6日にはお弁当をリュックに背負ってのお花見を済ませて来たけど、
4月8日(火)この日は山ではなくお寺と神社そして桜園地方面へ、満開の桜を見に行って来た。
家から5分ほど登ったら鳥居のあるあたりで、まず最初の桜がお出迎え~。
むか~しからの老木ながら、鳥居の手前と向こうとに3本が今も健在で毎年花をつける。
駐車場にはこれ又、近年植えた桜が大きくなって一面の桜がちょうど見ごろを迎えていた。
駐車場じゃなければ、この花の下でお花見ができるのになぁ~と勝手なことを考える私。
やっぱり、桜は日本人にとって特別な花のように思う。特にソメイヨシノ。
限られた短い間しか見られない、だから尚更に格別なのかも。
お寺の境内にも大きな桜の木が2本ある。
桜の木の下にはお正月ごろ、参拝した大勢の人が願いを書いたリラックマの絵馬が祭られている。
合格祈願や健康祈願に恋愛成就のお願いもあるかな、おチビちゃん達は「お勉強がよくできますように」って、
そんな大勢のお願いが叶えられるようにと。。。満開の桜が見守っているかのよう。
見上げれば青い空に桜の花が優しく降り注いでくるみたい・・・
あの寒かった1月にゼェゼェ息を切らして休み休み登った権現堂も、
張り出した満開の桜の枝に彩られて、華やかにお化粧をしたようにみえた。
ここまで来る途中にお腹が空いて、神社の売店で「ゆず煎餅」を買って
歩きながらちょこちょこ頬張りつつ多宝塔にたどり着いた。
四方を桜に囲まれたここも春真っ盛り。本当に気持ちが良かったな~。
azami地方には枝垂れ桜って割と少ないかも?と思うのだけど、
多宝塔の前に一本後ろにも一本、大きく育ってきた枝垂れ桜がたわわに咲き乱れていた。
私の子供時代にはもちろん無かったもので、誰がいつ頃に植樹されたのだろうか?
もっと、もっと立派な大木になるのをみたいものだなぁ~。
はぁ~ついに桜園地の頂上の小屋が見えてきた~。
今回は急な坂道の方を選んで登って来たので、ちょっとキツかったなぁ~。
ここは今は桜が弱ったり痛んだりして綺麗に咲く木が少なくなってしまい、
30年前頃の桜が一杯咲いて、お花見客であふれて座る場所も無いようだった頃を知る者としては、
何とも、物悲しいというか・・・ちょと切なくなる。
それでも、この場所に立つと毎年春には小さかった姪っ子を囲んで父と私たち姉妹がま~るく座って、
大勢で賑わうお花見客に混ざって、おいしいお弁当を広げた映像が浮かび上がってくる。
変わってしまった景色の中でも、あの頃の思い出って色あせないものなんだな。。。と思う。
そんなチョット寂しい桜園地だけど、下草を刈ったり落ち葉を片づけたりと手入れは今もしっかりされているので、
のんびり歩いたり、山の景色や遠くの山並みを望みながら一休みしたりするには格好の場所。
この日も買って着たユズ煎餅を2人並んで、ポリポリ齧ってぼけ~~と桜や椿を楽しむことが出来た。