日本の屋外で越冬できる温帯スイレン、
その中で小型の品種が姫スイレンです。
小さな容器でも開花する品種ですが、
黄花種が大株となって、径30cm程の睡蓮鉢に入れています。
葉も花も小さめで、径4~5cmの黄花を咲かせています。
7月上旬から咲いています。
8月は睡蓮鉢の水も熱くなり過ぎ、開花が少なく、
9月上旬の花、
9月中旬の花、
増殖して根茎が鉢からはみ出しているので、
花が周辺で咲くことになりました。
桃花種もあったのですが、長持ちせずに消えてしまいました。
温帯スイレンの鉢は、冬は池の中や雪囲いの中で越冬します。
日本には白花のヒツジグサが自生しますが、
一般に栽培される温帯性スイレンは、
ヨーロッパ原産の西洋スイレンを品種改良したものです。
大型種は白花・桃花・赤花の3種の鉢植えを、
貯水容器に入れてますが、植替えをしてないので、
開花したのは桃色花1種だけになりました。
6月中旬に最初の花が咲きました。
朝、水面に浮かんで開花し、
昼には花弁を閉じて3日間ほど開閉します。
2日目の花、
7月上旬の花、開花初日、
翌日の花、ジョウロで、鉢植えの水やりに貯水槽の水を使うので、
水位が下がって、花茎が伸び出しています。
7月中旬の花、
翌日、
7月下旬の花、
2日目の昼には閉じ始め、
暑さのためか、3日目には殆んど開かなくなりました。
「ホテイアオイ」(布袋葵)は、ミズアオイ科の水草(浮草)で、
原産は南アメリカですが、外来種として世界に広く分布しています。
HCで2株購入し、睡蓮鉢や貯水容器に浮かせました。
夏~秋に次々と開花しました。
花弁は6枚で、中心に立つ花弁に青紫の紋様が入ります。
葉柄が丸く膨らんで、浮袋の役目をし、
それを布袋の膨らんだ腹に見立てたネーミングです。
葉がロゼット状に着き、水中にたくさんの根が伸びます。
8月下旬から咲き始めました。
9月上旬の花、
9月中旬、
9月下旬、
10月上旬、
10月中旬、
増殖した株を、魚が入れない浅瀬に水質浄化用に入れました。
10月下旬の終い花です。
株からストロンと呼ばれる細長い茎を伸ばし、
その先に小株を作って繁殖しますが、
熱帯性なので冬越しが出来ません。
4号深鉢に荒木田土などで植えて、睡蓮鉢に入れて栽培しますが、
株分けせずに、肥料もやらなかった今年は2鉢だけの開花でした。
朝か開花して夕方近くに花弁を閉じます。(温帯種は昼に閉じる)
花茎を水面より上に伸ばして開花します。(温帯種は水面に開花)
3日間開閉した後は、花茎を曲げて水没します。
2鉢目は8月上旬に咲きました。ラベルを失い品種名不明です。
1日目の花、オシベが開いて、大きく黄色いメシベが見えます。
2日目の花、オシベがメシベを覆います。
3日目、固まっていたオシベが、半開き状になります。
調子が良ければ温帯種よりも長く咲き、
11月初めまで咲き続けたこともありました。
冬は玄関内の水槽に入れて越冬させています。
熱帯スイレンの原種は、
東南アジア・アフリカ・南米などの熱帯地域に自生し、
屋外では日本の冬を越すことが出来ません。
青や紫の花色は温帯睡蓮には無く、熱帯種にしか存在しません。
小さな容器でも栽培できる品種を、睡蓮鉢で育てていますが、
植替えと施肥をしてないので、開花は2鉢だけでした。
「ティナ」という品種と思われる1鉢です。
7月末~8月上旬にかけて咲きました。
開花1日目は、花の中心に黄色い大きな雌しべが見えます。
朝開いて、午後3時過ぎに花弁を閉じます。
開花2日目は、雄しべがドーム状になって雌しべを覆います。
開花3日目、固まっていた雄しべが少し開き気味になります。
3日間、開閉を繰り返して、花を終えます。