flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

大門の石仏群

2013-06-30 00:00:00 | 石のまもり

(京都府木津川市加茂町南大門芋谷)
 当尾は、既成仏教の堕落により、新仏教が起こる頃に繁栄した仏の里である。この地にあった阿弥陀寺が廃寺になった後、石仏等を道沿いに集め、人の目に触れるようにしたのが、この大門石仏群であり、多くの石造物をみることができる。
   旧阿弥陀寺鎮守春日社

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三遠南信 地頭方

2013-06-29 00:00:00 | 街道・宿場町

(浜松市天竜区水窪町地頭方)
 十三年振り、大合併後は初めて訪れる。今回は飯田線向市場で降り、中心地から離れた水窪を歩いてみた。秋葉街道(塩の道)沿いであったこの地は、山間の起伏の激しい街道に沿って、山に向かって階段状に民家が広がっている。このときは、新緑の候という瑞々しさと、地名にも表されいる豊富な清水によって、よりこの地の風情が増幅されて感じた。
              
 地頭方の地名は、隣接する奥領家地区と同様、中世の下地中分(したじちゅうぶん:荘園制において領有権を規定する方法)の名残であり、この地が長い歴史の移ろいの中で伝わってきた文字列である。
        

(関連記事:水窪 高根城 向市場遺跡

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米代川

2013-06-28 00:00:00 | 水のほとり

(秋田県能代市 一級河川)
 岩手県境の中岳に発する切通川と、八幡平に発する兄川が合流し、米代川となって日本海に注ぐ全長136kmの川である。米代川の由来は、米の磨ぎ汁の如く濁った川からであるとし、源流部の噴火による濁流を起源としていることが想像できる。

(関連記事:東能代 五能線

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大行日吉法印の墓

2013-06-27 00:00:00 | いにしえびとの睡

(愛知県安城市西別所町中新田 市指定史跡 1983年)
 三河万歳の一つ、別所万歳の統率者であった大行日吉法印は、熱田薬師寺の僧玄海の教えを継ぎ、次世代に伝えた僧である。慶長二年(1597)に没している。

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元善光寺

2013-06-26 00:00:00 | ほとけのいおり

(天台宗定額山元善光寺 長野県飯田市座光寺 1998年4月28日参拝)
 推古天皇十年(602)本多善光が、難波の堀江(大阪市)で一光三尊如来を見つけ、この地に持ち帰って自宅の臼の上に安置したところ、臼が光を放ったことから、「坐光寺」を起こしたとされる。舒明天皇九年(637)勅命により如来像を芋井の里(長野市)に遷すことになり、諏訪の地を経て、皇極天皇三年(644)長野へ遷座した。この寺が善光の名をとって善光寺と名付けられたことから、坐光寺は元善光寺と呼ばれるようになったという。元善光寺は遷座された本尊の代わりに、勅命によって木造の本尊が造られた。
 貞享元年建立の六字名号塔

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新山口

2013-06-25 00:00:00 | RODEN-哀愁のRailway-

(山口市小郡下郷)
 かつて小郡(おごおり)駅と呼ばれた新山口駅に降り立つ。山陽新幹線のぞみ・さくらの一部が停車し、山陽線、山口線、宇部線と、JRバス中国萩方面、防長交通秋芳洞方面等が接続する交通の要衝である。訪れたときは、駅前整備事業に伴う橋上駅化工事が行われており、新幹線口と在来線口に分断されている駅構造を解消すべく、自由通路の基礎工事が行われていた。
 新幹線口

 山陽線115系改造2両T-14編成濃黄色(いわゆる末期色:まっきいろ)


 福知山からやってきた115系改造2両T-12編成広島色
 工事中の在来線口
 山口線40系
 山口線40系標準色+47系広島色

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馬追運河

2013-06-24 00:00:00 | 水のほとり

(北海道夕張郡長沼町)
 明治29年(1896)に竣工した、夕張川の治水目的で造られた人工河川である。一定の堀割であることから、後に舟運としても活用されたが、次第に鉄道へと役割が変わっていった。

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仏谷の磨崖仏

2013-06-23 00:00:00 | 石のまもり

(大門阿弥陀仏 京都府木津川市加茂町西小 府指定当尾磨崖仏文化財環境保全地区)
 「石仏の道」を歩いていると、谷あいの対岸に石像が姿を現した。露出した岩に彫刻を施した、像高2.9mのがっちりとした仏像である。平安時代末期の作と推定されている。
   

(関連記事:大門石仏群

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石塚貝塚

2013-06-22 00:00:00 | いにしえの人びと

(愛知県豊橋市花田町石塚 市指定史跡)
 豊川左岸河岸段丘縁端に位置する縄文時代前期の貝塚である。昭和30年代に発掘調査が行われ、貝層と共に石器、土器、人骨等が検出されている。

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八森岩館海岸

2013-06-21 00:00:00 | 海道・みなと

(秋田県山本郡八峰町 八森岩館県立自然公園)
 行合崎から続く、16kmの海岸線である。この辺りは、ハタハタ漁で知られる。

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加賀井重望墓所

2013-06-20 00:00:00 | いにしえびとの睡

(かがのいしげもち 愛知県知立市宝町刈谷道 市指定史跡 1983年)
 宝蔵寺境内には加賀野井弥八郎の墓碑がある。一説では、石田三成から家康暗殺の命をうけた加賀井弥八郎は、池鯉鮒宿で催された宴席で刈谷城主水野忠重を殺害、同席していた堀尾吉晴もにも切りつけたが、その吉晴によって弥八郎は殺害され、この地に葬られたという。

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新宿朝景

2013-06-19 00:00:00 | 漂い紀行

(東京都新宿区西新宿 1996年8月19日)
 六年振りの東国である。今回は勤務先の旅行で、TDLと東京ドームを訪れた。(京王P・H 26Fより)

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姫坂神社

2013-06-18 00:00:00 | 孝霊天皇流族関係記事

(愛媛県今治市宮下町 旧名神大社 旧県社 1984年6月14日参拝)
 父の思い出の地の一つである、姫坂神社を訪れた。父は子どもの頃、この姫坂神社にお参りをし、背後の近見山に登っていた。姫坂神社は当初、泉川畔の姫の宮、或いは町谷の姫坂神社が旧社地とされ、興国年間(1340-6)兵火に遭ったが、永徳元年(1381)河野通能により再建された。

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平岸

2013-06-17 00:00:00 | 漂い紀行

(札幌市豊平区平岸)
 札幌の中心地からみて北東に位置するこの地は、豊平川の右岸にあたり、アイヌ語でピラ(崖)・ケシ(突端)に由来する。明治4年(1871)陸奥水沢から入植して開発された地である。
  
  平岸高台公園
 
 地下鉄南北線地上部シェルタースタート地点


 豊平川神社

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山背 当尾

2013-06-16 00:00:00 | 街道・宿場町

(やましろ とうの 京都府木津川市加茂町西小・南大門・東小・岩船)
 奈良との県境、当尾を訪れた。東大寺山城国分寺の中間であるこの辺りは、平安時代から室町時代にかけて栄えた信仰の地であり、それらを結ぶ道は石仏の道と呼ばれる。当尾の地名は、多くの寺院が存在したこの地の「塔の尾」から発祥したものという。
       春日神社
       八帖岩
 

(関連記事:仏谷磨崖仏 大門石仏群 阿弥陀石龕仏 藪の中三尊磨崖像 浄瑠璃寺 愛宕燈籠 唐臼の壷二尊 笑い仏と眠り仏 岩船寺

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