(愛知県豊川市麻生田町大橋 1983年8月)
主要地方道東三河環状線築造に伴う区画整理によって、市道6-20号線部分となる遺跡範囲の発掘調査が昨年に引き続き行われた。大橋遺跡は縄文時代晩期後葉(三河地方編年五貫森式~)からの複合遺跡で、旧豊川沿いに形成された住居跡及び甕棺墓の遺跡である。
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(仙台市交通局)
大正15年(1926)から昭和51年(1976)まで仙台には市電が存在した。循環線、長町線、芭蕉の辻線、北仙台線、八幡町線、原の町線等の路線を有したが、モータリゼーションの影響で次第に姿を消した。平成3年、地下鉄富沢車庫内に市電保存館が開設され、往時の歴史を今に伝えている。
(奈良県大和郡山市城内町 1983年7月25日)
明治42年(1909)日露戦争先勝記念として奈良公園内に築造された、木造二階建ての図書館建物である。大正12年(1923)からは県立奈良図書館と改称され、昭和43年(1968)まで使用された。奈良県立文化会館併設の新館移転後は郡山城跡に移築され、大和郡山市民会館として利用されている。
(愛知県岡崎市丸山町宮山 1983年踏査)
神明宮境内に存在する二基の円墳の内の一つである。石室及び墳丘が変形しているが、直径20m,高さ2.5m,6世紀後半の後期古墳であり、石室の形式は無袖式(壁面が羨道:入口部分と直線的な構造)である。