京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

一日中歩いていたような気がします

2008年06月01日 | 日々の暮らしの中で
盲導犬のユーザーの方、視覚障害のある方がたと一緒に、今日一日、奈良の散策を楽しもという催しに参加しました。
朝から好天気。日差しも強く、日焼け止めクリーム持参となりました。

10:20近鉄奈良駅集合。グループ分けがなされ、さあ、スタートです。50名を超えました。
駅の上が奈良会館で、まずそこから。
東大寺大仏さんの鼻の穴と同サイズの空間をくぐったり、大仏さんの手と同サイズのもので、手のひらに乗って指の格好や全体の大きさを触って確かめてみたりです。
ユーモアを交え、詳しくじょうずに説明してくださった方は、なんと藤原鎌足の87代目の子孫だということでした。

商店街を抜け猿沢の池へ。そして南円堂への階段を上がり、興福寺の五重の塔の前へ。盲導犬と鹿とのトラブルももちろん無し。
春日大社へと向かい、さらに若草山のふもとまで歩いて、1時過ぎやっとお弁当を開く時間となりました~。
休憩もそこそこで、出発。二月堂へ。上からの眺望を楽しみ、東大寺へと向かうのでした。
大仏殿を拝観し……、駅近くの商工会議所まで戻り、そこで休憩。
各グループともが集合できて4時頃でしたでしょうか。

「ほら、見て」と示された万歩計は19000歩を超えていました。
その方によると8000歩は歩くようにしているとのことでしたが、倍以上。
ず~っと歩き続けた感じです。足を止めるのは、後続との調整でのみ?
「とにかくよく歩いた!」という実感は皆に共通のようでした。

そして、楽しかったという多くの言葉が。
盲導犬や視覚障害のある方と歩くのは初めてという参加者もたくさんおられました。
駅で初顔合わせで、一日を共に過ごすのですが、終わってみれば、「機会があればまた参加したい」と。
自分も楽しもうという気持ちがあれば、楽しい時間が過ごせるはずです。

地元奈良の方々の協力を得ました。大阪や滋賀から見えていた方も。母娘でとか、読売わいず倶楽部の案内で知ってとか。
ネットや何らかの形で一般参加を募る情報を得てやってきたという方たちも。
一緒に散策を楽しみたいという機会を、案外多くの人が望んでいるのを知りました。

昨年の今頃も、孫の“姫ちゃん”同行で奈良公園周辺や東大寺を、お弁当持参でまわりました。
一人で頑張って歩くのですが、疲れるのでしょう、道の真ん中でしゃがんでは一休みが繰り返されて、なかなか目的地に着かなくて…。
「鹿さんにあたまこんこんこん」されたことを身振りを交えて訴えてたこと。
思い出しながら歩きました。
コメント (4)
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