(愛知県蒲郡市金平町 2009年5月28日)
三ヶ根山東麓の地、かねひら。明治11年(1878)までは戸金村と平地村であり、合併に際し両村の一字を取り金平村となった。明治22年(1889)隣接する宝飯郡形原村に合併し、大字金平となった。地区内には天正年間補陀寺住職祖丘が掘り当てた形原温泉がある。
(愛知県蒲郡市 2007年4月30日)
国道247号線(名古屋半田豊橋線)の未開通区間である蒲郡中央バイパス西側の工事が始まった。都市計画が制定されてから半世紀以上経過し、東海道新幹線等バイパスが通過できるように設計されているが、国道23号線と共用する星越バイパス区間開通から36年の歳月がかかっている。
(愛知県新城市豊島字キシ 2007年2月7日)
かつて豊川(とよがわ)は、氾濫を繰り返しこの河岸段丘まで水が達していた。故に「島」「キシ」といった地名が残された。そこを走る飯田線も氾濫を避けるように岸に沿って蛇行して線路が敷かれている。
(愛知県新城市乗本・有海 2006年12月27日)
間もなく第二東海自動車道の築造工事が始まる。これにより長篠の戦いの中山砦が失われ、新昌寺境内の鳥居強右衛門墓が分断される。予定地には樹木にビニールテープが巻かれ、変わるときを待っている。
(愛知県豊橋市 2005年12月9日)
豊橋市南東部梅田川以南に広がる丘陵地天伯原は、酸性土壌のため農作物が育たず、また砂礫地層で水資源が乏しく長らく荒地が広がっていた。明治時代からは陸軍第十五師団天伯原演習場として利用されてきたが、戦後間もなく土地改良が開始され、高度成長期には豊川用水が通水したことにより、有数の農業地域となった。また、天伯の地名は地域に存在する天白社の天白羽神(あめのしらはのかみ:長白羽神の別名)に由来する。