いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

アサギマダラ(オミナエシの花に)

2011-11-08 11:02:13 | アサギマダラ
先日の峠で見たアサギマダラの続き+我が家の横にある女郎花に来たアサギマダラを、

まとめて一挙公開~で写真が9枚あり。まぁ~似たような写真ばかりなのでザッと見て頂ければと。



あの日、写真を撮るには遠く高くてやっとの思いで撮れた後のこと。

じゃ~家に帰ろうと坂道を下っていた所、妹が又してもアサギマダラを発見した。

止まっていた場所はやっぱりヒヨドリバナ。好きな花なんだなぁ~。。。




車が一台通れるだけの狭い山道、まだ市の草刈りが入っていないので余計に狭く感じられる、

こんな道べりの草むらでアサギマダラにまさか?の再会。



・・・と写真を撮っていると、ヒヨドリバナから離れて近くの笹に止まった。

何となく、一休みしている風な感じでジッと止まって暫く動く様子がなかった。



峠から家に帰り、アサギマダラに会えた興奮も冷めない内に、又また、妹に呼ばれて外に出てみれば、

なんと!女郎花に止まっているのはアサギマダラだ~。

こんなに1日に違う場所で3回も遭遇できるとは!!ラッキーと言うより奇跡だよ~。



時間は夕日が差す4時15分頃から50分頃までの間、多少の移動はするものの、

離れてもすぐに戻って来るので写真撮り放題~、撮りにも撮ったり凄い枚数を撮り捲った。




光の加減か?透けている翅の部分に僅かに感じられる青みを帯びた神秘的な色と模様と、

この蝶の美しさには何度見ても興奮し感激してしまう。実に魅力的なアサギマダラだ。




夏に日本本土で生まれ標高の高い山から、秋には南の端は沖縄よりも遠く南西諸島、台湾までも、

遥遥と南下の長い渡りをして春には、又、日本に北上すると言うアサギマダラ、

その旅の途中コースの1つとしてこの地が入っているのがとても嬉しい。

自然環境が大きく変化することなく、いつまでも此処を経由して南の地を目指してほしいものだ。




アサギマダラについては不明なことが多く、調べている団体(?)では、

捕まえたアサギマダラの翅に所や名前などをサインペンで書いて放すような事をして

その生態、行動範囲などを調査しているのだとか。




私的には結構珍しい蝶と思っているアサギマダラなのですが、(左程のことじゃないんですけどね)

そうそう珍しい蝶と言えば・・・

先日のテレビで、ブータン政府と長い交渉の末、採集の許可を貰い「ヒマラヤの貴婦人」と呼ばれている、

幻の大きなアゲハ蝶「ブータンシボリアゲハ」を採集するドキュメンタリーを見た。

これまではロンドンの大英自然史博物館に標本として、たった5匹が所蔵されているだけの蝶だとか。

それは蝶好きは勿論のこと、それ以外の人でもワクワクドキドキする内容となっていた。

普通は国境付近と言う場所の為に規制が厳しく、滅多なことでは外部の人が立ち入ることが許されない険しい山岳地帯に、

日本の蝶類学会の調査隊の人たちが決められた期間、1週間だけの滞在で苦労の末、

80年ぶりに(80年前に英国人探検家が発見)大きくて美しいブータンシボリアゲハを採集したのです。

その瞬間の感動はいかばかりのものだったか?想像するだけで胸が1杯になる素晴らしいドラマがそこにあった。

たかが蝶、されど蝶、日本の研究者や調査隊の人達の熱い思いが実り、世界でも幻と言われる蝶を採集した後は、

現地に標本を残し、今後ブータン政府や現地の研究者と連携しながら研究解明を続けるのだとか。

後日、新聞にもそのニュースと写真が掲載されていたので、切り抜いて大切に取ってある。







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女郎花(オミナエシ)

2011-11-08 10:03:29 | 野草の花と実
我が家の横裏に当たる所に、山からの細い川(溝?)がありその土手に毎年咲く女郎花。

父が草刈りをしていたず~~っと昔から刈り飛ばすことなく残してきた、今や貴重な女郎花だ。

私が子供の頃には珍しくもなかった花だが、近頃はその姿を他所で見かけることがない。

いや嫌だったり、しぶしぶながら親の田んぼ仕事を手伝っていた頃から、

この辺りにはキキョウやカワラナデシコ、オミナエシが季節が来る度に見られたものだ。

カワラナデシコはもう見ることが出来なくなってしまったが、せめてキキョウとオミナエシだけは

これからもここに咲き続けてほしいと思い、父に代わって草刈りをする様になった私は

花の咲く場所では刈り飛ばさないようにチェックしながら作業する。

それは知らず知らずに、父の好きだった花への思いを引き継いでいると言うことなのかもしれない。






















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