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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「禅の風にきく」

2015年05月28日 | 講座・講演

出光石油のロゴか「□△○」が描かれた看板が、ある日気付くとガソリンスタンドから消えていた、と話しを始められた山折哲夫氏。
臨済宗中興の祖白隠より80年後、江戸時代後期の仙崖。仙崖和尚による笑いに込めた仏の教え。仏くさいのは我慢できないと、芭蕉批判のこだわりを根底に据えたエピソードや語録を楽しく拝聴した。


新築の祝いの席で、ことばを求められて出たのは「家をぐるりと取り囲む貧乏神」――家を出ること出来ない七福神。
な~ぁるほど~! ざわめきと笑いで会場には何度も動きが生じた。なにも知らずにいるものだから、面白い。
臨済禅の土着化に貢献した仙崖の「もどき」の手法ーパロディ、逆説、批判は禅の魅力ではないかと山折さん。良寛、本居宣長、折口信夫にまで及ぶ基調講演だった。わかったような気になるその時だけでも、楽しめればいいか~。時間が経つと何をどう聞いたのやら、さっぱり…。

五月の連休も明けて9日土曜日、友人に声をかけていただいて参加した「中外日報宗教講座 禅の風にきく」。今年は名古屋、東京会場での回もあって、京都での開催は9月にもう1回。その玄侑宗久氏の講演(「頓悟漸修という生き方」)にも申し込んである。とっても楽しみにしているのだが、さーて、「頓悟漸修(とんごぜんしゅう)」とは…。

このところの暑さを吹き払う風は・・・。
コメント (4)
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