「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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築地市場移転再考の契機がやってきました。現在地再整備の実現を!石原知事:辞職表明

2012-10-26 13:03:07 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 いよいよ、その時がきたように感じています。

 石原都知事の発言から始まった、築地市場移転の政策。
 転換の契機がやってきました。

 現在地での再整備を、実現しましょう!

******毎日新聞(2012/10/26)*****
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20121026ddlk13010188000c.html

石原知事:辞職表明 「唐突」に驚きと戸惑い /東京

毎日新聞 2012年10月26日 地方版


 25日に突然、辞職を表明して辞表を提出した石原慎太郎知事(80)。都内の関係者らは一様に驚きや戸惑いを隠さなかった。

 ◇五輪招致、全力継続−−議連や商議所

 石原知事は旗振り役として東京五輪の招致に取り組んできた。江東区は、20年の開催を目指し11月12日に招致応援イベントを開くが、区などとともにイベントを主催する区議会2020オリンピック招致議員連盟の星野博副会長は「招致できれば16の競技が行われる計画。区として盛り上がっており、辞職が影響することはない」と話した。

 招致活動に力を入れる東京商工会議所で五輪招致を担当する杉崎友則課長は「16年と20年の大会招致に強いリーダーシップを発揮された方なので少なからず辞職の影響があるかもしれないが、引き続き全力で取り組んでいく」と述べた。【山崎征克】

 ◇築地移転再考の契機−−住民訴訟弁護団

 築地市場(中央区)の移転は石原知事が先頭に立って推進してきたが、移転先の豊洲(江東区)は土壌汚染が判明し、移転を巡って、反対する仲卸業者らが都を相手取り複数の訴訟を起こしている。

 豊洲の土地購入費が不当に高いとして返還を求める住民訴訟などの弁護団事務局長を務める大城聡弁護士(38)は「移転は石原知事の強い個性で強引に進められてきた。汚染除去工事は始まっているが、移転自体の認可は農林水産省に申請すらしていない。今も新たな汚染が発覚し続けている中、次の知事選は都民が移転問題を考え直す契機になる」と期待を込めた。【稲田佳代】

 ◇名門高校復活改革、日比谷高OB称賛

 石原知事の都政改革の一つに「名門都立高校」の復活がある。60年代から導入された高校間格差の是正や受験競争緩和策で結果的に各校が特色を失って難関大学への進学も減ったため、都は日比谷高などを「進学指導重点校」に指定。実績ある教員を公募制で集め、進学指導研修を行うなど優遇した。

 元大蔵事務次官で同高同窓会長、保田博・資本市場振興財団理事長は「公立高校も切磋琢磨(せっさたくま)していくという改革は英断だった。母校は低迷した時代もあっただろうが、最近の卒業式で見る生徒や先生の表情は生き生きしている」と、石原知事の功績としてたたえた。【井崎憲】

 ◇「最後まで住民実態に無理解」

 ●横田基地訴訟関係者
19日の定例記者会見で米軍横田基地の騒音訴訟の動きを「エゴ」などと批判した石原知事に対し、23日に発言の撤回を求めた訴訟準備会代表、大野芳一さん(73)は「会見の発言ぶりからは想像できず、あまりに唐突」と驚いた。大野さんは「最後まで周辺住民の実態を理解してもらえなかった」とし、国政復帰について「一議員では何もできないだろうが、後継の知事と共に(軍民共用化への)政策変更を迫れば国の方針が揺らぐ可能性もある」と危惧した。

 ●がれき反対市民団体

 東京や埼玉など1都3県の市民らでつくる団体「ストップ!放射能汚染がれき首都圏ネットワーク」の共同代表、高瀬幸子さん(57)は「自分の都合で都政を放り出した無責任な人が国政に出る資格はない」と批判。震災がれき処理に寄せられた苦情に知事が「黙れと言えばいいんだ」と発言したことに触れ「命や環境、子供のことを真剣に考えていたと思えない。弱者やマイノリティーへの配慮や思いやりも見えなかった」と話した。【平林由梨】

 ◇上野観光連盟「パンダ見に来て」

 パンダの来日で来場者数が息を吹き返した上野動物園(台東区)。恩恵を受ける上野エリアの商店主でつくる上野観光連盟事務総長の茅野雅弘さん(52)は「観光にとって石原都政はプラスだった。『パンダも中国も嫌い』と言いつつも、最後は上野という地域の存亡にかかわる公の事業と理解して招致をやり遂げてくれた。一度くらいパンダを見に来てくれてもよかったけどね」と笑う。

 「都の行政は現場感覚がなくて都庁の高層階に座って観光を論じていた。それでも国政よりはまだまし。石原知事は外交面では現場に行くことを大事にしていたので、国政にその感覚を持ち込んで頑張ってほしい」とエールを送った。【稲田佳代】

 ◇各区長コメント

 ◇都議選まで続投かと/「辞め時」計ってた

 ◇課題あり無責任/来るべき時が来た

 中央区の矢田美英区長は「来年7月の都議選までされるのかと推測していたので驚いている。築地市場の移転後の町づくりについては2月に合意しており、影響はないと思う」と述べた。また、石原知事が新党結成の理由で国のシステム上の問題を指摘したことについて「知事が言われることはよく分かる。簡略化すべきことはしないと世界に追いつかない」と理解を示した。

足立区の近藤弥生区長は「あまりに唐突。都政の課題はまだまだある。任期途中のこのタイミング、今日という突然の辞職発表は、一都民としても無責任であると思わざるを得ません」などとコメント。

 台東区の吉住弘区長は「来るべき時が来たと思いました」とコメントした。

 世田谷区の保坂展人区長は「石原知事の最近の言動は、辞め時を計っているように見えた。今後の都政に残された課題はとても大きいと思う」とのコメントを出した。【平井桂月、稲田佳代】

〔都内版〕
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