「フキタンポポ」は、ユーラシア大陸(中国~ヨーロッパ)に広く分布し、
日本へは明治時代に伝わったキク科の多年草です。
古代ギリシャ時代から薬用(鎮咳去痰剤)に使われてきた植物で、
花がタンポポに似て、花後に生ずる葉がフキに似る事から付けられた和名です。
根を殆ど切り取って、福寿草の代わりに正月用に販売されています。
小鉢の中で葉と根を出して、暑い夏を北側軒下の山草棚で乗り切りました。
12月末、ツクシのような花芽を出し、1本が茎を伸ばし蕾を膨らませました。
1月上旬、5cmくらい花茎を伸ばし、
花径3cm程の黄花を咲かせました。
2月半ば、初花を基から切り取った隣から、2つ目の花が開きました。
2月下旬、さらに2輪開いてきました。 開き始めは茎3cm、花2cm位です。
2月末、3輪が咲いています。
3月になり昨日の花姿は、下のように花弁が茶変してきました。
花は、この後タンポポのように、綿毛を付けて飛んでいくそうです。
3号鉢植なので、花茎を切除して大きい鉢に植替えてやれば、葉を出して、
地下茎を伸ばして殖えます。 来年はもっとたくさん花を着けるでしょう。
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