京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 気配を探りながら

2014年02月05日 | 日々の暮らしの中で

朝から静かな雪降りだった。家々の屋根が白く覆われている。かき集めれば雪玉だってできるといった積雪量など大したことはないが、あの二人がいたらきっと大喜びしたに違いない。

「木」に「春」と書いて春の木、「椿」。解けた滴をこぼして光っている。
風が強く、厳しい寒さであっても、ともかく寒は明けた。…というだけで春の証しを探して感覚を澄まそうと、自然と気持ちが働くのがいい。

3カ月余の片づけをしながら、これが終わったあとのことを考えている自分がいる。なんとなくせわしかった時間のあわさいで、とりとめもないことを考えてきた。年の神が入れ替わったのなら、それを機に私も生き直し、といこうか。
コメント (6)
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