「大文字草」(ダイモンジソウ)は、ユキノシタ科の多年草で、
北海道~九州の高山から海岸まで広く分布します。
基本となる野生種は白花で、一部に淡紅色花が存在し
大の字型の5弁花を咲かせます。
人工育種により様々な園芸品種が生まれ、
多くの鉢植えを栽培してきました。
昨年に続き、今年は更に酷暑の夏で、
冷涼な気候を好む大文字草は、
開花出来ない鉢や枯れた鉢が多く出ました。
白花5弁花の2種 a、bはラベルも失い、
自家実生苗からの開花と思われます。
a- 10月下旬に咲いた鉢、
その5日後の花、
b-10月下旬に咲いた別の鉢、
その3日後、
更に5日後の11月上旬、満開の花です。
「秋咲き白花大輪ネジバナ」北米原産の大型タイプで、
大きな白花を秋に咲かせます。
今年は1本だけですが咲いていました。
10月下旬、花茎を20数cm伸ばして開花です。
11月上旬、
11月中旬、
1本だけでは寂しいので過去画像を1枚、
「サフラン」はアヤメ科の多年草・球根植物です。
ヨーロッパ南部原産でクロッカスの1種、
染料・香料・薬用として栽培されました。
庭植えは消失しましたが、鉢植えが2輪だけ開花しました。
紫の花弁が6枚、3本の黄色いオシベと赤いメシベ、
11月中旬の開花でした。
その翌日の花、
3日後に2輪目が開花しました。
その翌日の花、
3本の細長く赤いメシベが、乾燥させると美しい黄色になって、
パエリアやサフランライスに利用されます。
台湾系品種の「青龍」(セイリュウ)で、
花弁は、幅広の外花被片3枚と幅狭の内花被片3枚で、
メシベは3裂し、先がさらに3裂し垂れ下り、オシベは6本です。
10月中旬から開花しました。
メシベには、小さな水滴のように見える腺毛状突起が密生します。
その3日後、
10月下旬、
5日後の10月末、6号深鉢植えで、草丈は30cm前後です。
11月上旬まで咲いていました。
日本のキイジョウロウホトトギスや、タカクマホトトギスなどは、
暑さで蕾が出来ず開花なしでした。
台湾系ホトトギスの「桃山」(モモヤマ)です。
斑点が少ない花弁の桃色が美しい花ですが、
今年は2輪だけの開花でした。
10月下旬の蕾から、
開花しました。
画像が少ないので、たくさん咲いた昨年の画像を参考に、