(秋田県鹿角市八幡平字熊沢 十和田八幡平国立公園)
八幡平(はちまんたい)西側、標高1,000mに位置する地である。後生掛(ごしょがけ)の由来は、牛方の若い男が追い剥ぎに襲われたことから始まる。巡礼中の若い女が怪我をしたこの牛方の男を見つけ、温泉に運んで傷を癒し元気になるまで介抱した。二人は恋に落ち共に暮らし始めたが、若い男には離れた地に妻子がいた。ある日、夫が生きていると耳にした妻が温泉を訪れ若い女に会った。騙されていたと知った若い女は地獄谷の大噴湯に身を投げた。妻は女の犠牲の重さに打ち拉がれ、後生で夫と再会することを願い、身投げした女の後を追った。若い男は残された子と後生をかけて二人を弔った。
(川崎市多摩区登戸)
小田急線と南武線の乗り換え乗降客は多いが、駅周辺の賑わいは隣接する向ヶ丘遊園に軍配の上がる登戸。2029年度にかけて駅周辺区画整理と再開発により、38階建てビルを含む川崎市副都心整備が進む。
(秋田県・青森県)
久し振りの遠出である。羽田から大館能代空港に降り立った。秋田・青森共に十二年振りであるが、今回の道程はほぼ未踏の地となる。