京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 一笑すれば

2014年11月02日 | 日々の暮らしの中で

待ってました。左京区にある知恩寺で秋の古本まつりが始まり出向きました。先月30日、初日のこの日は帽子を持たずに出たことを後悔するほど強い日差しでした。日焼け止め対策だけはしていたものの、暑くてたまりません。テントの蔭に入ってはホッとしながら3時間弱、手にとっては覗き見ばかりでしたが、もう充分というほどを立ち読みしてきました。

日野原重明氏と瀬戸内寂聴さんとの対談の中に「笑顔施」ということばを見つけ、これひとつをインプット。この日の収穫でした。「えげん(がん?)せ」、笑顔は布施の一つとイメージがわく言葉です。「和顔施」に通じる「笑顔施」でしょう、か。
今日11月1日は古典の日でした。予定されていた寂聴さんが体調悪く講演を辞退されるのを知って申し込まずに終わった今年。寂聴さんの笑顔に代わる友人の心づかいをいただき、何やら笑みがこぼれました。
ジェイアール京都伊勢丹の7Fには美術館「えき」KYOTOが入っています。開催中の浮世絵師・歌川国芳の世界を見てきたと、3枚のポストカードが届きました。


その中の1枚の「坂田怪童丸」。躍動感あふれる鯉の瀧登りと、たくましい金太郎の姿に、間もなくやってくるTylerを重ねてくださったのかも。きっとそう…。封を開け、友人のクスッとした笑顔が飛び出して、心に花が咲きました~。一笑が百笑にと…。
コメント (8)
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