成就院蛸薬師

(東京都目黒区下目黒)

　天安二年(858)天台僧円仁(慈覚大師)によって開創したものという。円仁は自ら彫った薬師如来像を肌身離さず持っていたが、唐から帰国する際に嵐に遭い、やむなく像を荒海に投じた。然し、肥前松浦で浮かぶ蛸の上に像が乗っているのを発見し、取り戻すことがてきた。円仁はこのときの光景を像に表し、蛸に支えられた薬師如来像を彫って成就院の本尊としたという。また、本堂脇の石地蔵は徳川秀忠側室静(浄光院：会津藩祖保科正之生母)によって発願されたものという。

鞆シーサイドホテル

(広島県福山市鞆町 2009年8月20日)
　瀬戸内海の潮待ちの港であった名勝鞆の浦に、昭和45年(1970)に築造された、RC造10階、室数67の宿泊施設である。(2019年閉業解体)
 

目黒不動縁日

(東京都目黒区下目黒)

　令和三年二月二十八日の光景。

(天台宗泰叡山瀧泉寺東京都目黒区下目黒)目青不動等江戸五色不動の一つである。寺伝では大同三年(808)円仁(慈覚大師)によって創建され、貞観二年(860)清和天皇より山号を賜ったという。徳川家光が庇護し、伽藍を造営して以降は繁栄した。目黒不動

生口橋

(広島県尾道市因島田熊町・因島洲江町 2009年8月20日)

　平成3年(1991)に開通した、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の因島と生口島を結ぶ、全長790m,主塔高123mの斜張橋である。

林試の森公園の河津桜

(東京都目黒区下目黒)

　平成元年(1989)林試の森公園開園時に植えられた十本の河津桜。

波止浜平成二十一年

(はしはま 愛媛県今治市波止浜 2009年8月20日)

財務省小山台住宅跡

(東京都品川区小山台)

　昭和53年(1978)筑波に移転した林業試験場(1989-都立林試の森公園)の南隣に築造された国家公務員住宅である。元々は農林本省職員宿舎として昭和32年(1957)に木造住宅が築造され、昭和48年(1973)から昭和51年(1976)にかけて大蔵省の職員宿舎として6棟のRC造宿舎が築造された。然しながら、平成23年(2011)国家公務員の宿舎削減計画により平成27年(2015)小山台住宅は廃止された。敷地の大半である2haを隣接する都に移管した上で、林試の森公園の拡張部分として利用されることが決定し、建物を解体計画が組まれたが、アスベスト使用が発覚し、除去により解体が遅れている。

岩城島

(愛媛県越智郡上島町岩城島 2009年8月19日)

　瀬戸内海鳶小島越しに岩城島積善山(370m)を望む。

渋谷玉川通り

(東京都渋谷区)

孫兵衛作

(愛媛県今治市孫兵衛作 2009年8月19日)
　寛永十五年(1638)長野孫兵衛通永によって長沢村医王山麓の新田開拓が始まったことに由来する。

海老名駅西口

(神奈川県海老名市)

　つい先年まで田圃が広がっていた海老名駅西側。

今治旭町

(愛媛県今治市旭町 2009年8月19日)
　父の代まで住んでいた旭町。丹下健三設計の今治市役所別館から本館屋根越しに、閉業した今治大丸を望む。

久地円筒分水令和三年

(川崎市高津区久地 国登録有形文化財)

(川崎市高津区久地国登録有形文化財)多摩川右岸地域を潤す二ヶ領用水は、それまでの多摩川中野島(多摩区上河原)の取水に加え、下流の宿河原でも取水されるようになった江戸時代中期に、円筒分水の前身である分量樋が設けられた。昭和16年(1941)に地区の灌漑面積に沿った比率で分配する円筒分水堰に改良され、それまで水論争が絶えなかった水門から、平瀬川をサイフォンて潜らせ、円筒堰から湧き出た水を川崎堀(38.471)、根方堀(7.415)、六ヶ村堀(2.702)、久地・二子堀(1.675)の配分で正確な水量に供給できるようになった。円筒分水上流多摩川横土手跡新平瀬川交点で水量が調整される二ヶ領用水円筒分水円筒分水下流川崎堀久地円筒分水