(東京都文京区小日向)
(曹洞宗青龍山林泉寺 東京都文京区小日向)
慶長七年(1602)普蔵院として創建され、境内には同時期に造立された石造舟形地蔵菩薩立像(縛られ地蔵)がある。寛文三年(1663)現寺号に改称された。いつの頃からか願掛けの際に地蔵を縄で縛る風習が起こり、現在縄で縛られている地蔵は二代目である。
(東京都目黒区下目黒)
目黒不動の西、住宅地の道路脇に明和五年(1768)に造立された法界萬霊塔がある。法界(三界)萬霊とは、この世の全ての生き物を祀るものであり、この萬霊塔は道標を兼ね、右目黒道、左祐天寺道と刻まれている。
(東京都港区南青山 区指定文化財)
住宅地に自然石の庚申文言塔がある。盤面には慶応元乙丑年五月大吉祥日とあり、左下に「右 あをやま 内とうしん宿 ほりのうち 左 二十きおくみ屋敷 百人おくみ屋敷 ぜんこうじ」と、道標の役割も兼ねている。
(川崎市高津区上作延)
右側は馬頭観音で、村内他力 願主 藤蔵と記銘。左側は青面金剛二鶏三猿邪鬼庚申塔で、ショケラ(三尸虫:さんしのむし)を持ち、庚申講中十人 文政七甲申年(1824)八月吉日と記銘あり。
(横浜市金沢区朝比奈町 2016年4月25日)
(神奈川県鎌倉市坂ノ下 2015年6月14日)
(神奈川県鎌倉市西御門 2017年1月17日)
八雲神社境内には西御門村の三基の庚申塔がある。左から舟型青面金剛三猿二鶏像、元禄五年(1692)。舟型青面金剛三猿邪鬼像、延宝八年(1680)。笠付角柱型青面金剛三猿像、文化五年(1808)である。