「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

第19回中央区大江戸まつり盆おどり大会

2008-08-23 09:47:02 | NPO・地域力

昨日、今日と中央区の大江戸まつり盆おどり大会が開催。
昨日、夏というより、少々肌寒い夕べとなりましたが、
熱気むんむんの盆おどりが、盛大に行われました。
本当に盛大です。
東京湾大華火祭も盛大だけど、
この盆おどりも、規模は、都内有数の大きいものではないかな。
写真で分かるように、ひとひとひと。

祭りを盛り上げている町会の皆様、PTAの皆様、ボランティアの皆様、中央区の皆様、関係者の皆様
安全の祭りのために、警備する消防団の皆様、警察消防の皆様、
お疲れ様でございました。

今日、雨は降らないものの、雲が空一面覆っています。
どうか、天気が持ちこたえることを祈っています。

****以下、中央区のホームページより****

第19回中央区大江戸まつり盆おどり大会 

日時  平成20年8月22日 金曜日
              23日 土曜日
     午後4時から9時
会場  浜町公園

内容  オープニングパレード(22日のみ)
       盆おどり大会
       日本の音頭(22日のみ)
       区民参加演芸
       中央区伝統芸能(23日のみ)
       大道芸
       大江戸縁日コーナー  
       区内名物市コーナー
       くらしのコーナー
       友好・交流都市コーナー
       アンテナショップコーナー

 

写真 プログラム

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自治体の財政が悪くなる主な要因

2008-08-22 17:49:01 | 財務分析(予算・決算)

10月には、決算委員会が始まります。
会派友愛中央内の予定では、私が決算委員会に出席。
中央区の財政運営が健全なものであるように、
チェックして行きます。

いろいろな自治体のケースを参考に、
分析して行きます。

大和田氏の分かりやすい分析があり、転載します。

****以下、R25を参考に****

多摩住民自治研究所の大和田一紘さんに聞いてみた。

「実は今回の健全化指標が万能というわけではないんですよ。それと、企業の財政状況と同じで、何年分かデータを見ないと本当のところはわかりません。だから、ここからの話はあくまで参考程度と思ってください。最低限チェックすべきポイントは3つです。まず大切なのは、収入に占める借金返済の重みを示す『実質公債費比率という新指標です。首都圏で18%を超えていたら要注意です。残り2つは新しい健全化指標ではないんですが、『実質収支比率』(1年の収入に占める黒字幅もしくは赤字幅の割合に近い)がマイナスか何年も0スレスレになっている自治体も危険です。最後に、自治体の貯金である『財政調整基金』が大幅に目減りしているケースも危険です。これは家計で貯金がどんどん減っていく場合と同じです。災害などにより急にまとまったカネが必要になった時に一気に危機に直面することになります」

「危ない自治体」を見極めるフトコロ事情の指標とは?

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【お知らせ】野末氏の講演 明日8/23「食の安全と安心に関る築地市場移転問題ー欺瞞と隠蔽の構図ー」

2008-08-22 16:57:08 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
「食の安全と安心に関る築地市場移転問題ー欺瞞と隠蔽の構図ー」

講師:市場を考える会 総務委員長 野末 誠氏

日程:8/23(土) 午後6時半から

会場:銀河実験劇場(北区神谷3-19-12 03-3902-3197)
   営団地下鉄南北線志茂駅より徒歩5分
   JR赤羽駅から徒歩15分

参加費:500円

主催:GREEN FORUM 緑フォーラム

お問合せ:緑フォーラム事務局 渡辺千鶴 電話 5995-4234まで
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8/20日本環境学会の声明文が、都知事に提出されました。

2008-08-22 09:03:16 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
豊洲土壌汚染について、非公開の技術会議を中止し、土壌汚染調査の不備について、中立的な調査・研究組織を設けることを求める声明を、日本環境学会が都知事に提出されました。

以下、都知事への提出の文章と声明文を掲載します。

****以下、掲載*****

声明:「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」の
終結・解散に当たって
      2008年8月9日
       日本環境学会第34回年会

東京都が委嘱した「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」(座長・平田健正和歌山大学システム工学部教授・学部長ほか3名)は、去る7月26日の第9回会議において最終報告書を確定、都に手渡した。同委員会は、これをもって所期の任務を終えたとして解散を決め、都は、この報告書の「一定の対策を実施すれば、移転しても危険はない」との内容に沿って、築地にある中央卸売市場の豊洲移転に向けて「豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議」なるものを設置して、非公開ベースのまま実務作業を始めようとしている。
 私たちは、この事態を深く憂慮し、移転準備作業を直ちに中止するとともに、公正が担保される中立的な調査・研究組織を設けて、今回の専門家会議による調査の不備を是正することを強く希望するものである。

 今回の専門家会議メンバーの編成に当たっては、当学会員をはじめ、汚染の深刻さを心配する研究者は排除されたばかりか、当学会が出した2007年5月7日付の、石原知事に対する要請書、2008年2月18日付の石原知事・平田座長に宛てた公開質問状は、ことごとく黙殺された。その中には、現場への立入調査や試料採取、公開討論会の開催など、事業の客観性を担保するのに不可欠な、学術的要望も多く含まれていたのにもかかわらず、である。調査の不備は多岐にわたるが、たとえば、4122箇所の「詳細」調査にしても、約4000点についてはボーリング・コアの採取や現場での水質の記載を行なっていないなど、内容は粗雑を極めた。
 一例を挙げよう。埋め立て以前の軟弱な自然地層である「有楽町層」は、移転予定地の浅層部に広く分布し、問題となっている東京ガスの過去の工場操業に伴う地層汚染は、この層にまで及んでいる懸念が極めて濃いのに、専門家会議は、「有楽町層は不透水層であるから、汚染が及んだ可能性は低い。」として、「詳細」調査の対象からも除外した。これに見るように、具体的なデータがない状態で「安全宣言」を行なったことは、事実に即して論理と判断を組み立てて行く学問の本質から見て、邪道と言わざるをえない。
加えて、「安全」のためにはこのあと膨大な費用の支出と技術的困難を伴う対策工事が必要になるが、それらの成否にも、「専門家会議は一切責任を持たない」ことが最終盤で明言され、私たちを唖然とさせた。

 東京都は、この専門家会議の報告書を、移転を容認する事実上のゴー・サインと受け止め、今後は非公開の「技術会議」で残された課題の検討を行うとしているが、そのような姿勢は広範な都民の持つ不安と不信を助長するばかりで、何らの解決策にもつながらない。
 東京都は、真の食の安全と都民の健康を保障し、かつ貴重な税金の無駄遣いを防ぐために、冒頭に示したわれわれの希望を真摯に受け止め、誠意を持って情報の即時公開と、事態の本質的な解決に努力すべきである。われわれはそれらのことを、重ねてここに強く求めるものである。
 右、声明する。
                                 <以上>


2008年8月20日

東京都知事 石原慎太郎 様
「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」
座長 平田 健正 様

件名:築地市場の豊洲移転問題に関する学会声明の発出について

      日本環境学会会長  畑 明郎

 拝 啓

残暑の候、貴職にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 さて、当・日本環境学会では、去る8月9日に富山県射水市の富山県立大学で開催した第34回年会において、別紙添付の声明を採択しました。

 この内容は、貴職が直接関与なさった都の公の業務に関連するものですので、ぜひお目通し頂きたく、ここにお届けすることとした次第です。ご多用中恐縮ですが、本件に関して何らかのご意向が承れれば、誠に幸いに存じます。

 まずは取り急ぎ御案内まで。時節柄、くれぐれもご自愛下さい。

敬 具


連絡先:〒558-8585大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学大学院経営学研究科 環境政策論研究室・畑明郎気付
    
<追伸:本声明は、その性質上広く一般に公開致しますので、お含み置き下さい。>

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民度

2008-08-21 19:17:27 | シチズンシップ教育

 米国の社会学者シェリー・アーンシュタインが、「民度を図る」ための8段階の階段という理論を提示しています。
 その理論のまとめた表を、以下に載せます。私自身は、原著に当たったわけではございませんが、イメージが伝わってきます。
 住民自治を実現するのであれば、中央区民の行政・区政の施策も、第6~8の段階へ市民参加の段階をあげて行きたいものです。
 多くの施策が、第3~5の段階で止まっているように感じてしまいます。

*まちづくり協議会
*町会、自治会活動
*NPOと行政との協働、
*防災区民会議、
*環境市民会議、
*学校評議委員会
*PTA活動
*地域自立支援協議会とその分科会
などなどが、充実していく中で、
「民度」が上がっていくことを目指したいと思います。

今後、個々の施策を
シェリー・アーンシュタインの理論を参考に、
評価・検証し、
「民度」が上がるにはどうすべきかを考えて行こうと思います。

ちなみに、『築地市場移転問題』に関して、
都民の民度は、東京都行政の思惑により、
第1段階の「情報操作による世論誘導」といったところでしょうか。
*専門家会議で出された問題点や重要事項を出すことなく、
 都合のよい部分のみを3枚A3用紙にしたものを、
 築地市場仲卸業者に配布し、説明会を開いている現状。
*専門家会議で約束したリスクコミュニケーションの実施もせずに、
 技術会議を秘密裏に開催している現状。
*技術会議が傍聴不可の非公開の現状。
*かつての築地市場現在地再整備が中断した真実を伝えない現状。
 東京都側の都合で中断したのを、市場内関係者側のせいに着せようとしている。
*今後の築地市場現在地再整備は絶対不可能と思わせようと世論誘導している現状。
どの現状をみても、第1段階としか思えません。

もしかして、築地市場移転跡地での東京五輪メデイアセンター構想は、第2段階「不満をそらす操作」として、持ち出したのでは?とさえ、邪推させます。

この現状をなんとか打破できるように、がんばります。
すべてとは言いませんが、多くの都行政の施策の問題点に通じているかもしれません。


8 市民による自主管理 Citizen Control 市民権利としての参加・
市民権力の段階

Degrees of
Citizen Power
   ↑
7 部分的な権限委譲 Delegated Power
   ↑
6 官民による共同作業 Partnership
   ↑
5 形式的な参加機会の増加 Placation 形式参加の段階
Degrees of
Tokenism  
   
4 形式的な意見聴取 Consultation
   ↑
3 一方的な情報提供 Informing
   ↑
2 不満をそらす操作 Therapy 非参加・実質的な
市民無視

Nonparticipation
   
1 情報操作による世論誘導 Manipulation

図  「民度を計る」ための8段階の階段
原典:シェリー・アーンシュタイン(米国の社会学者)
青山修正版
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専門家会議の報告書案で、進めてよいかを、都民に聞くことの約束

2008-08-20 07:13:51 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 以下、7/26専門家会議での質疑応答です。
 質問者Eの質問は、私が行ったものです。
 この中で、専門家会議の報告書案で、進めてよいかを、都民に聞くことの約束を、東京都は、しています。(リスクコミュニケーションの機会をもつ必要性を認めています。)
 このことをせずに、都民は、専門者会議の報告書案を納得したわけでは、ありません。
 現に、その報告書案では、「食の安心・安全」は、守れないと、都民、市場関係者、消費者から、多くの声が上がっています。

***以下、質問者E*****

(池上副参事)それでは、質問を次に移らせていただきたいと思います。

(質問者E)まず1点目ですけれども、この場所は土対法の適用の場所ではないかとお伺いさせていただきたいのです。2003年に土対法は開始しておりますけれども、東京ガスの事業所は、その後、その第6街区に事業所が存在しているので、土対法は適用になると思います。それに関してご回答をお願いしたいと思います。
 二つ目は、この報告書の皆さんの回答があるではないですか。我々が意見書を出した回答、それをぜひ報告書の中に入れていただきたいと思います。
 三つ目は、技術的にここでは絵にかいた餅なのです。それはだれもが思っていることだと思うので、前回も質問を平田先生にさせていただきました。技術者会議というのを別に持つというお考えを示されたと思うのです。その技術者会議というのを持っていただけるかどうか、そのあたりを教えてください。
 四つ目の質問は、これは結構お金のかかる話だと思っております。平田先生は、お金は判断しないと言いましたが、技術者会議でこの土壌汚染対策費がいくらになるのかというのを出していただきたい。東京都も別として、東京都自身の技術でいくらになるのか。別々に事業費の試算を出していただきたいと思います。
 次の質問は、今後、この専門家会議が終わった後の手続に関してです。卸売市場整備基本方針にうたわれている食の安全・安心が専門家会議で話された方針にのっとってやったとして、その後、いつ農水省にこの認可を出されるのか。そのあたりの手続をきちんと我々に明らかにしていただきたいと思います。
 次の質問です。環境確保条例があるのですけれども、東京都環境影響評価条例にのっとってこの市場建設は進んでいると思います。豊洲新市場の計画というのは、区市町村長からの意見が提出された段階で今ストップされていると思うのです。今後、この環境影響評価条例に基づいてどのように手続を進めていくのか。恐らく、また「都民の意見を聴く会」というリスクコミュニケーションの場をきっと持っていただけると思うのですけれども、そのあたりの手続について明らかにしていただきたいと思います。協議会を開かれるということですけれども、その協議会というのは、当たり前ですが、公開ですよね。そのあたりをはっきりと言ってください。
 もう一つ、大事なことは、この場所は食の安全・安心というリスクコミュニケーションが抜けていると思います。食の安全・安心を本当に担保するのであれば、つくるべき場所というのは、飲料水で地下の水を飲んでも安心な場所に建ててこそ、食の安全・安心が図れる場所ではないか。この辺のことは、ここにいらっしゃる専門家会議の傍聴の方々は、質問の機会でそこまでのレベルを求める質問をしていたと思うのですよね。その食の安全・安心の担保が全然ないのです。ガンにならないからいいとか、シアンが魚についている、それは食べても大丈夫とか、それが食の安全・安心と考えているのはそちら。でも、我々にとっての食の安全・安心というのを守りたいのは、そんなことではないのですよ。ですから、日本最大規模の土壌汚染の場所に市場をつくるということは、絶対に許すべきことではないわけです。世界一の築地を何と思っているのですか、本当に。食の安全・安心のリスクコミュニケーションをぜひやっていただきたいと思います。

(石原課長(環境局))この土地が土壌汚染対策法の対象ではないかというご質問ですけれども、土壌汚染対策法は平成15年2月に施行されておりまして、その法施行後に有害物質を使用している特定施設が廃止された場合、法の調査の対象になります。ここは、その有害物質特定施設が廃止されたのが昭和61年でございまして、法施行以前に廃止されている場所でございますので、法の調査の対象とはなってございません。
(宮良部長)最後のほうにご質問がありましたけれども、環境影響評価の手続の話です。これについては、今後、東京都の土壌汚染対策計画を取りまとめていく。そういった内容を踏まえて、環境影響評価の主管局であります環境局と調整をしてまいります。
 それから、協議会は公開かというお話がありましたけれども、今日いただいた最後のほうの管理のあり方に協議会の名称が出ています。これについても先ほどお話ししましたように、今後検討してまいります。
(平田座長)私は多少いろいろ申し上げているのですね。あるいは、まとめのところにも最後に書いてはございますけれども、専門家会議の一番の目的は、いわゆる旧石炭乾留によって都市ガスをつくっていたところに、ベンゼン、シアンを中心とした土壌・地下水の汚染があるということです。
 では、その汚染はどうなのだ、どのぐらいの濃度で、どのぐらいのものが存在していて、どうすれば、基本的には一生涯人が住んでも大丈夫なような状況になるのか、そういうものの解析をするというのが一番大きな目的なのですね。
 皆さんが使うデータをここで、皆さんといいますのは、築地の関係者もそうですし、東京都の事業者もそうですし、メディアの方も、あるいは専門家の方もすべて入ったという意味です。ここでデータをすべて開示するというのが、最初の一番大きな目的だったわけです。このデータから解析をすればこういうことになりますよときちんと出すということを、その提言書の中にすべて書き込んでいるつもりでございます。
 これをどう扱うのかということについては、東京都が責任を持ってやることになると思うのです。
 いわゆるリスクコミュニケーションということになりますと、私たちもその中に入ってしまうわけですので、そういったものから距離を置いてデータを出すほうが一番いいだろうということで、当初からそういうふうに私たちは申し上げていたつもりでございます。その辺のところは内山先生に少し補足をしていただきたいと思ってございます。

(内山委員)今、座長のお話がありましたように、この会議としては、リスクコミュニケーションをやっていただくための資料ということで私どもはやっておりまして、築地の移転ありきで始めている会議ではないということは、最初からもお話し申し上げておりますし、私もお話があったときに、そういうことではありませんということでお話し申し上げました。
 ですから、市場をどういうところにつくるべきかということはまた別の問題だと私は考えておりますので、そういうリスクコミュニケーションの場を、あるいは委員会をつくれと言われたら、私はリスクコミュニケーションのほうもやっておりますので、逆にそういうところには参加して、どうやるべきかということはまた別のところでやりたいと思っております。
 ただ、この会議のミッションとしては、リスクコミュニケーションに使っていただくための資料をお出しするというのが、この会議の目的だと考えてお引き受けしておりますし、会議のほうもそのように進めさせていただいたというふうに、今座長からお話があったとおりだと思います。

(質問者E)では、リスクコミュニケーションはこれから始まるということで解釈させていただきたいと思いますが、それでよいのですよね。
(平田座長)東京都がどうされるかですね。
(質問者E)リスクコミュニケーションはこれからなのですよね。東京都の方、お答えください。
(野口参事)今回の専門家会議の提言が出ましたので、それを踏まえて、私どものリスクコミュニケーションをするといった場合に、まず市場の関係者の方々とそういった問題について話し合うということが出てくると思います。また、都民の皆様方に対してということもあろうかと思います。
 こちらのほうは、これまでホームページ、広報紙等でやってきましたけれども、今回、私どもが考えておりますのは、一つ、この専門家会議の提言の内容をわかりやすくまとめまして、まず都民の皆様にお知らせしていきたいと考えております。
 今後、そのことについて先々何か検討会を設けるとか、そういったものをやってほしいという声は、例えばこの意見の要望の中でも確かにあります。そのことについては今後の検討課題とさせていただきたいと思います。

(質問者E)技術協議会は持っていただけるのかどうかと、専門家会議が土壌汚染対策にいくらかかる試算を出してくれるのか、東京都のほうはいくらの試算なのか、別々に出していただきたいと言っているのですが。

(宮良部長)今、技術会議等々お話が出ていますけれども、具体的な工法も含めて、それはこれからの検討と私どもは思っています。
(質問者E)我々は技術を信じることができないので言っているのであって、やはり平田座長、技術者会議は持ったほうがよいと思うのですが、いかがですか。そのお考えを聞かせてください。
(平田座長)この回答書の中にも一部そういうことが書いてあるのですね。何を書いてあるかといいますと、どういう技術が出てこようとも、豊洲のこの地に合った技術はどうあるべきかという、こういうのはトリータビリティーテストというのでけれども、実施可能性の評価が必要になってくるのですね。それをどう評価するかというのは東京都が判断することですけれども、その評価をする何らかの組織は必要であろうと、委員会かどうかはともかくとして、私はそう思います。
 もう一つ、お金の試算ということがあるのですけれども、多分私たちではお金の試算はまずできない。これは、実際に工事をやっている会社とか、そういうところでないと多分できないと思います。技術者会議が仮にできたとして、そこでお金の試算ができるかというと、これは都にお答えいただきたいと思いますが、多分専門家と言われている研究者はお金の計算はできないと思います。
 
(質問者E)技術的な方針を立てられたということは、その中にはイメージされた技術があるわけですよ。その技術があったら、技術を一つ一つ数えていけば、お金は出るわけなのです。お金を出せなかったら、方針は絵に描いた餅になってしまいます。ですから言っているのです。

(平田座長)お金というのは、そんなに簡単に出るのではないのですよ。技術はわかると思います。どういう技術で、どういうものがあるかということは、私も、イメージはないかといえば、ないことはないのですけれども、あまり言うとそれは業者を指定することになるから、私は嫌だと言っているのです。そうではなくて、お金のことは私たちでは無理だと思います。絶対無理です。それはできないです。

(質問者E)その発言は、絵にかいた餅ということになります。

(平田座長)絵にかいた餅ではなくて、お金のことは別にもっと計算していただければよろしいではないですか。違いますか。

(質問者E)それが何で怖いかというと、専門家会議の描いているすばらしい高い技術と、東京都が出してくる安い技術とでは、その辺がちょっと不安なのですよ。そこが信頼できていないのです。

(平田座長)それは多分将来チェックする機関ができる。それは協議会であり、データを開示していくというところではないかなと私は思いますよ。実際に、何回も申し上げますけれども、土壌とか地下水というのは画一的な技術ではだめなのですね。もしやるとすれば、豊洲には豊洲の技術といいますか、同じ技術でもやはり変えていかなければいけないところがあるのです。そういう意味では、実際に向こうで何らかのテストをして、できることを確実にしてからやるということになると思うのですね。必ずそうなります。どこでもそうです。そういう意味で、そのお金は幾らだと言われると、それは私たちにはできません。大体の額は恐らく東京都ははじくとは思うのですけれども、その中でどうするのか。それをチェックする機関は別にあると、そういうふうにご理解いただいたほうがよいと思うのですね。

(質問者E)でも、あまりお金で逃げないでほしいのです。お金がいくらかかるか最終的に東京都は言ってくるわけで、移転したほうが安いから移転しようという納得のさせ方を我々にかけてくるわけなのですよ。

(平田座長)でも、そこまで専門家会議というのは判断できないのですね。あくまでもここは、将来土地利用を図るのであれば、これだけの対策といいますか、これだけの配慮をしてくださいということを書いてあるのですね。かなり厳しいハードルを設けていますよ、これがちゃんとできるのですねということをきちんとやってくださいと申し上げてあるのです。それをチェックする機関は、この中にも書いていますように別に協議会があって、それは事業者であり、将来実際に土地を使っていく人であり、専門家であり、私にも入れと書かれているのですけれども、何回も言われておりますので、それは先の話として、おっしゃるとおりお金の話というのは大変厄介だけれども、それはやはり別のところできちんとやっていただかないと、ここではじけと言われても、大変難しい話だと思います。
(宮良部長)今、技術のいろいろお話がありましたけれども、専門家会議のほうで豊洲新市場予定地の土壌汚染対策の基本的な考えと内容をいただきました。その後は東京都のほうの役割でして、そういった内容をどういった技術、工法で具体化するかということは私たちの責任です。また、そういったものはどのぐらいの経費がかかるか、あるいは技術を検討していく際に、今、会議の話がありましたけれども、やり方についても東京都の責任だと考えています。中途半端とか安い技術と、東京都の技術者をそう呼ばれましたけれども、これまで隅田川には橋をかけ、小河内にはダムをつくり、地下鉄をつくってまいりました。これは100年からの技術があると思っています。

(質問者E)事業所は、2006年3月24日に廃止されているので、土対法の適用になると思います。

(石原課長(環境局))事業所が廃止というのは、どういった内容のものでしょうか。

(質問者E)東京ガスが開いていたガスの科学館を2006年3月24日に閉館しているという事実があり、それは東京ガスの事業所という点では法律的に解釈できると思いますから、述べさせていただきました。

(石原課長(環境局))先ほどご説明申し上げましたように、有害物質の特定施設が廃止されたときが調査の契機になっております。その特定施設というのは、ガス供給またはコークス製造業の用に供する施設ということで、それが昭和61年に廃止されております。それであれば、土対法の調査の契機になります。ですから、先生がおっしゃられたガスの科学館のときに特定施設がやはり廃止されているのですけれども、それは浄化槽になりました。ですから、土対法の調査の対象ではないということでございます。

*****以上、引用終わり*****

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技術会議、開催。都民に知らせることなく。

2008-08-20 06:00:33 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
以下、毎日新聞の引用です。

技術会議が、私達に知らされることなく、開催されました。
チェック機能を働かせることは、都民では不可能です。
どうか、都議の方々、マスコミの方々、頑張ってください。

東京都に当たりましては、どうか早く、議事録の公開をお願いいたします。

 なお、東京都のやり方は、絶対に誤っています。
 7/26に終了した専門家会議が出した「報告書案」で、進めてよいものなのか、都民と都との合意形成がまず必要です。
 リスクコミュニケーションは、これから、始まるはずでした。
 これは、専門家会議で約束された事実です。
 私自身、東京都との質疑で、その点の回答をいただきましたので、強く覚えています。(今後、ブログにアップします。)
 都民無視、市場関係者無視、消費者無視、都議会無視の都行政の横暴です。
 


****以下、毎日新聞より****


築地市場移転:豊洲土壌汚染問題 汚染対策など活用可能新技術を 都が公募 /東京
8月19日11時1分配信 毎日新聞


 築地市場(中央区)の移転が計画されている江東区豊洲の土壌汚染問題で、都は18日、一般の研究者や建設業者から活用可能な新しい技術の公募を始めた。9月26日まで募集し、都が設置した技術会議(座長、原島文雄・東京電機大教授)が評価・検証したうえで、10月下旬に選定結果を公表。11月にもまとめる最終的な計画案に反映させる。
 新技術を公募するのは、(1)汚染土壌、汚染地下水対策(2)液状化対策(3)市場施設完成後の地下水管理システム(4)専門家会議の報告と同等またはそれ以上の効果が期待できる総合的な対策。評価の基準は、▽実効性・施工性に優れている▽周辺環境への影響の防止対策が考慮されている▽経済的に優れている▽短い期間での施工が可能――としている。
 評価・検証は書類が中心で、応募者からのヒアリングの実施も検討している。応募の詳細は中央卸売市場のホームページ(http://www.shijou.metro.tokyo.jp/news/20/0818.html)に掲載している。問い合わせは、中央卸売市場管理部新市場建設課(03・3547・7045)へ。
 また、技術会議は原島座長に加え、環境、土木、情報処理の各分野の専門家計5人で構成。既に初会合を開いたが、「評価の中立性を考慮しなければならない」(同課)として原島座長以外の委員の氏名や日程などは非公開としている。都は最終報告の段階で公表する考えだが、議事要旨については途中の段階でも会合後に公表していく方針だ。【木村健二】
〔都内版〕

****以上、引用終わり****

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東京都による仲卸業者への「専門家会議報告書」に関する説明会

2008-08-19 17:53:21 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 東京都から、仲卸業者へ「専門家会議報告書」に関する説明会が、8/19本日、開催された。
 8/12、8/13に引き続き、三回目。
 残りは、あと三回8/20、8/22、8/25。

 結局、十分な説明、仲卸業者が納得の行く説明がなされることなく、12時開始で、13時半終了の予定時刻を、30分延長した14時で終了。
「皆様との約束で13時半の説明会終了を決めている」という都の説明の下、強引に途中で、説明会を打ち切った。
 誰も、東京都と13時半終了の90分の説明会の約束をしていないのではないか。十分な説明の時間をとろうとしない東京都側の都合ではないだろうか?

 仲卸業者からは、専門家会議報告書に対し、様々な疑問が出された。
 順不同で述べる。


①水道管
汚染地内を走る水道管へ、シアン、ベンゼンの混入はないか

東京都の説明:
水道管は、陽圧ゆえ、混入はない。
施設の耐震基準をクリアしていく。

小坂考え:
 市場の耐震基準は、どんなものだろうか?水道管よりも、市場自体が、地盤のもろい有楽町層の上に耐震基準を満たしたものが建たないのでは?


②配布資料が不十分
説明会で配布されている資料3枚では、専門家会議の内容が集約できていない。

東京都の説明:
専門家会議の内容を噛み砕いて、まとめた資料である。

小坂考え:
 「簡潔にまとめた」という名のもとに、東京都は、都合の悪いデータを隠しており、市場関係者に真実を伝えようとしていません。
 「全域に高濃度汚染が広がっているわけではない」と黄色の色付けをして資料内に書いていること自体、市場関係者を欺こうとしています。


③シアンの検出限界
猛毒シアンが、「検出されてはならない」とあるが、検出限界0.1mg/lとしているが、水道基準省令で、検出限界は、0.01mg/lではないか。

東京都の説明:
土壌汚染対策法では、0.1mg/lである。

小坂考え:
 シアンは、猛毒であり、「検出されてはなりません。」検出限界は、厳しい基準、検出限界0.01mg/lで、評価していくべきである。
 これができないで、何が食の安全・安心だろうか??


④地盤の亀裂
既に、堤防近くに地盤の亀裂がある。

東京都の説明:
工事途上ゆえ生じた。

小坂の考え:
 すでに多額の工事費を費やした、その工事の結果が、ひび割れの入った道路の路面ではないのか?
 ひび割れの原因を明らかにすべきである。


⑤第9回専門課会議で傍聴者との質疑で出たデータ捏造疑惑については?

東京都の説明:
担当業者に確認中である。

小坂の考え:
 すでに、確認を済ませてから、このような説明会を開催すべきである。7/26の指摘が、いまだに確認中とは、どういうことか??


⑥専門家会議で提案された土壌改良の実現可能性

東京都の説明:
実例がある。(大里氏)

小坂の考え:
 土壌汚染地の土壌改良を実現した実例があると明言されましたが、その実例を提示いただきたい。

⑦消費者の目
市場では、消費者を優先しなくてはならない。
食の安心がない以上、豊洲は、市場候補地としてふさわしくない

東京都の説明:
専門家会議は、移転の是非を論じる場ではなかった。
専門家会議では、どうすれば健康を守れるかを、科学的に検証した。
BSEに対応した経験上、消費者の厳しい目に対応する。

小坂の考え:
 今回の専門家会議の報告書について、東京都と都民、消費者との説明会は、いったいどうなっているのか?リスクコミュニケーションをすると専門家会議の席上、約束を東京都はしている。
 約束をしたのに、実行していないのは、なぜ?
 都民、消費者と、リスクコミュニケーションをとろうとせずに、消費者の厳しい目に対応した市場が本当につくれるのでしょうか?
 


⑧今回の説明会の位置づけ
報告をしたのみで、東京都側から、十分な説明を、もらえていない。
仲卸は納得をしていない。
都議会へは、正しく今回の説明会の様子を伝えていただきたい。

小坂の考え:
 この説明会は、全然説明になっていない。
 こんなひどい説明会でも、「仲卸に6回説明会を行い、専門者会議の報告書について、十分な説明の下、仲卸業者の合意を得た」のような感じで、都議会に報告が上がるのだろうか?
 都議会議員の皆様には、この惨状を、見ていただきたいものである。


⑨汚染土壌の処理
30cmで12万トン生じる割合で、
今回、80万トンは生じる。
かつて、28万トンを3年間で処理。
北海道と秋田に、汚染土壌6万トンを処分している。


⑩食の安心
食の安心のためには、地下水を飲んでも大丈夫な場所に建てて、すなわちリスクゼロで初めて得ることができる。

小坂の考え:
 市場関係者も、消費者も、リスクゼロを求めている。この状況を、東京都は、なぜわかろうとしないのだろうか?


⑪技術者会議の傍聴を可能に

東京都回答:
民間から工法を公募する。
専門家への働きかけの可能性があるため、傍聴できない。
工法につながるために、傍聴はできない。
議事録、要旨は公開していく。

小坂の考え:
 専門家への働きかけが生じることは、そのような働きかけに屈する専門家がいけないのであって、傍聴をさせない理由にならない。
 技術・工法を提案した企業名を完全な匿名でやればよいだけである。
 傍聴ができない理由が、理由になっていない。
 傍聴可能な公開に絶対すべきである。
 

⑫江東区のわんさかひろば
土壌汚染がひどく、つかえない広場が江東区大島にある。

以上、

すべて出された質問を伝えきれていない。
また、東京都回答も私の解釈で書いている。
ただ、東京都の回答のひどさが、少しでも伝わればと思います。
これじゃ、食の安全・安心は守れません。
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江戸独楽の職人、広井政昭氏との出会い。

2008-08-18 23:38:15 | 仲間・先生
多くの出会いのある一日でした。

奄美大島から旅行中の親子。
やっとの思いで、小児科を探し当てて受診。
奄美大島の小児医療の現状など、聞かせていただきました。
だれか、若手の小児科医が是非、行ってほしい地域に感じました。
ただ、その親子自身が、
都会で軽いアトピーや花粉症のアレルギーを発症していましたが、
奄美大島に行くことで、治まったそうです。
多くの方が、本土に出る中、その親御さんは、
もともと転勤で奄美大島にいるが、生活を送るにつけ、
今や、如何に、奄美大島に残ろうか画策しているところということでした。



昼には、松屋銀座の1階で開催中の「本物を作る16人の職人展」へ。
http://www.matsuya.com/ginza/topics/080819e_16/index.html
そこで、実演中の広井政昭氏にご面会。江戸独楽の名人。
ご自身の得た知識を今、多くの次世代の人に伝えようと精力的に活動されている。
10月から11月下旬までの、5年に一度の浅草寺の境内での伝統工芸の職人が集まる行事にも参加される。
昨日まで(8/9~8/17)は、深川江戸資料館で江戸独楽展を企画されていた。
是非、広井氏の見識を学ぶことの機会をえたいものです。
職人とはという話題から、ご自身の戦争体験まで、本当に豊富な、そして
学ぶべき話題をお持ちの方です。
こちらからもち出したわけではないのですが、
中央区の抱える築地の問題の話題になりましたが、
広井氏はよく理解してくださいました。
写真は、広井氏とのツーショット。


夕方には、元大手新聞社の政治記者の方とご面会。
現在の政治を、意思決定ができていない政治と、
分析されていました。
55年体制崩壊、小泉改革以降、
政治が様変わりしていると。
築地市場の問題も、鋭い問いかけをいくつも受けました。
また、いろいろ学ばせていただきたいと考えています。


多くの人との出会いの中で、
多くを学ばせていただいております。
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国道2号線

2008-08-17 23:00:00 | Weblog
国道2号線、山陽高速道を西に走った。
大学時代が走馬灯の様に、思い浮かんできた。

宮島、広島大学が誇る日本最大の新入生オリエンテーションキャンプ。
今は、学部ごとでキャンプするが、
かつては、全学部全体で、やった。
全学部の新入生が一同に会したキャンプファイヤーは、
壮大であった。

竹原、ここでも夏の大学のキャンプがあった。
全学部、全学年、他大学も併せてのキャンプ。

岩国、錦帯橋、米軍基地。
大学のクラブの合宿をユースホステルを借りてやった。
山賊という奥まったところの食事どころは、
山賊と言う名にふさわしく、こんな場所、というところに、
壮大なたてもの、提灯の列が表れる。
鶏肉の足を竹のくしに刺して、炭火で焼いた山賊焼は、とってもおいしい。
昨日、山賊焼560円。山賊にぎり450円。この二つで、腹いっぱい。
大学時代の夜食の場所であった。

山口県大島。
大学時代の心のふるさとの、
一番の場所は、ここ。“心の原点”とでも言おうか。
大事なことがあったら、
その浜まで走った。
一度、広島大学医学部に再受験で不合格だった時。
翌年、広島大学医学部に合格した時。
友が、後輩が、広島大学を卒業する時。
時間があれば、その浜辺まで、行きたかったが、
今回は、そこまでの時間の余裕がなかった。
そこには、
どこに埋めたか不明の、タイムカプセルが埋まっている。
2000年3月31日だったろうか、
無事2000年を迎えた時、タイムカプセルを掘り起こすために、
平和公園に集まって、行こうといいながら、埋めた。
その当日、行けなかったのが、心の悔いが残っている。
けど、あの頃の仲間が誰も集まれなかった。

下松、国道二号線がまっすぐ走っている。

国道二号線、西行き。
よく世話になったルート。
その先には、
下関、北九州があった。

冗談とも、本気ともとれる、
夜、いきなり、関門海峡みたいとか、
博多ラーメン食べたいとか、
仲間の話に、つきあった時代があった。

今は昔、十数年前のことだけど、
道の感触は、体で覚えていた。

変わりそうで、
変わっていないものがあって、
そこにはたくさんあって、安心した。

山賊は相変わらず、繁盛していた。
瀬戸内海は、観ているだけで、
心安らぐ、静かさがあった。





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月島一丁目3、4、5番地区地区計画、住民の声が反映されるまちづくり

2008-08-16 11:10:19 | 街づくり
中央区のまちづくりのあり方が、大きく問われる時が来ています。

*民意が、きちんと反映されるまちづくり
*住民の合意形成が、きちんとなされるまちづくり
*住民同志のつながりを大切にしたまちづくり

住民の健康増進に寄与、防災・防犯へ配慮、環境へ配慮、伝統・文化の継承、、、

まちづくりの大切なことは、たくさんある。

一番大切なことの一つが、
「民意の反映」と「合意形成」であると思っています。


『月島一丁目3、4、5番地区地区計画』におきましても、
民意が反映され、住民の合意形成がなされることを、
願っていますし、その実現に向け、活動して行きたいと思います。


****『月島一丁目3、4、5番地区地区計画』直近の経過・予定****
6月3日
佃地区、月島地区合同まちづくり協議会 
(議事録のまとめは、7/9環境建設委員会で報告された)
月島一丁目3・4・5番地区第一種市街地再開発事業について
①平成22年度着工とあるが、早めることはできないのか。
区回答→再開発事業は、都市計画手続きを進めていく中で、施設計画を整えるとともに計画地域の権利者の合意形成が必要となる。工事期間などについては、区が決める内容ではないこと理解いただきたい。
②(資料6の2ページ目の図面)超高層住宅と3番棟の間の通りは残すのか否か。
区回答→区道はそのまま残る計画である。


6月25日
「月島まちづくりを考える会」⇒請願提出
『まちづくりの有り方及び月島一丁目地区計画変更、同3・4・5番地区計画決定、都市計画変更、市街地再開発事業計画に関する再検等の請願』が「月島まちづくりを考える会」から提出される(請願第一号)


6月30日
第二回中央区議会定例会
『まちづくりの有り方及び月島一丁目地区計画変更、同3・4・5番地区計画決定、都市計画変更、市街地再開発事業計画に関する再検等の請願』が環境建設委員会へ付託することになる


7月1日
都市計画(原案)説明会(都市計画法第16条による)
(1)月島一丁目地区地区計画(変更)
(2)月島一丁目3,4,5番地区地区計画(決定)
(意見書の提出期間6月17日~7月7日)


7月9日
環境建設委員会
『まちづくりの有り方及び月島一丁目地区計画変更、同3・4・5番地区計画決定、都市計画変更、市街地再開発事業計画に関する再検等の請願』を審議

継続審議へ


8月15日 
区のお知らせ8月15日号
<月島一丁目3、4、5番地区地区計画の決定(案)等の公告・縦覧および説明会>のお知らせを掲載


8月27日
都市計画(案)説明会(都市計画法第17条による)
・月島一丁目地区地区計画の変更
・月島一丁目三、四、五番地区地区計画の決定
・月島一丁目三、四、五番地区第一種市街地再開発事業の決定
(公告・縦覧期間8月19日~9月1日)
(意見書の提出期間8月19日~9月1日)

9月10日
環境建設委員会

9月下旬
第三回中央区議会定例会

*****日程終わり****


 上記日程で、注目いただきたいのは、7/1説明会の都市計画(原案)が、8/27説明会で都市計画(案)に“進化”している点。
 昨日8/15、この経緯を、中央区都市整備部に問い合わせた。
 説明では、原案への意見書を元に、案を作成。今回、公告・縦覧するということである。6月17日~7月7日の意見書の提出をうける行為だけで、原案が案になってよいものなのだろうか。

 『月島一丁目3、4、5番地区地区計画』は、請願書が出される程に、問題の内在した計画である。
 私が考える問題点は、以下。
①三番地の飛び地を含め、認可基準の1haとした点 
②狭小街区へ超高層約190m55階約750戸、高建ぺい率約63.5%(敷地面積約6300㎡、建築面積約4000㎡) 高容積率約1000% (施設計画概要より) 
③一番の問題点は、冒頭書いた地域住民の合意形成なしに進んでいる点。
④合意形成なしにすすんでいるが、まちづくり協議会が形骸化しており、6/3のまちづくり協議会でも、合意形成がなされていないという問題点に関する話題が出されていない点、
など
 なお、問題点は、請願書にも書かれている。

 私は、都市計画原案の段階で、
)地権者と行政、
)請願書提出者を含め計画地周辺住民と行政、
)地権者と請願書提出者を含め計画地周辺住民
がそれぞれ、都市計画原案について話し合いをもち、合意形成をつくる努力をする必要があったと考える。
 それが、この7月、8月でどれだけなされたのであろうか。
 8/27の説明会では、原案意見書への行政側の回答が、どれだけの疑問点を解消しているかをまず見極めたい。

 再開発に関連して、中央区には、いたるところに同様の問題が存在している。ひとつひとつ、各地域の実情を踏まえ、課題解決に取り組んで行きたい。
 また、東京都の進める都市計画との整合性もあわせて行きたい。
 9月議会は、「まちづくり」議会になるかもしれません。

以上、


*****中央区のホームページから********
<月島一丁目3、4、5番地区地区計画の決定(案)等の公告・縦覧および説明会>

【都市計画(案)】
・月島一丁目地区地区計画の変更
・月島一丁目三、四、五番地区地区計画の決定
・月島一丁目三、四、五番地区第一種市街地再開発事業の決定

【縦覧・意見書提出期間】
8月19日(火曜日)から9月1日(月曜日)(閉庁日を除く)
午前9時から午後5時

【縦覧場所・意見書の提出先】
区役所5階地域整備課

【説明会】
*日時
8月27日(水曜日)
午後6時30分から8時30分
(議事が終了次第、閉会します)
*会場
区役所8階大会議室
◎直接会場へお越しください。

【問合せ先】
地域整備課まちづくり推進主査
電話 03-3546-5448
*****中央区のホームページから引用終わり******

****参考、都市計画法第16条、第17条****
(公聴会の開催等)
第十六条  都道府県又は市町村は、次項の規定による場合を除くほか、都市計画の案を作成しようとする場合において必要があると認めるときは、公聴会の開催等住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする。
2  都市計画に定める地区計画等の案は、意見の提出方法その他の政令で定める事項について条例で定めるところにより、その案に係る区域内の土地の所有者その他政令で定める利害関係を有する者の意見を求めて作成するものとする。
3  市町村は、前項の条例において、住民又は利害関係人から地区計画等に関する都市計画の決定若しくは変更又は地区計画等の案の内容となるべき事項を申し出る方法を定めることができる。

(都市計画の案の縦覧等)
第十七条  都道府県又は市町村は、都市計画を決定しようとするときは、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより、その旨を公告し、当該都市計画の案を、当該都市計画を決定しようとする理由を記載した書面を添えて、当該公告の日から二週間公衆の縦覧に供しなければならない。
2  前項の規定による公告があつたときは、関係市町村の住民及び利害関係人は、同項の縦覧期間満了の日までに、縦覧に供された都市計画の案について、都道府県の作成に係るものにあつては都道府県に、市町村の作成に係るものにあつては市町村に、意見書を提出することができる。
3  特定街区に関する都市計画の案については、政令で定める利害関係を有する者の同意を得なければならない。
4  遊休土地転換利用促進地区に関する都市計画の案については、当該遊休土地転換利用促進地区内の土地に関する所有権又は地上権その他の政令で定める使用若しくは収益を目的とする権利を有する者の意見を聴かなければならない。
5  都市計画事業の施行予定者を定める都市計画の案については、当該施行予定者の同意を得なければならない。ただし、第十二条の三第二項の規定の適用がある事項については、この限りでない。

(条例との関係)
第十七条の二  前二条の規定は、都道府県又は市町村が、住民又は利害関係人に係る都市計画の決定の手続に関する事項(前二条の規定に反しないものに限る。)について、条例で必要な規定を定めることを妨げるものではない。

*****都市計画法引用終わり*****


****用語解説****
 「容積率」とは、建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合のことです。「容積率」は、その上限を用途地域毎に定めることにより、街全体の環境や土地の高度利用を図ろうとするものです。
 「建ぺい率」とは、建築物の建築面積の敷地面積に対する割合のことです。「建ぺい率」は、その上限を定めることにより敷地内に適当な空地を確保し、採光・通風等を満足させ、防災上の安全を確保しようとするものです。
****用語解説終わり***

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【お知らせ】中小企業支援 『原油・原材料高騰対策緊急特別資金融資のあっ旋』

2008-08-15 16:17:47 | 街づくり
 中央区は、中小企業支援のために、原油・原材料高騰対策緊急特別資金融資のあっ旋を行います。
 この時勢にうまくあわせた制度の導入であり、高く評価できると思います。

以下、その広報です。

*****中央区ホームページからの転載******

『原油・原材料高騰対策緊急特別資金融資のあっ旋を行います』

原油・原材料価格高騰などの影響により多くの中小企業者が経営に支障をきたしています。このため区では、緊急的に区内中小企業者の資金調達を円滑にするための特別資金のあっ旋を行います。

【申込資格】
次の要件に該当する事業者であること。
・直近3カ月または1年間の営業利益が前年同期と比較して減少している事業者、または省エネルギー機器(低燃費自動車、業務用冷蔵庫・冷凍庫など)を導入・入れ替えする事業者
・区内の同一場所で同一事業を一年以上営んでいること・都民税(法人)または特別区民税(個人)を完納していること
・保証協会の保証対象事業を営んでいること

【融資限度額】
700万円

【借受人負担利率】
年0.1%

【資金使途】
運転資金および設備資金

【返済期間】
5年以内(据え置き6カ月を含む)

【信用保証料補助】
今回の融資金額に係る保証料の全額(他に保証協会の利用があり保証残高がある場合、保証料補助の額が全額とならない場合があります)

【申込方法】
現在行っている融資あっ旋制度と同様に中央区経営相談員との面談が必要になります。面談は、予約制になりますので電話で申込んでください。

【受付期間】
9月19日(金曜日)まで

◎この融資制度は、責任共有制度の対象になります。また、保証協会の保証枠が増えるものではありません。


【申込(問合せ)先】
商工観光課相談融資係
電話 03-3546-5333
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【医療知識】子どもの血尿について

2008-08-15 11:46:22 | 小児医療
 大人の場合、血尿が出ると、がんも念頭に、泌尿器科及び腎臓内科で注意深く診療していく必要がありますが、子どもの血尿に対しては、どのように考えればよいでしょうか。 
 子どもの血尿についての考え方を説明します。

Q:血尿とは?

A:尿中に血液中の成分(赤血球)がもれ出ている状態のことをいいます。
 ただし、正常でも一日に尿中に1000万個以上の赤血球が排泄されていますので、それ以上を血尿といいます。
 血尿は、大きく肉眼的血尿(尿の色がコーヒーやコーラのような色になる状態)と、顕微鏡的血尿(尿の沈渣を400倍の顕微鏡で見て、1視野に3~5個以上の赤血球を認める状態)に分けられます。顕微鏡的血尿は、さらに、その沈渣赤血球数に応じて、高度、中等度、微少血尿に分類されます。

Q:三歳児健診や、小学校の健診で、血尿が指摘されたという話をよく聞きます。

A:患者家族が尿の色調変化に気付いて受診するのが、肉眼的血尿です。
 健診の検尿で偶然発見される場合、顕微鏡的血尿です。
 その他の症状がない状態であれば、無症候性血尿とよばれます。

Q:子どもの血尿の場合、どのような病気を考えて行く必要がありますか?

A:診断上大事なことは、その血尿が、各種腎炎による血尿(糸球体性血尿)か、あるいは腎炎以外の血尿(非糸球体性血尿)かを鑑別することです。
 現在、各種血液・尿検査が容易に行われ、超音波検査が普及したことで、非侵襲的にかなりの範囲まで診断を絞り込むことができるようになっています。
 具体的にどのような病気が考えられるか述べますと、
 発症形式からみて、
急性に発症する腎炎では、
① 溶連菌感染症後に発症する急性糸球体腎炎
② 病原性大腸菌O157感染後に発生する溶血性尿毒症症候群
③ 急速進行性糸球体腎炎
④ 紫斑病性腎炎
があります。
 どれも発症が急激であり、蛋白尿をともなったり、紫斑・関節痛を伴ったりします。

 慢性に発症する腎炎では、
① IgA腎症、
② 巣状糸球体硬化症、
③ 膜性増殖性糸球体腎炎、
④ ループス腎炎、
⑤ 遺伝性腎炎
などがあります。
 IgA腎症や膜性増殖性糸球体腎炎では、学童期に多いと言われます。また蛋白尿をともなったりすることが多くあり、特有の症状や遺伝が関係したりするものもあります。
 
 腎炎以外で血尿を示すものは、
① 良性家族性血尿(家族性にみられ、予後良好で治療不要。)
② 高カルシウム尿症(尿路結石伴う場合もある。尿中のカルシウムを測定し診断される。)
③ ナットクラッカー現象(動脈の間に左の腎静脈が挟まれた構造があるが、その圧迫が高度であった場合、左腎側がくるみ割のように拡張するもので、超音波で診断。)
④ 先天性腎尿路奇形(超音波で診断。)
などが比較的多くみられます。

⑤ 出血性疾患
⑥ がんに伴う血尿
は、子どもでは稀です。

 
Q:血尿を言われた場合、どのように診療されていくのですか?

A:尿蛋白がなく、血尿のみの場合、自然消退するものが多く、重症の腎炎の可能性も少ないなど、予後がよいため、外来検尿を続けながら尿所見の推移を観察することになります。
 初年度は試験紙の検査だけでなく、尿中の赤血球を顕微鏡で調べ、その数や赤血球の形態などを観察したり、血尿の増強の有無や蛋白の出現を見る必要があり(特に感冒時)、年数回の尿検査を行いますが、異常がなければ検査回数も減って行きます。血尿が長期に悪化する場合は、腎生検も施行されます。
 結論的には、血尿の経過観察を小児科でなされている段階で、過度の不安を抱く必要はまったくありません。
 当然、腎臓病でなされる運動制限や食事制限など不必要です。
 そして、おそらく、尿検査をしていくうちに、血尿をみとめなくなることが大多数だと思われます。

以上、
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【医療知識】水イボ

2008-08-15 11:15:31 | 小児医療
 水イボは、子どもによくある感染性の病気です。
 一部幼稚園・保育園でプールを禁止したり、過剰な対応があると聞きますが、プールを禁止させる必要はありません。
 水イボについて、ご説明します。

Q:水イボがあり、幼稚園ですぐに処置するように言われました。

A:水いぼは、伝染性軟属腫ともいいます。
 表面はつるっとしていて、光沢のある、固い半球形のイボです。1~数ミリと大きさは様々。中央に窪みがあります。水疱のようにみえるものの、イボをつぶすと白いおからのような塊がでてきます。この中に、ウイルス(伝染性軟属腫ウイルス)がたくさん含まれていて、これがつくとうつります。
 手のひらや足の裏をのぞき、脇の下、ももの付け根、ひじ、ひざなど皮膚の軟らかい関節の部分や、摩擦しやすい側腹部に出ることが多くあります。
 かゆみや痛みはありませんが、炎症を起こした場合、じくじくしたり、赤くただれ、痒みが出る場合があります。

Q:子どもに多い病気なのですか?

A:そのとおりです。
 学童期までの子どもが罹り、大人では非常にまれです。

Q:重い病気なのですか?

A:いいえ。自分の免疫ができて、自然に治っていく病気です。水イボができて、重い病気にかかることもありません。
 ただし、アトピー性皮膚炎の子の場合、皮膚の防御力が低下した状態なので、水イボに感染しやすく、また、湿疹と水イボが同じ部位にできて治療が難渋する場合があります。


Q:治療は、どのようなものがありますか?

A:特に、著名な有効性を有する治療はありません。対症療法的なものがほとんどです。
 具体的に、治療としては、
①内服薬:小児科でいろいろな薬を試してみることもありますが、イボを確実に治す薬はありません。漢方薬(ヨクイニン)内服を用いる医師もいます。

②切除法:ピンセットでつまんでとることもあります。これは、痛いし、出血を伴います。全部とったとしても、またできることがあり、根本治療ではありません。表面麻酔のシール(リドカインテープ剤、ペンレステープなど)を薬局で購入し、とる30分ぐらい前に貼っておくと、とる時の痛みを軽減できます。

③硝酸銀溶液塗布:痛みはないが、とれるまで何日もかかります。

④液体窒素冷凍法:凍らせてとります。じっとしていない乳幼児には不向きです。

 実際には、これらやり方の中から、基本的に、小児科医が、子どもの症状、状態を見て、親御さんと話す中で、薬をためすのか、ピンセットでとるのか、経過を見るのかなど、選択されていきます。

 先ほどものべましたが、特別な治療をしなくても、自分自身の免疫ができることにより、1年ぐらいで治るので、治るまでそのまま待つこともあります。ただし、個人差があり、数年かかる場合もあります。


Q:プールで感染しますか?

A:水イボがプールの水でうつることはありません。
 裸の体をこすり付けたり、浮き輪やビート版、タオルを共有するとうつることがあります。
 水イボがあることで、プールや水遊びを禁止はしません。

Q:登園、登校は?

A:出席を停止したりする必要はありません(学校保健法上も)。

Q:感染予防に注意することは?

A:感染予防としては、プールのあと、十分体を洗い流すことです。タオルの共有は避けてください。
 常につめも短く切って、掻きこわさないようにします。

以上
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有楽町層は、軟弱地盤

2008-08-14 18:01:45 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
写真の冊子『中央区の地盤ー地盤と地震の話ー』(平成5年5月1日発行、中央区都市整備部建築課構造係 編集・発行)で、
有楽町層について調べて見ました。
中央区のすぐ隣りが、江東区であり、
豊洲の土壌汚染地は、川を挟んで、中央区の対岸にあります。
中央区の分析は、お隣の江東区にも当てはまると考えます。

以下、引用します。

****************

4.中央区建築安全基礎調査
(1)調査の方法
 略します。

(2)軟弱層
 前にお話した「有楽町層」と呼ばれる軟らかい層は沖積層と呼ばれる時代より新しい時代に堆積した、粘土やシルト(粘土より粒があらく、砂よりも粒が細かい)などの軟らかい物質からできていて、沖積世の時代から堆積したという意味で「沖積層」と呼ばれています。また場所によってその「厚さ」、いいかえれば地表面から「堅い地盤までの深さ」が違っています。・・・(略)・・・
 この軟弱層が地震のときにどのような動きをするかというと、この軟弱層があることによって地下を伝わってきた地震力は増幅されるのです。机の上にコンニャクがおいてあると考えてみてください。机を揺らすとコンニャクも揺れるでしょう。軟弱層というのは、ちょうどこのコンニャクにあたります。ですから、同じ地震力が伝わってきても、この軟弱層の厚さによって地表面での揺れかたが変わってきます。
 中央区は区内全般に軟弱層が分布し、・・・(略)・・・

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 中央区の地盤が、軟弱層である有楽町層が全般的に分布していることは、それはそれで、地震対策で大事な話であるが、建築工法上、深い支持地盤まで太い杭を打つことでクリアできている。
 さて、豊洲の土壌汚染地でも、同様な問題が生じてくる。
 耐震性のある市場、液状化のない市場をつくるのは、技術的に難しい。
 土壌汚染があり、有楽町層は汚染土壌の拡散をさせないということで、調査もしなかった。(本当は、汚染が拡大しているかもしれない可能性を、否定できていません。)
 今回、有楽町層を温存しながら、その上に、建物を建てることができるのでしょうか?有楽町層自体への液状化の対策を立てる必要があるのではないでしょうか? 調査用の細い棒の進入も許さなかった有楽町層に対して、建築用の太い杭を何本も打つことは許すという都合のよい話を、東京都は持ち出すのでしょうか?ならば、「なぜ、有楽町層の土壌汚染調査をしなかったのか?」という疑問が残りませんか?『食の安全・安心』をいうのであれば、私は有楽町層まできちんと調査をしていただき、そこに存在する土壌汚染に対してもきちんと対策を立てる姿勢を、東京都にもっていただきたかった。
 
 *有楽町層への土壌汚染の広がり

 *軟弱な有楽町層上に立てる建造物の耐震化対策、液状化対策

 この二つは、大変大きな問題として、存在しています。その解決策を、東京都は、なにも提示していません。

 解決策の提示は、技術会議にゆだねるから大丈夫?

 傍聴できない形の秘密裏の技術会議の結論を、誰が信じることができますか?科学技術は、公開の場で議論して、はじめて生きてきます。
 秘密裏で、できないことをできるように絵を描くのでしょうか?
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