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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

たっぷり文化の日

2008年06月25日 | 映画・観劇
三橋節子さんの作品に出合いました。
右肩鎖骨腫瘍のため右腕切断。昭和50年、35歳の若さで二人の子供さんを残し亡くなった。
『湖の伝説 -画家・三橋節子の愛と死- 』(梅原猛著)を通し知ったのでした。特徴のあるタッチが経歴とともに印象深く残っていました。出品作は「陶器登窯」でした。

「今、振り返れば京都府の英断だったと思う。」と始まるのは、先日の地元紙コラム『凡語』。
京都の美しい景観や伝統行事・風俗を後世に伝えるために京都画壇の大家ら118人に一点ずつ製作してもらい、府のコレクションとしたという。
1971年から2年がかりで行ったのが「京の百景」。80年代、府外にも依嘱しては「京の四季」。
92年、自然をテーマに京都ゆかりの画家らに依頼しての「いのちの賛歌」。

今では500点の府の所蔵品があるという。
「画家の生きた目で風土の美を残そうとしたところに、文化への柔軟な視線が感じられる。」
「未来に手渡すべき京都の遺産とは何かを一つ一つの絵が問いかけている。」と結ばれる。

 ≪絵画でめぐる 京都美の探訪 名作の四季 自然と風物≫ を訪ねました。
小川立夫さんの「乙訓寺の牡丹」、森田りえ子さんの「朝の月」(大輪の菊の上方に月が)。
季節ごとに、明るく華やかな、こんなに美しい光景を飾れるとしたらせです。
訪れたことのあるたくさんの土地の景観を前に、思い出を確かめながら過ごしました。

今日は午前11時からシネマ歌舞伎「ふるあめりかに袖をぬらさじ」を見たのでした。
終わったのは14時ごろ、休憩20分が挟まります。
玉三郎さん主演で豪華なキャスト楽しみました。
ことばの言い回し、抑揚、語尾の扱い、とっても魅力的でかわいい。七之助さん演じる花魁・亀遊が17歳の設定に驚き。

思わず拍手したくなります。再び幕が上がるのを期待してしまいます。
シネマですから仕方ないことです。

8月9日から東京で、野田秀樹版の「オペラ アイーダ」が勘三郎さん主演で挑戦されるそうです。
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