「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

築地市場移転候補地豊洲土壌汚染問題 土壌汚染対策の大前提覆る!

2012-10-12 15:57:48 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 本日12日(金曜日)発売の「週刊金曜日」の「金曜アンテナ」に過日都から発表さ
れた豊洲の汚染追加調査結果について、永尾俊彦さんの記事が掲載されました。

 東京都による土壌汚染対策の大前提、すなわち不透水層への汚染の拡散がないこ
との大前提が覆ったことを的確に報道しています。

 築地市場のそのような場所への移転は撤回し、現在地での再整備を目指すべきであると
考えます。


******記事冒頭の部分*****


「基準千倍のベンゼンなど検出」
「難透水層抜けた汚染」

東京都は、築地市場が移転する豊洲地区で、「地下数メートルにあり、汚染の地下深
くへの浸透を防いでいる」と説明してきた粘性土層の難透水層から、ベンゼンが環境
基準の最高一〇〇〇倍などの汚染が検出されたと九月一三日に発表した。本誌は、七
月一三日号で一級建築士の水谷和子さんによる都のそれまでの調査結果の検証をもと
に、「難透水層に『ザル』同然の疑いがある」と報じたが、それが裏付けられたこと
になる。
 都の発表によれば、難透水層付近以深で環境基準を超えたのは、ベンゼンで調査し
た一一三地点中六八地点(六〇%)、シアンは同三七地点中一六地点(四三%)、ヒ素に
いたっては、同一四一地点中一三九地点(九八%)にのぼった。これは、「不透(難透)
水層内には汚染が広がっている可能性は低いので調査も対策もしない」という汚染対
策の大前提が覆ったことになる。
(後略)
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