(沖縄県那覇市泉崎 県指定天然記念物 2012年12月4日)
那覇バスターミナルの一角に、高さ約6mの琉球石灰岩の岩がある。明治時代に埋め立てられるまで付近は海岸であり、この岩はノッチと呼ばれる周囲を波によって浸食された岩であった。また、旧久米村の風水地であったため、祠が置かれている。
(なかまうたき 沖縄県宮古島市平良下里 2012年12月3日)
昔、荷川取(宮古島北部)の仲間金殿(かんどぅ:長者)の夫人が、下地間切(まぎり:村)の赤崎御嶽(宮古島南部)参拝の帰途、下地間切川満の喜佐間按司(あじ:首長・豪族)に拉致された。金殿は喜佐間城へ向かったが、城内には数十匹の猛犬がおり入ることができなかった。そこで脱髪を混ぜた握り飯をつくり猛犬に投げ与えると歯の間に絡まって苦しんだ。金殿はその隙に城内に入り、同室していた喜佐間按司と妻を殺した。金殿は今世での望みも終えたと下里の森に入って自刃した。仲間御嶽は金殿を祀ったものである。
(神奈川県逗子市桜山 県指定天然記念物)
三浦半島相模湾鐙摺(あぶずり)港に隣接する地層で、2,500万年前に堆積した葉山層の上に、地殻変動によって1,500万年前に形成された逗子層が重なった露頭を見ることができる。
(みなと緑地公園下里緑地 沖縄県宮古島市平良下里 2012年12月3日)
平良港の南、パイナガマビーチに面する公園である。平成15年(2003)公募によって命名され、宮古方言でパイは南、パイパイは素晴らしいを意味する。
(神奈川県逗子市桜山 国登録有形文化財 市景観重要建造物)
昭和9年(1934)三井物産常務取締役藤瀬政次郎氏の別荘として築造された、木造2階建、建築面積248m2の住宅である。昭和34年(1959)からは経済学者脇村義太郎氏の邸宅となり、平成19年(2007)逗子市によって取得された。