京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 柿の花

2015年05月20日 | 日々の暮らしの中で

どうにも回らなくなった頭をスッキリさせようと昼からウォーキングに出た時のこと。葉裏に?密集しているものが見え、いったい何の花だろうとのぞき込んで見たら、いつか何かの折に写真で見たことのあった「柿の花」でした。
帰宅後に確かめていたところ、1本の木でも雄花だけが咲く枝と雌花だけが咲く枝とがあると知って驚いているわけです。枝の付け根で何らかのスイッチが入る?
写真の花は雄花で、やがて全て散る運命に。道理で、この場所に柿があったとは認識していなかったわけです。実がならないのですから。

わが家には大きな冨有柿の木も渋柿もあるのに花を見るのはこの歳になって初めてで、なんとぼんやり過ごしていたことか。おいしくいただくばかりだったことを思うと申し訳ないような気がしてくるのでした…。

   柿の花こぼれて久し石の上   高浜虚子

しばらく様子を見続けるとともに、新たな柿の花探しでもしてみることに…。

コメント (8)
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