(東京都文京区湯島 国指定史跡)
元禄三年(1690)林羅山が上野忍が岡(現上野恩賜公園)の私邸内に建てた忍岡聖堂「先聖殿」に代わる孔子廟を造営し、徳川綱吉がこれを「大成殿」と改称して額の字を書いたのが始まりである。その後度々の火災によって焼失し荒廃したが、寛政異学の禁により聖堂の役目が見直され、寛政九年(1797)林家の私塾が、林家の手を離れて幕府官立の昌平坂学問所となる。寛政十一年(1799)には長年荒廃していた湯島聖堂の修復が行われた。大正12年(1923)の関東大震災で入徳門と水屋以外の建物が焼失したが、昭和10年(1935)RC造で再建された。また、昭和61年から平成5年にかけて保存修理が行われた。
(山口県柳井市)
平安時代、京都蓮華王院荘園である楊井(やない)庄が設置され、中世は大内氏により港が築かれ、近世は岩国藩領の商都であった柳井を訪れた。
柳井市は県南東部に位置し、岩国市同様、どちらかというと広島経済圏に属する感がある。駅前の通りは旧来からの商業地であり、柳井川を越えた白壁の町並みの地区まで整備され、観光に対する取り組みがみられた。駅南はロードサイド的な新しい商業地といった感じである。
瀬戸内海に突き出た熊毛半島に位置するため、国道2号、山陽自動車道、山陽新幹線等の短絡動脈から離れ、昔ながらの雰囲気が多く残るまちである。
この後は町並み資料館に向かった。
(関連記事:柳井の白壁 柳井川界隈 柳と井戸 姫田川界隈 国木田独歩旧宅 わんわん光台寺)
秋学期の生涯学習は、次の14教科。
人生の哲学と人間形成
万葉と日本人のこころ
保育園・幼稚園教育と家庭教育概論
宗教人物論
現代社会といやし
社会教育学新構想(演習)
NPO法人の基礎
東洋倫理思想概論
教育心理学概論Ⅱ
ケーススタディ(演習)「中学生の不登校と生活環境」
ケーススタディ(演習)「高校生非行の実態と要因分析」
働く意欲の探求
正義感の育成
道徳教育の研究
長年続けてきた学習も、無事単位取得ができれば修了する見込みだ。
しかし、時間と学費の負担が大きいのが正直なところだ。
(写真は、マンツーマン履修となってしまった宗教人物論の教材)
(おおばたけせと 山口県柳井市大畠町 瀬戸内海国立公園)
本州と周防大島の間にある、周防灘と安芸灘を結ぶ最狭部幅750mの水道である。豊後国の長者の娘である般若姫が欽明天皇皇子に妃として嫁ぐ途中、この瀬戸で時化に遭い命を落としたという伝説がある。昭和51年(1976)大島大橋が完成し、航路は廃止された。(周防大島)
(般若姫関連記事:柳と井戸)
(愛媛県越智郡大三島町宮浦 1982年5月)
大山祇神社境内に群生する楠の一つであったが、現在は倒死している。弘安四年(1281)蒙古襲来に際し、通有は大山祇神社に参籠祈願し、三島水軍を率いて筑前に出陣する際に、この楠に兜を掛けたと伝えられている。