Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

前年の忘れ物(5)~痛っ!イラガの幼虫だ

2020-02-26 | 昆虫

イラガ」(刺蛾)は、30mm程度の小型の蛾で、
成虫を見たことなく画像がありませんが、無毒だそうです。
 
毎年夏に、庭木の葉裏にイラガが産卵し、
孵化した黄緑色の幼虫が、葉を食害します。
 
9月初め、マンサクの樹に付いた幼虫をピンセットで捕りました。
体長25mm程で、たくさんの棘を持ち、
触れると鋭い痛みを感じ、水泡上の炎症を生じ赤く腫れます。
上からは見えない葉裏に居るので、毎年腕が触れて刺されます。 
 

 
枝垂れモミジの葉にもたくさん発生します。 
 

 

 
果樹では、洋ナシに毎年付きます。 
 

 

 

 
隣のプラムにも、 
 

 
庭梅にも付き、 
 

 
居間のガラス越しで、ピンボケ画像ですが、
梅の木で、シジュウカラがイラガ幼虫を銜えています。
大丈夫なのでしょうか?  
 

 

 
秋~冬、約1.5cmの硬い殻で包まれた、イラガの繭(マユ)です。
この中で蛹(サナギ)になる前の状態で越冬し、
翌年の夏に羽化したイラガが、落葉広葉樹の葉裏に産卵します。 
 

 

 
ボケやブルーベリーにも産卵するので、注意が必要です。


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