京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「自分を新しく、…」

2014年04月21日 | 日々の暮らしの中で
東京へ行った日がもう随分と前のことに感じるし、その記憶さえ薄れて忘れてしまっていることが多い。


本堂にかけられた4月のカレンダーには「お念仏 仏の願いの 船に乗る」と書かれあった。大きな乗り物に大勢で乗って、みなで共に彼岸に渡ろう、という考えであろうか。
ふたなぬか(二七日)を済ませて、季節も桜から山吹やツツジへ、ひとつ進んだ新鮮さが感じられる。
毎日カレンダーを見ながら諸用を済ませているこの頃にもかかわらず、どうかすると心ここにあらずで集中力に欠く。友人に宅急便で小さな包みを送るために、コンビニまで思いっきり自転車をこいで行った。やたらがむしゃらに力を入れてこいだ。


 
気付かないうちに蓄積されるのか、悲しさとはまた違った内向する気持ちを少しでも解放しようとすれば歩きに出ることになるのだが、少し大きく気分を変えたくている。歩道わきの鉄柵にからみついて咲く小さな花の可愛かったこと。

        きょうしつがかわると気ぶんもかわるかな   

小学校2年生、日向子さんの句に「どんどん自分を新しくする、そんな時期が春かも」と坪内稔典先生。






コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする