例年であれば、10月10日前後に庭のフジバカマにやって来るはずのアサギマダラ、
10日前後に、家の側で飛んでいる姿は3回見かけたものの、
庭のフジバカマには一向に止まりに来てくれず・・・・
なんでかなぁ~?何が理由なのかな?と思って待ちくたびれていたところ、
やっと!16日に庭を飛んでいるのを妹が見つけてくれて、
大急ぎでカメラを持って出てみると、止まってました~フジバカマに!

ご存じの方も多いと思いますが、
アサギマダラは、渡りをするチョウとして知られていますよね。
秋に日本から遠くは南西諸島、台湾までも旅するものもいるのだとか。
それはマーキング調査で判明しているそうです。

そんな長い旅の道中、
我が家の近くを、通り道に選んでいるアサギマダラが居る様で
毎年、好物のフジバカマの花が咲いている庭に立ち寄ってくれます。
吸蜜で雄が必要とする栄養?物質などを補給するようなのです。

見て頂くとお分かりになるかと思いますが、
翅の内側には白っぽい部分が沢山ありますよね、
その白っぽい部分は半透明の水色で鱗粉が少なく、
(いくつかの写真で、わずかなブルーが見て取れるでしょうか?)
アサギマダラの名前はその部分の色から付けられたのだとか。
浅葱(あさぎ)とは、古くに青緑色のことを言ったようです。

成虫の前翅長(ぜんしちょう)は50ー65mm程です
(前翅長とは、片側半分の胴体から翅先までの長さです)
まぁ~アゲハチョウより大型のチョウと思って頂けばいいと思います。
ちなみに、蝶の大きさを表す時、開帳(開長)というのもあって、
広げた左右の翅と翅の間の長さを測ったものです。
これだとチョウの大体の大きさが分かり易いですよね。

去年は10月11日から~30日までの長い間、
何匹ものアサギマダラが毎日の様に3か所のフジバカマにやって来て、
もう~これでもか!!!って程の写真を一杯撮ったし、
一昨年もその前の年も、去年ほどでは無かったものの、
それでも凄い枚数の写真を撮ることが出来たのですが。

やっぱり、その年の気候の違いもあるし、
飛来の時期とフジバカマの開花の時期のタイミングなどが関係するのか、
毎年同じ様にはやって来てくれないみたいです。
今年庭に来て吸蜜してくれたのは、16日と18日と19日の3日だけでした。
それも、それまでの年に比べると、残念ながらとても短い滞在時間でした。

赤茶色の裏側の翅の下の方に、濃い褐色斑があるのが分かりますかね?
これがあるのはオスの証拠です。
もう~何年もアサギマダラの写真を撮り続けていますが、
雄しか見たことが無いのです。それには理由があって、

雄がよく集まるフジバカマやヒヨドリバナなどに
含まれている物質、ピロリジジンアルカロイドの摂取が
性フェロモンを分泌する為に必要となるからだそうです。
それにしても、一度も見かけたことが無いメスは、
どこをどう~飛んで移動しているのか?気になるところです。

この後にも、又、18日、19日のアサギマダラを載せるかもしれませんが、
去年の様に、メチャメチャ撮ったのに、一回しか載せていないこともあるので、
今年もこれだけになる可能性もアリ・・・かもです。
写真が多いと選ぶのに酔ってしまって。



来年も欲は言わないので、1日だけでも、短い時間でも良いので、
きっと!きっと!庭のフジバカマ、ヒヨドリバナ、
オミナエシに立ち寄って欲しいと願って居ます。


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