、北条を頼む。」忘れてしまった(事になっている)和田の代わりに実朝君が言うけれど、あれは決してそんな風には聞こえてはこなかったような気がしてしまうのです。

意外と彼は・・・・

えっ、買いかぶりか。

でもなんか、彼にも徐々に鎌倉の呪いの魔の手がと思うと、なんか贔屓目に見ちゃうんですよね。

 

と言うわけで、39回は再来週ですね。

 

 

※ 10日の昼間にやっていた再放送を見ました。

2回目を見たら、やっぱり和田殿の事は買い被りで、単純に忘れたっぽい。でもやっぱし、この状況で一息息を抜く感じが良いですよね。

しかし2回目を見ても、泣いたところでまた泣きました。

そして一回前の回の再放送でも、北条一族全員の「ボンタラクーソワカ」の大合唱は、本当に泣けました。

予定していたお片付けの予定が滞りました(^_^;)

 

 


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9月の4枚

2022-10-02 02:25:56 | お散歩&写真日記

#写ん歩クラブさんの緩い月例企画に、今月も参加します。

この記事の下にある「#写ん歩クラブ」のタグをクリックしていただければ、皆様の素敵な写真記事を見る事が出来ますよ。

ところがワタクシ・・・・

この記事に副タイトルを付けるとしたら「自業自得」、もしくは「後悔と反省のはざま」でしょうか。

 

9月29日、ずっと台風の影響による長雨だったのが、先週はずっと晴天続きで、しかも29日は夕方からの予定もなく、なんだかお出掛けの気持ちがうずうずして、ふと思い立って、行った事のない「幸手」に行って見る事にしたのです。

もう見頃の頃は、過ぎ掛かっているんだろうなと、十分理解しての出発です。

 

辿り着いてみたら、確かに枯れているのが目立つところも多かったのですが、なんたって植えてある量が違いますので、色からくるパワーも凄まじく、かなり満足出来るものがありました。

ところが問題は、そこではなかったのです。

さあ、着いたわ。→けっこう、いけてるじゃん。→いい写真が撮れるといいな→スマホ、勝手にシャットダウン・・・・・

えっ、何で今 !?

今からだって !!

 

私のスマホ、もう限界です。

いつも夫殿に、早く買いに行けと言われていたのですが・・・・・だって、あれ、時間がかかるじゃない。疲れちゃうんだもの・・・・。

疲れちゃうんだもの・・・じゃない !!

ああ、頭の中に浮かんだ「自業自得」。

最近ツイッターで拾った事を、ちょくちょく書いてしまいますが、

「ダメな人の特徴」に「なんでも後回し」というのが確かあったような気がするのです。まぁ、私の事だって。

 

それでもだまし騙ししながら5枚ほど撮りました。

もっと綺麗な所があったのに・・・。

 

 

だけど、私はポジティブ人間なので、切り替えが早くて

「たまにはさ、目だけで楽しむって言うのもいいんじゃない。」ってなりました。

 

この話は夫殿には内緒・・・・・なんて事もなく

「今日さ、私、思わず『自業自得』だなって思う事があってさ。」などと報告してる私。

だいたい返って来る反応は分かっていたけれどね。

「時には自分の目だけで楽しむって大事な事よね。」などと偉そうに言うと

「何言ってるんだ。写真撮るの大好きなくせに。ちゃんとしたスマホを持って行けば、楽しさだって10倍だったはずなんだ。」と彼が言いました。

 

せっかく私が蓋をしていた部分をこじ開けてとも思いましたが、きっと私は誰かに言って欲しかったのだと思います。私の本音をね。

出掛けた先で写真を撮る。ランチの写真を撮る。それは記録のようにも感じるけれど、ただ撮るっていう事が楽しいのよね。

趣味ってそう言うものなんじゃないかな。

 

最後に一枚は、実はマンションの彼岸花。つい先日までショボショボ咲いていたのが、幸手から帰ってみたら、綺麗に咲いていたので何とか復活したスマホで撮ったのです。

その時、私の脳裏にある歌のフレーズが流れました。

「富士の高嶺に降る雪も、京都ぼんと町に降る雪も~~~溶けてしまえば皆同じ」

 

 

因みにスマホは10月1日に買いに行きました。疲れた~、やっぱし。

 

 


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